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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。

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GAN☆KONの三峰さん描いてみた。理科とアデーレによって巻き起こっている個人的なメガネッ娘ブームの真っ最中にサンデーに舞い降りてきた、神様を凌駕するかわいさを持つ三峰さん……ぜひ今後の活躍にも期待ですね!

自分としては、GAN☆KONの一番好きなところは新太のまっすぐすぎる愛する想いなんですが。いい主人公だよね新太!下心も隠さずに愛を放出する新太みたいな男は、これまでもこれからも一生尊敬し続けるであろう男なのです。というわけで好きだ、三峰さん!\バーン/

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いいから振ってみろって。


そろそろこのブログの中にも浸透しはじめた(?)このサンデー感想企画ですが、今回は三回目です。今週はサンデーといっても月間少年サンデーこと「ゲッサン」から、「FULL SWING」の感想を述べようかな、と。

ゲッサンは創刊して二年ほどのまだ若い雑誌ですが、中身はびっくりするほど濃いです。「漫画力絶対主義」をモットーに、ファンタジーからギャグ、ラブコメと粒ぞろいとなっています。それに比例して好きな作品も多く、Waltz、信長協奏曲、ハレルヤオーバードライブ!なんかは実際の評価も高いですね!
ただ、ゲッサンはそれだけでは終わらない。もっともっと面白い作品だって確実に存在しています!

その一つが、この「FULL SWING」です。



この作品のすごいところとして、まず、原作を担当する先生がかの有名な武論尊先生なんですね。北斗の拳、とか……日本中の誰もが知っている作品ですよ!
……と言っておいてあれなんですが、個人的には作画を担当しているマツセダイチ先生を特筆したいなぁと思っています。読んでいただくと分かりますが、マツセ先生……ものすごい画力の持ち主です。ところがどっこい、この先生、まだ新人さんなんですよね!初連載ですし、ゲッサンにも二回読みきりを掲載したところだったのですが、「FULL SWING」のイラスト担当として大抜擢されました。超期待の新人と超大御所のコラボレーション……見事に最高の化学反応を示しています!


話のストーリーとしては、毎話に別々の少年少女が登場し、それぞれの悩みと恋の行く末をオムニバス形式で描く……というものなんですが、どれもこれもがすごいいい話なんですよ!FULL SWINGを最初に読んだときは、暗い雰囲気にいきなりの暴力・薬物描写とどうなることかと思っていたんですが、今にして思うと変に嫌悪しなくてよかったなぁ……と強く感じますね。

で、そんなFULL SWINGの個人的に好きなストーリーがこの三つ!

まず第三位!
「SWING5.早川貴文」です。



恋愛にも人生においてもどこか冴えない青年・早川貴文は、ある日介護していたおばあさんの孫・杏子と一緒に一日デートをすることに。

初対面、しかも暴走族の杏子とわけも分からぬままにデートをさせられて最初は納得しきれていなかった貴文でしたが、杏子の意外な純粋さを目の当たりにして……杏子も貴文も、次第に心を惹かれあっていきます。



ところがある日、一緒にド派手なバイクに乗ってドライブしていると……いきなり男女三人に杏子が襲撃されます。以前、杏子に負けた腹いせとして……。
相手は暴走族、しかも武器まで持ってますよ。貴文はケンカなんてほとんどしたことがない草食系男子ですし、きっと今頃足がすくんでいる……そう思っていると。

貴文、立つんですねぇ。
いや、そりゃあ漫画としてはありがちな展開かもしれませんよ?でもそのありがちって、実際には簡単にできない難しいことです。曲がり角で食パンくわえた女の子にぶつかるより、よっぽどね。

結局二人がボコボコになったところを、二人の知り合いの伊原が間に割り込んでその場はなんとかなりました。貴文の元同級生の伊原は、実は杏子のいるチームの先輩だったんですね。個人的には、このあとに伊原から語られる貴文の昔話が心にグッときました!



誰もがやりたい、やらなきゃいけないと思うことを実際に行うっていうのは、ものすごくハードルの高いことですよ。正義なんてあってないようなものですし、何もしなければ害は起きない。自分もそういう「受身」な姿勢になりがちなんですが……この貴文、行くときは行く男なんですよ!体格だって痩せてない、髪型だってキメてないですけど、この話を読むと貴文がどこまでも格好良く見えてきます。貴文も杏子も不器用ではありますが、そこがまた一つのよさかなぁ、と。
終わり方も素晴らしいですよ!


