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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。

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鮎川天理さんからの求婚もお待ちしています。
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◆マギ(第134夜「前日」)

 
いやあ、モルさんはかわいいなぁ。
 
と、いうことをね、ブログでもツイッターでもずっと言いたいと思っていたんですよ!ただ、中々言う機会に恵まれずにここまで来てしまったので・・・今週のマギのモルさんが素晴らしかったのを皮切りに、ここでなんとなくそれを発散しておこうかなと。
 
と、 いうかね、モルさんに限らず、マギのキャラクターはみんな魅力的すぎますわ。今回のマギはギャグ回でしたが、毎回毎回キレがすごいですね。面白くもあり、 微笑ましくもある。しかもそれが、キャラクターどうしの横のつながりによってさらに鮮明に現れる。先日本屋に行ったらマギのアンソロジーが発売されてまし たが、見た瞬間に手に取って買いたくなりましたもん。買わないんかい!買えばよかったなぁ。
 
上に描きましたが、自分はマギの中でもアリ ババが一番好きですね!よく考えたらサンデー感想のイラストは当分主人公縛りでいこうと思っていたのですが、まあ・・・アリババも主人公みたいなものだし ね。この先、物語はアラジン・アリババ・モルジアナ・白龍それぞれの道に分岐していくみたいなので、アリババがどんな活躍をしてくれるのか楽しみですね! あー、アモンかっこいいよアモン。ずっしりとした黒い大剣を振り回して戦うってのがもう、痺れますね!
 
と、言っておきながら、実のとこ ろジュダルも同じくらい好きなのですが。ただ最近は本編で出番がなくて・・・うう。ジュダルとアラジンが初めて交錯するシーンは今でも鮮明に覚えてます よ!でもジュダルはどうもかませ犬感が抜けなくて・・・ギルティクラウンのダリルみたいな。実際のところは、世界に数少ない「マギ」の一人ということで、 いつかドカンと活躍してほしいものです。まあでも、ああいう飄々とした悪役だからこそ好きなのかもしれませんが。
 
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って、そーじゃなくて ね。モルさんですよ!モルさん!もうね、こうなることを誰が予想していただろうか。登場初期は奴隷として、悲壮な表情を浮かべながら蹴りを入れてくる怖い 女の子でしかなかったですよ。それが今や、無意識に嫉妬をするかわいい女の子じゃないですか!これはやっぱり萌えとか蕩れとかいう次元じゃなくて、ほっと するというか・・・最初のころのモルさんがあんな状態だったからこそ、今みたいにしょーもない妬きかたをしている日々の尊さが輝くというか。今週なんかは それがすごく顕著でしたね。
それと相反するようですが、やっぱり「マギ」に漂う大きな儚さというのも好きなんですよ。今週は三人でワイワイやって いましたが、なんとなく、きっとそれもいつまでも続いたりはしないんだろうなぁ、と思ってしまいます。それぞれがマギであったり王の宿命を背負っていたりで、抱えているものが大きすぎる。そして重すぎる。広い世界を指先で動かせるほどの力を持った彼らが、こうして寄り添って眠ることがこれから何度できるの か。大いなる世界の流れの中で、三人が変わらずいつまでも手を取っていて欲しいですけど。難しい、かなあ。個人的には、そこは「マギ」の一つの要素なので はないかと思っているのですが。
 
だからこそ、自分はそこにも魅力を感じているわけです。マギの物語のスケールの大きさはすごい!これから先の巨大な流れを見ると、やっぱりサンデーでその期待度が一番大きいのはマギですよ!マギ、コミックス100巻くらい続きそうだなぁ。続いてほしいですが。そしてそこまで来たからには、アニメ等のメディアミックスに関しても・・・期待してますよ!期待というか楽しみに!動くモルさんが見たい~。
 
 
◆電波教師(21限目「再会」)
 
メディアミックスといえば、すでに多くの広がりを見せている「電波教師」ですが。今週からはまた何やら興味深げなストーリー展開に入ってますね!というか、メガネッ娘だよメガネッ娘!
 
先週のエッジの効いたお祭り回に比べて、今週の電波教師は非常に鈍角な、ずっしりとくる回でしたね。鑑先生が先生をやっていく中で、いつかは必ずぶつかるで あろう「壁」に、今回ついに衝突しています。分岐する運命の先で、鑑純一郎はどんな選択をし、どんな未来を掴むのか・・・。
というかね。
メガネッ娘ですよメガネッ娘!
 
