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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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いいから振ってみろって。


そろそろこのブログの中にも浸透しはじめた(?)このサンデー感想企画ですが、今回は三回目です。今週はサンデーといっても月間少年サンデーこと「ゲッサン」から、「FULL SWING」の感想を述べようかな、と。

ゲッサンは創刊して二年ほどのまだ若い雑誌ですが、中身はびっくりするほど濃いです。「漫画力絶対主義」をモットーに、ファンタジーからギャグ、ラブコメと粒ぞろいとなっています。それに比例して好きな作品も多く、Waltz、信長協奏曲、ハレルヤオーバードライブ!なんかは実際の評価も高いですね!
ただ、ゲッサンはそれだけでは終わらない。もっともっと面白い作品だって確実に存在しています!

その一つが、この「FULL SWING」です。



この作品のすごいところとして、まず、原作を担当する先生がかの有名な武論尊先生なんですね。北斗の拳、とか……日本中の誰もが知っている作品ですよ!
……と言っておいてあれなんですが、個人的には作画を担当しているマツセダイチ先生を特筆したいなぁと思っています。読んでいただくと分かりますが、マツセ先生……ものすごい画力の持ち主です。ところがどっこい、この先生、まだ新人さんなんですよね!初連載ですし、ゲッサンにも二回読みきりを掲載したところだったのですが、「FULL SWING」のイラスト担当として大抜擢されました。超期待の新人と超大御所のコラボレーション……見事に最高の化学反応を示しています!


話のストーリーとしては、毎話に別々の少年少女が登場し、それぞれの悩みと恋の行く末をオムニバス形式で描く……というものなんですが、どれもこれもがすごいいい話なんですよ!FULL SWINGを最初に読んだときは、暗い雰囲気にいきなりの暴力・薬物描写とどうなることかと思っていたんですが、今にして思うと変に嫌悪しなくてよかったなぁ……と強く感じますね。

で、そんなFULL SWINGの個人的に好きなストーリーがこの三つ!

まず第三位!
「SWING5.早川貴文」です。



恋愛にも人生においてもどこか冴えない青年・早川貴文は、ある日介護していたおばあさんの孫・杏子と一緒に一日デートをすることに。

初対面、しかも暴走族の杏子とわけも分からぬままにデートをさせられて最初は納得しきれていなかった貴文でしたが、杏子の意外な純粋さを目の当たりにして……杏子も貴文も、次第に心を惹かれあっていきます。



ところがある日、一緒にド派手なバイクに乗ってドライブしていると……いきなり男女三人に杏子が襲撃されます。以前、杏子に負けた腹いせとして……。
相手は暴走族、しかも武器まで持ってますよ。貴文はケンカなんてほとんどしたことがない草食系男子ですし、きっと今頃足がすくんでいる……そう思っていると。

貴文、立つんですねぇ。
いや、そりゃあ漫画としてはありがちな展開かもしれませんよ?でもそのありがちって、実際には簡単にできない難しいことです。曲がり角で食パンくわえた女の子にぶつかるより、よっぽどね。

結局二人がボコボコになったところを、二人の知り合いの伊原が間に割り込んでその場はなんとかなりました。貴文の元同級生の伊原は、実は杏子のいるチームの先輩だったんですね。個人的には、このあとに伊原から語られる貴文の昔話が心にグッときました!



誰もがやりたい、やらなきゃいけないと思うことを実際に行うっていうのは、ものすごくハードルの高いことですよ。正義なんてあってないようなものですし、何もしなければ害は起きない。自分もそういう「受身」な姿勢になりがちなんですが……この貴文、行くときは行く男なんですよ!体格だって痩せてない、髪型だってキメてないですけど、この話を読むと貴文がどこまでも格好良く見えてきます。貴文も杏子も不器用ではありますが、そこがまた一つのよさかなぁ、と。
終わり方も素晴らしいですよ!