続いて、第二位!
「SWING6.伊原祐二」です。



……え、伊原?と思いましたか?そうなんですよ、五話でサブキャラクターを勤めた伊原が、今度は六話でメインキャラとなるんですね。FULL SWINGは常にこういう形態で連載を進めているので、自然とそのキャラのビフォアーストーリー・アフターストーリーを垣間見ることができるんです!数ページの出番でしかないですが、再登場もFULL SWINGの楽しみの一つですね。

その伊原は、暴走族を辞めたあと上京して、「春堤」という和食店で働き始めます。先輩の厳しいしごきにも負けずに働く伊原ですが、ある日アパートの隣室に住んでいる美香と出会いました。



メイド喫茶で働いている美香には「アニメのキャラクターデザイナー」という夢があることを、伊原は彼女と親しくなっていく上で知ります。夜遅くまで絵を描き続ける美香に負けじと伊原も職場で奮闘し、少しずつ自分の立ち場所を作り出してきました。

ある日、家に帰って美香の兄と話をしていると、大家からひとつの情報を知らされます。
そして川原に行くと、そこには夢が叶わなかった美香の姿が。キャラクターデザインの絵をこっぴどく添削された美香は、泣きながら叫びます。


「必死で描いた絵なのに……
“こんなもん”ってなんだ!?バカヤロォ!!」

……自分が頑張って必死で作ったものが、誰かに評価されないことなんてよくあることですよ。「よくあること」。人からしてみればそうだとしても、本人からしてみたらそれは、自分の世界とこれまでを全部否定されることでしかないんですよね。自信とか期待も、全てが一緒くたにして破棄される。
「こんなもん」の一言で。
辛いことですよ。

落ち込む美香に、伊原は自分の手料理を作ります。
ただ、その味はどうやら微妙なようで……美香も美香の兄も首をかしげてしまう。
「伊原ァ!こんなもん食えるかぁ!」
同じ料理を仕事場で賄いとして出すと、先輩たちからは当然のようにこう言われました。それを見て、職場の親方はこう言うんですね。
「お前ら二人が最初につくった物も“こんなもん”だ!」


「誰でもはじめはこんなもんなんだ…
でも“こんなもん”で辞めちゃったら、次はないんだ…」


伊原のこのセリフ、すごい好きです。このセリフがあったからこその第二位ですよ!色んなところにあふれる他の才能とか、自分との差を見せつけられると不安になることもありますが……そんなときこそこの言葉を反芻したいですよね。
伊原くんいいこと言うぜ!

あとは、伊原と美香の初々しい関係も見てて楽しいですね!お隣同士で、顔を見せないながらも料理をおすそわけするとか……羨ましいシチュエーションだなぁおい!FULL SWINGの中で繰り広げられる淡い恋模様も、見逃せないポイントの一つですよっ。


そして、第一位!
「SWING1.藤江俊一」です。第一話ですね!

第一話……やっぱり、これでしょう。最初のストーリーであり、これから先に繋がっていく「スイング」の始まりです。

ネタバレしたくないのでストーリーを細かく触れたりはしませんが、この話はねぇ……正直なこと言うと、泣きました!自分はそんなに物語に感情移入して泣くほうではないんですが、それでもやられましたね。
先述しましたが、最初にFULL SWINGを読んだとき(つまり、この回を初めて読んだとき)はどんな漫画になっているんだろう、と思っていたんですよ。原作が北斗の拳の武論尊先生で、初っ端から題材は社会の闇でしたから。いわゆる「バイオレンス」ってやつなのかなーと思いながら読み進めていました。
最後まで読んでみると分かりますが、FULL SWINGはバイオレンスなんかではありません。真っ白で透明な純愛ストーリーなんですよ、一話は特に。
そのギャップに、つい涙腺が緩みました。

薬、酒、女と不健全なことばかりをしている俊一でしたが、ある日突然「現実」を突きつけられます。現実、って、ヒドいですよ。理屈の通っていないことばかりだし、全然うまくいかない。でも自分たちはそこに依存して、その中で生きていかなければいけない。否定も遁走もできない。
そんなとき、どうしようもない現実を突きつけられたら……人はどうすればいいのか。なにを選べばいいのか。
難しい話ですよ。

俊一がそこで選んだものは「恋」でした。不確かでやるせなくてアホらしいものですが、俊一はそれに賭けたんですね。そして大きくバットを振った。ヒットになるかどうかは分かりません。三振するか、ホームランになるか……そんなの打った本人にも分かりようがないですよっ。



