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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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FLAG.155.jpg
ドアの向こうで。

今週の神のみぞ知るセカイは156話「シルエット・ロマン」でした。内側と外側、そこにはとても大きな歪みがあって―――というお話、だったような。

前回、お見舞イベント上での歩美とちひろの接触を防ぐため、歩美をとっさにベッドの内側に隠した桂馬くん。何も知らないちひろと、水面ギリギリの場所で攻防を続けます。もちろん、その両人を落とすために。

うーむ、しかし、ちひろはやってくれるなぁ。今回の流れは歩美の魅力を引き立てるために、桂馬くんすら引き立て役にまわるかと思っていましたが……なるほど。
全ては今回のラストシーンのためにあったのかもしれませんなぁ。
ちひろのあのセリフで、いかに物語をひっくり返すか。
どうして、あのセリフを歩美が言わなかったのか。

いやいやもちろん、ちひろが言ったとしても問題のないセリフではあるんですよ、もちろん。しかし、というか、だからこそ、なぜちひろがあのセリフを発したのか。自分がそう強く疑問に思ってしまう理由はおそらく、今回の「お見舞いイベント」における「歩美とちひろの区画化」が原因だったと思うのです。

56987169.jpeg

高原歩美と小阪ちひろ。榛原七香と鮎川天理ではなく、春日楠と春日檜でもなく。歩美とちひろだからこそ、今回のお見舞いイベントは非常に過酷なものとなっています。まさに「修羅場」。並列したものではなく、互いが向けた矛先が違う展開。
その極限状態で導かれたのは、歩美とちひろを別のイベントに誘うという結果になりました。三人が共通した思いをしていないし、三人が共通したことを理解していない。歩美は桂馬くんとベッドの中に入りましたが、ちひろはそれとは違う思い出を手に入れた。
ま、そこまではそれほど変なことではないのですが。神のみでは珍しいだけで。ただ今回は、それがとても顕著だったと思うのですよ。

それが、「歩美とちひろの状態」。今回の話で最終的にちひろは桂馬くんに告白しましたが、どうして歩美ではないんだ……と感じた原因を探ってみると、ちひろが意図的に距離を置かれてるからだと思うんですよ。たぶん、作者によって!

布団の内側で心拍数を上げる歩美。
ドアの外側で告白するちひろ。
桂馬くんと一緒にちひろを乗り切ろうとする歩美。
通してモノローグが描かれないちひろ。
密着して重なり合う歩美。
距離を置いた場所で曲だけを聴かせるちひろ。

7d5b4dd0.jpeg

水を持ってきた後、手渡す歩美と手渡さないちひろ。そういうところから見ても、この二人の行動は対比されてる気がするんですよ。前述したとおり、まるで歩美とのイベントを際立てるかのように。だから自分も、このイベントは歩美好きを萌え殺すためのイベントだと思っていたのです。ちひろが何かを話していても、読者はのっぴきならない歩美との状況が気になってしまう。つまり、ちひろじゃなくてもいいんじゃないの、みたいな。京ちゃんでも結でも、ハクアでも麻里さんでも。まあ、ちひろがいるのが一番臨場感あったり、バレたときにヤバいっていうのはあると思いますが。そもそも修羅場にもならないし。

でもまー、ここまでやったからには!やっぱり話の中心核は、歩美と一線を越えるか越えないか、みたいなところにあると思っていたんですよ。ここまで来て好感度もなにもないって!360度いかなる方向にもひらけたルートの中で、桂木桂馬はどのくらい男の度胸を見せるのか、みたいなね……少年誌の限界を超えるのか!とまでは、さすがに期待してなかったですが!

壁の内側と外側。桂木桂馬から近い側と遠い側。相反するそこに、歩美とちひろはいたんですよ。桂馬くんがバッターだとすれば、歩美がピッチャーでちひろが外野手。しかし投手はすでに疲労困憊で、直球ド真ん中にしか投げられない状態。これはいける。打てる。勝った!
そしてバットを振ろうとした瞬間に、いきなり野手が、顔面に蹴りを入れてくるんですよ。これは驚き。というかむしろ、「空気読めてない」。投手と打者の戦いなのに、外野が手を出してくるんじゃねー!比呂と英雄が世紀に残る戦いを繰り広げてるんだよ!高速スライダー!

しかし、そう簡単には割り切れない。
なぜならそこには、思いがあるから。

da079512.jpeg

桂馬くんに近い側で、神のみ史に残る高ポイントイベントを繰り広げた歩美。それと対比されているかのように、無難なイベントをこなすちひろ。その流れができはじめていたにも関わらず、最後にもっていったのはちひろですよ。これは本当にスゴイ。誰も予想しえなかった展開。予想していたとしても、歩美のイベントがその芽を潰していた。隔絶されたちひろの状況はその意外性を増させるとともに、その行動の神秘さをより増幅させています。
ちひろは何を考えているのか。桂馬くんと歩美が秘密を共有することで、まるで当然のようにカットされるちひろのモノローグ。フツー、女の子の内側が読めずに、桂馬くんの意見一辺倒で話が進んで行ったら不審に思うわけです。それが今回のイベントの中では、たとえちひろが思わせぶりな態度をとっても、どうしても歩美とのベッドインイベントでその隙間が埋められてしまう。歩美が眼前で魅了してくるせいで、背後から近づいてきていたちひろに気づかなかった。そんな感じですかねぇ……なんかコナンの劇場版における簡易紹介みたいですが。体が縮んでしまっていた!

ちひろの本心は分かりませんが、これから先は……どうなるのやら。個人的には、もう爆弾は投下したわけですから。これより先は、桂馬くんと歩美それぞれが、心の中で修羅場に悩むときだと思うのです。特に歩美。むしろ修羅場に突入した(一人には自覚がなくとも)ときの最大の魅力って、俗に言う「悶々とする」ということなんですよ!
恋に悩んで、苦しんで喜んでという波が続いていたときに、そういうものをすべて壊すような出来事が起きる。そこからまた、自分の中のスキとキライを再構築していくというのは、非常に大変なのです。
そして歩美は、それに悩むべき。その責任と特権は歩美にあります。桂木桂馬を支柱としたトライアングルを知ってしまった歩美はやっぱり、神のみが少女漫画と化してしまうくらい、贅沢に悩むべきだと思うのです。引き戻れない歩美とちひろの関係は、桂馬くんは口を出さず、二人で面と向かって、逃げずに誤魔化さずに戦うべき!そうなってほしい!女神?知るかそんなもん!歩美とちひろの友情の話が見たいのー!

次回、歩美はちひろに「謝る」のか。そこで分岐する気がしますなぁ。

今週のスタンディング・ちひろ!

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ううむ、なんともいえないキュートな立ち姿。ただし、標準は下の歩美の荷物。執念のモブ精神。

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◆ 9/1 偏る天秤(神のみぞ知るセカイ 155話感想)
標準→照準?
NONAME 2011/09/01(Thu)21:40:46 編集
◆ 9/1 偏る天秤(神のみぞ知るセカイ 155話感想)
14巻の表紙天理とディアナみたいですね~おめでとうございます
NONAME 2011/09/02(Fri)18:46:25 編集
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