続いて、第二位!
「SWING6.伊原祐二」です。



……え、伊原?と思いましたか?そうなんですよ、五話でサブキャラクターを勤めた伊原が、今度は六話でメインキャラとなるんですね。FULL SWINGは常にこういう形態で連載を進めているので、自然とそのキャラのビフォアーストーリー・アフターストーリーを垣間見ることができるんです!数ページの出番でしかないですが、再登場もFULL SWINGの楽しみの一つですね。

その伊原は、暴走族を辞めたあと上京して、「春堤」という和食店で働き始めます。先輩の厳しいしごきにも負けずに働く伊原ですが、ある日アパートの隣室に住んでいる美香と出会いました。



メイド喫茶で働いている美香には「アニメのキャラクターデザイナー」という夢があることを、伊原は彼女と親しくなっていく上で知ります。夜遅くまで絵を描き続ける美香に負けじと伊原も職場で奮闘し、少しずつ自分の立ち場所を作り出してきました。

ある日、家に帰って美香の兄と話をしていると、大家からひとつの情報を知らされます。
そして川原に行くと、そこには夢が叶わなかった美香の姿が。キャラクターデザインの絵をこっぴどく添削された美香は、泣きながら叫びます。


「必死で描いた絵なのに……
“こんなもん”ってなんだ!?バカヤロォ!!」

……自分が頑張って必死で作ったものが、誰かに評価されないことなんてよくあることですよ。「よくあること」。人からしてみればそうだとしても、本人からしてみたらそれは、自分の世界とこれまでを全部否定されることでしかないんですよね。自信とか期待も、全てが一緒くたにして破棄される。
「こんなもん」の一言で。
辛いことですよ。

落ち込む美香に、伊原は自分の手料理を作ります。
ただ、その味はどうやら微妙なようで……美香も美香の兄も首をかしげてしまう。
「伊原ァ!こんなもん食えるかぁ!」
同じ料理を仕事場で賄いとして出すと、先輩たちからは当然のようにこう言われました。それを見て、職場の親方はこう言うんですね。
「お前ら二人が最初につくった物も“こんなもん”だ!」


「誰でもはじめはこんなもんなんだ…
でも“こんなもん”で辞めちゃったら、次はないんだ…」


伊原のこのセリフ、すごい好きです。このセリフがあったからこその第二位ですよ!色んなところにあふれる他の才能とか、自分との差を見せつけられると不安になることもありますが……そんなときこそこの言葉を反芻したいですよね。
伊原くんいいこと言うぜ!

あとは、伊原と美香の初々しい関係も見てて楽しいですね!お隣同士で、顔を見せないながらも料理をおすそわけするとか……羨ましいシチュエーションだなぁおい!FULL SWINGの中で繰り広げられる淡い恋模様も、見逃せないポイントの一つですよっ。


そして、第一位!
「SWING1.藤江俊一」です。第一話ですね!

第一話……やっぱり、これでしょう。最初のストーリーであり、これから先に繋がっていく「スイング」の始まりです。

ネタバレしたくないのでストーリーを細かく触れたりはしませんが、この話はねぇ……正直なこと言うと、泣きました!自分はそんなに物語に感情移入して泣くほうではないんですが、それでもやられましたね。
先述しましたが、最初にFULL SWINGを読んだとき(つまり、この回を初めて読んだとき)はどんな漫画になっているんだろう、と思っていたんですよ。原作が北斗の拳の武論尊先生で、初っ端から題材は社会の闇でしたから。いわゆる「バイオレンス」ってやつなのかなーと思いながら読み進めていました。
最後まで読んでみると分かりますが、FULL SWINGはバイオレンスなんかではありません。真っ白で透明な純愛ストーリーなんですよ、一話は特に。
そのギャップに、つい涙腺が緩みました。

薬、酒、女と不健全なことばかりをしている俊一でしたが、ある日突然「現実」を突きつけられます。現実、って、ヒドいですよ。理屈の通っていないことばかりだし、全然うまくいかない。でも自分たちはそこに依存して、その中で生きていかなければいけない。否定も遁走もできない。
そんなとき、どうしようもない現実を突きつけられたら……人はどうすればいいのか。なにを選べばいいのか。
難しい話ですよ。

俊一がそこで選んだものは「恋」でした。不確かでやるせなくてアホらしいものですが、俊一はそれに賭けたんですね。そして大きくバットを振った。ヒットになるかどうかは分かりません。三振するか、ホームランになるか……そんなの打った本人にも分かりようがないですよっ。



ただ一つ言えることは、振らなきゃ始まらない……ということ。ヒットも三振もホームランも、犠牲フライもダブルプレーも。振らなきゃ始まらないですよ。
それって日常の中でもよく言われる「ありがちなこと」で、誰にだってできる「そんなこと」ですよ。でも、案外難しい。

でもそれを俊一はやってのけました。しかも、全力で。
フルスイングしたんですねー。


鬱憤がたまりやすい現実ですが、だからこそ、フルスイングしてそれを切り裂くことっていうのも必要ですよ。悲しいことか痛いことも全部そう。三振したってドンマイですよ、振らなきゃ始まらない!
いいから振ってみろって。


FULLSWING 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

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