ただ一つ言えることは、振らなきゃ始まらない……ということ。ヒットも三振もホームランも、犠牲フライもダブルプレーも。振らなきゃ始まらないですよ。
それって日常の中でもよく言われる「ありがちなこと」で、誰にだってできる「そんなこと」ですよ。でも、案外難しい。

でもそれを俊一はやってのけました。しかも、全力で。
フルスイングしたんですねー。


鬱憤がたまりやすい現実ですが、だからこそ、フルスイングしてそれを切り裂くことっていうのも必要ですよ。悲しいことか痛いことも全部そう。三振したってドンマイですよ、振らなきゃ始まらない!
いいから振ってみろって。


FULLSWING 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

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デレてやってもいいんだぜ?

今週も忘れずやります、マイフェイバリットサンデー。今週のサンデーの感想といえば……やっぱりこの作品しかないでしょう。「オニデレ」です。

長らくサンデーのラブコメ看板を勤めてきてくれたオニデレでしたが、ついに今週で最終回。けっこう前から物語自体はブーストし始めていたんですけど、ついに終着点まで辿り着きました。おめでとう!

オニデレも、先週紹介したムシブギョーと同じようにすごく勢いのある作品だったと思います。常に暴走気味でしたもんね!ドタバタコメディーとはまさにこのこと。

色々とキャラが増えて話のラインが増築されてはいましたが、最初から最後までブレないところがあって、そこが一番好きなところかなーとは思います。それが「サヤと正の関係」です。



すれ違うことも多々ありましたが、この二人、一貫して仲がいい!それが見栄だったり、誤解だったり、なりゆきだったりでどうしてもうまく外に出せない……こう見ると、オニデレという作品も中々に特殊なラブコメですよね。

普通のラブコメの最終目標である「ヒロインとの両思い」が、最初から成立しているんですよ。ということはつまり、オニデレって始まった時点ですでに物語の半分が終結してるということです。本編自体がアフターストーリーみたいなね。その状態で二年以上も連載を続けられたのも、ひとえにサヤの「オニデレ」っぷりでした!

サヤ、素直になれないんですよねぇ……もちろん正にではなく、周りのみんなにですが。

とはいっても、そういう状況だったのは実際は連載初期までです。話数を積み、サヤと正の間に思い出が増えていく中で、二人とも「堂々と付き合いたい」と思い始めまるんですよ。決してボロが出たとかそういうことはありません!ええ!
……ところが。二人が決意したのにも関わらず、どうも周囲に認知されません!冗談だと思われたり気づけば流されていたり。進むところまで進んでいるのに、あと一歩が出ない!オニデレはコメディー色(というか、ギャグ色)の強いラブコメでしたが、それも当然のような気がします。みんなもうちょっと話を聞いてあげてよ(笑)!



個人的に特筆したいのは……やっぱりサキですかねぇ。
一般的に考えれば間女にしかなり得ないサキですが、設定の利を使ってバンバン登場してきます。もちろん正はサヤの夫ですから、サキも空回りしかしていませんでしたけど。

髪型とかむちむち設定とかもよかったですが、自分はやっぱりその「どうやったって報われない立ち位置」にいるからこそ好きなのかなと思います。だって、絶対に勝ち目のない戦いじゃないですか。ましてやその辺りに転がってるハーレム作品と違って正は全然ブレないし、失恋という結末しか待っていないことは明らかでした。最初の頃は気づいていませんでしたが、正とサヤの関係に気づいた後はもうね……。最終回のサキはすごい輝いてましたよ!



あとは、生徒会長とユナの二人。
もう言うまでもないですよ……お幸せに!


勢いとノリとテンションで最後まで走りきったオニデレでしたが、やっぱり作者のクリスタルな洋介先生が何よりも楽しく描いている感じがします!描きたいものを描いている感じがして……見てるこっちまでその楽しさが伝わってくる。
滅多にない作品ですよ。

自分としては、最後に正の男気を見せたところは拍手モノかと思います。オニデレのエンディングってプライドとかわだかまりとかを捨てて「みんなに認めてもらうこと」……ですが、それは決して妥協ではない。より高いところに上らなければならない。
そこへ引っ張っていくのは、やっぱり男の正ですよ。お前がやらんでどうする!

最後にかっこいい正が見れたのでもう満足ですねぇ……サヤの見えてる世界が見えましたもん。


見事大団円を迎えた「オニデレ」。
「ツン」も「デレ」も、他のツンデレとはレベルが大違いです。
心して読んでくださいね?


オニデレ 1 (少年サンデーコミックス)


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武士道邁進!

というわけで、記念すべき(?)一回目は「常住戦陣!!ムシブギョー」です。

何度だって言いますが、このブログも絶好調に更新頻度が減りつづけていますので……今週からは、サンデー本誌の感想も書けていけたらな、と。とはいっても、毎回毎回18ページの作品に愛やら理屈やらを持ってきて思いを吐き出すことは限りなく不可能に近いので、一週一作品なら!いける!ような気がする!ということで始めてみました。

2011年のしょっぱな、新年6号から連載が開始されたこの「ムシブギョー」ですが、一言で端的に言ってしまえば、面白い。面白いうえ、読みたかった作品にもなってる気がします。

“死ぬまで勝ち続ける武士”を目指す月島仁兵衛は、生まれ育った津軽藩を離れ、大都会・江戸の「蟲奉行所」に勤めることに。目安箱の投書によって設けられた蟲奉行所のお役目は…江戸に跋扈する巨大蟲を退治すること!! 選ばれた猛者が命懸けでお勤めを果たす蟲奉行所にて、江戸の平和と人々の笑顔を守るため、仁兵衛は戦う!! 愉快痛快爽快至上主義・大江戸蟲切りバトルアクション!!!(WEBサンデー内「常住戦陣!!ムシブギョー」ページより)

……まあ、作品の本筋はこんな感じですね。設定自体はそんなに奇抜なものではありませんが、けれど……というよりかは「だからこそ」、自分はこの作品を面白いと感じるのかもしれません。



仁兵衛は屈強な父親を持ち、それに憧れています。……ところが昔、その父親の武士としての命である「足」を奪ってしまったことがあるんですよね。自分が不甲斐ないせいで、父はすべてを失ってしまった……それを今でも悔やんでいます。

ところが。
それを父親は責めもせず、そして息子もそれに引きずられてはいない。そういう辛いことがあったからこそ、仁兵衛はより強さを求めています。なにかと密かなトラウマを持ってる主人公が多い中、仁兵衛のクリーンさと言ったら!血なまぐさい設定ではあるんですが、主人公はまったくそれを感じさせない性格なんですよね。よく言えば熱心、悪く言えばアホ。
まっすぐなんですね。

で、自分がムシブギョーを「すごい!」と思うところが、まさにこれと繋がっています。ムシブギョーの凄さってやっぱり、その「王道さ」だと思うんですよ。今週(といっても、実際は先週)のサンデーの次号予告にはこう書いてあります。



「ただひたすらに、王道を往け!!」
まさにこれです!

個人的な話なんですが、自分はすごい「王道」って好きです。主人公がやられそうだ……どうなる!ってときに味方が現れたり、宿命のライバルがあっさりと仲間になったり。ベタでみえみえの展開だとしても、「だからこそ」、より燃えるものっていうのがあると思うんですよ!もちろんバトル漫画じゃなくて、ラブコメとかでも同じことは言えるわけですが。

……ただ、残念なことにそういう王道ド真ん中の作品って、あんまりウケない。王道って言い換えればやり尽くされていること……すなわち「地味」なんですよね。では、その地味さを打ち砕くものというのはなんなのか?
フツーの作品ではそれが萌えやらアダルト要素で補われがちですよね。登場キャラ全員女子!とか、胸揺れるよ服破れるよ!みたいな。もちろんそれを武器にできるっていうのはスゴイことなんですが。人を魅了する体を描ける人ってあんまりいないですよ?

ところがどっこい、今のところムシブギョーでは、そういうところに極端に依存したりはしていません。
だったらどうして面白くいられるんだい?と聞かれれば、それはやっぱりその突破力ではないでしょーか?



仁兵衛はいまどき天然記念物にでも認定されそうなまっすぐ進むことしか知らない主人公ですが、ムシブギョーにおいてそれが作品を司る全てのような気がします。傷を負っても誰かのために立ち上がり、よく分からない不条理は無視し、強大な相手も刀と気合でやっつける。できそうでできない……といより、ベタすぎてやりたがらないことをこうも堂々とやってるんですよ!
かっこいい!単純でまっすぐだから、こういう感情が真っ先に浮かんでくるのではないでしょうか。

あとは行動だけでなくて、仁兵衛の性格も非常に読んでて気持ちいいですよね。幸せなことに両手をバンザイして喜んで、すまないと思ったことには全力で謝辞をする。自分より強い人に対しても尊敬の念を抱いて、近づくためにより燃える。
まさに「こうあるべき!」という武士(あるいは、少年漫画の主人公)の姿を歪みなく描いてあります。勇ましくて愛らしい……完璧じゃないですか!



設定においても、なんだか紛らわしいゴチャゴチャした設定は存在していません。人々の命を脅かす悪い蟲がいて、それを倒す。簡潔で分かりやすくていいですよね!むしろそういう単純なところから始まったほうが、いつか少しずつ広がっていったときの興奮が強まるはずですよ。濃密な作品が欲しいとか言わないで、読んでてスカッとする作品にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

細かいことはいいんだよ!仁兵衛がかっこよければそれでさ!
少年漫画において一番大事な部分を見事に踏襲している作品ですよ。もちろん人に訴えるようなことがあるのも大事だとは思いますが、こういう作品がどこかにあるだけで楽しいですよね!


「常住戦陣!!ムシブギョー」
世知辛い世の中ですが、そういうときだからこそこの作品をオススメしたいですね。難しいことを考えるのはやめて、仁兵衛の男気に「かっけー!」と叫んでみてはいかがでしょうか?


(WEBサンデーにて壁紙無料ダウンロードできます、お早めに!)

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今日は本屋に行ってきたっ。



今回のレシート:
 ゲッサン7月号
 別冊マガジン7月号
 超弩級少女4946 3巻
 カウントラブル 1巻

昔はずっと少年サンデーしか買ってなかったけど、ゲッサンと別マガは同時期に発売開始
したので創刊号から買ってるわけですが、この二冊、似て非なっていて面白いねー。

どちらも月間少年誌……と言う区切りではあるけれど、雑誌の趣旨にのっとって漫画の色が
かなり違う。
ゲッサンは、「QあんどA」「waltz」「信長協奏曲」などの鉄板作品はもちろん、最近始まった
「FULL SWING」や「ぼくらのカプトン」なんかも面白い。やっぱり「サンデーだな~」と思うよ
うな作品が多く、それを象徴してるのが「よしとおさま」や「ハレルヤオーバードライブ!」みた
いな「ハイテンションコメディー」。特に「ハレルヤオーバードライブ!」は最近キャラの顔もす
ごい良くなってきて、高田先生がメキメキ力をつけてきたのが分かる!
ともあれ、ゲッサンは「正統派少年漫画」が多い。自分が一番好きなジャンル。

それに対して別マガは、とにかく個性が強い。「マルドゥック・スクランブル」「バニラスパイダ
ー」「進撃の巨人」なんかは、異色にもほどがあるバトル漫画。「マルドゥック・スクランブル」
も、バトルシーンがすごい魅力的で、しかもバロットの清純そうなスタイルが浮きまくってる。
その違和感で読者を魅せるってのは、サンデーっ子の自分からすると斬新すぎる。それ以外
にも、別マガは日常系が強い。「嵐の伝説」「悪の華」「じょしらく」は、サンデーでは始まらない
(特に前者二つ)であろう作品。悪の華なんてのは絶対!
つまり、別マガは「個性派少年漫画」が多い。その分、やみつきになる。

最近は別マガのほうが勢いがあったけど、ゲッサンも「FULL SWING」の登場で立ち直った。
漫画の表面的な部分は、ゲッサンのほうが出来がいいんだよね。絵も丁寧だし(まあ、紙質
の違いもあるでしょうが)。

順当に毎回それぞれが面白いゲッサンと、嵌るとかなりの威力を持つようになる別マガ。
分かりやすく例えるなら、ゲッサンがチームオブブルース、別マガがチーム
オブカーネル
みたいなもの。え?分かりづらい?


単行本で買った二冊も、「カウントラブル」が別マガ、「超弩級少女」がサンデー超と、どちらも
少年漫画。自分の部屋の本棚にある本の9割が少年漫画なので、やっぱり自分は少年漫画
が好きなんだろうなぁ。カウントラブルと超弩級少女についても、いつか感想とか書いてみたいな……。とりあえずこの場で一言言っておくと、超弩級は加藤さん、カウントは
吉沢さんだろっ
!……いやいや、分からないならそれで結構です。この言動はスルーし
て!



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