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今週の電波教師では、高校時代の鑑先生の同級生・刀祢さんが登場していますが。いいですね、メガネッ娘・・・個人的には高校時代のあの垢抜けない感じがすごく 好きですが。鑑先生もメガネかけてるわけだし、もうこの二人が約束されちゃえばいいじゃん!なんてすげー無責任に思うのですが。それはともかくとしても、 なんだか最近は男女問わずサンデーにメガネキャラが多くて眼福ですね。眼鏡だけに。
やっぱりメガネキャラっていいなぁ・・・どちらかがメガネなら ともかく、男と女の互いがメガネっていうのはなかなかないですよね。あの夏で待ってる。いや、まあ、別に男はどっちでもいいのかなぁとも感じますが、やっ ぱりメガネという文化は大事に抱えていかなければいけないものだと思うので!ダメだよ!よくメガネキャラからメガネ外してみた~なんかすげーかわいいじゃん~みたいなのあるけど、言語道断だよ!メガネキャラにとってメガネは本体だよ!メガネがあるからこそそのキャラになれる!とまで言って、なぜか頭の中に エーリカ・ハルトマンとウルスラ・ハルトマンの姿が思い浮かんだけど、逆もまたしかり、非メガネキャラにとりあえずメガネかけさせればいいや的な風潮も違 うとは思うのですが。あ、でも、ほむらちゃんはいいと思うよ!面倒くさいな!
 
複数の魔法少女の話はいいとしても、刀祢さんの活躍にはこれから期待したいと思っているのですよ。それはやっぱり、鑑先生とのラブコメ展開のため。きっと一方通行だろうけど。やっぱり生徒と教師の物語である以 上、どんな立場であれ恋愛関係はタブーです。もちろん無視して教育実習の終わりに木陰でキスする場合もあるけど、これまで電波教師ではそういった展開を匂 わせることもなかったのでね。刀祢さんには期待!ま、電波教師の中で恋愛とかいうキーワードが歩行可能かどうかはまた別の問題そうですが。少なくとも、鑑 先生の中にはなさそうだなぁ。
 
でもよく考えると、電波には固定ヒロインがいないんですよ。ヒロインはいるけど、前述したとおりみんな教え子。そうなると今回登場した刀祢さんが、電波のメインヒロインということでいいんじゃないだろうか!確かに電波には「メインヒロイン」がいなかった!幼馴染ということで存在感もあるし、物語上の意味もしっかりありそうなので、これから自分の中では刀祢さんは電波教師のメインヒロインとして扱うことにしま す。勝手だなぁ!果たして鑑先生相手にそこまで話を進めることができるのか・・・刀祢さんの尽力に期待ですね。結果は見えている(!)気がしますが、それでも鑑先生がどんな結論を出すのか。教師の腕の見せ所だ!


今週の「来週に続く」!

◆GAN☆KON(第二十四願「外道の仕打ち」)

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サンデーかわいい女の子といえば三峰椿さんですが、先週から二週間も出番がなくてちょっと寂しい・・・それでもGAN☆KONが変わらず面白いのは、やっぱり新太の貫通力のおかげですね!常識だって愛の力で貫通するぜ!

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◆おすもじっ!司の一貫(第四拾五貫「白身対決ノ四」)


いざ、勝負の時!

大きな流れを収束させてたどり着いた「おすもじっ」の対決編ですが、、今週はついに司が勝負として寿司を握りました。しかも魚の王様、鯛。と大仰に言ってはみたものの、自分は別にグルメでもないのでそういったところには突っ込んでいけないのですが。相方はカップラーメン。

た だね、味うんぬんの話が分からなくても、「おすもじっ!」の最近の展開の熱さは手に取るように分かりますよ!ううん、まさに、化けたという感じ。さすが原 作が加賀ミツル先生だけのことはありますね。前作の「ギャンブルッ!」のときの鋭角さがまったく衰えてませんもん。むしろ強化されてる!

ひいっ!彩香が怒ったー!というだけの単純な話でもなく、そこに至るまでの流れがキレイというか・・・いや、ドロドロなんですけど。司と寿と彩香の三角関係はドロドロなんですけど、そのドロドロがすごく心地いい。
読 み返してみると、今の事態は成るべくして成ったという感じがしますね。避けようと思えば避けるチャンスはいくらでもあったんだろうけれど、きっとこうなる ことは運命だったのではないだろうか。運命というか、宿命。伏線の出し方も含めて、かなり当初からこの展開は原に含んでいたのではないでしょうか。そ りゃー盛り上がるってもんよ!

単純な要素で見ていっても、やはり彩香というキャラは強烈すぎる・・・。ブラコンヤンデレ悪化しすぎ!個人 的に一番好きだったのは、彩香が司と道を違えるシーンでした。あれもまた衝撃的で、衝撃的なんですけど、なんだかすんなりと納得してしまった記憶がありま す。というか自分は、それを望んでいたのかもしれません。彩香との対立を。司と寿の間に唯一割って入っている彼女だからこそ、いつか一回転して敵の立場に なってほしいと。ま、、まあ、ヤンデレが暴走するかどうかは別としても。

でも、仲間だったはずの人が宿命の流れの中で敵対関係にな る・・・というのはやっぱり超王道展開ですよ。もう仲間なんてのは敵になるためにいるんじゃないだろうかと思うくらいの、どんな作品でもやってほしい展 開。いや、そんな各所各所でドロドロされても困るような気はしますが、それにしても「おすもじっ!」でやってくれるとは。全体的に明るい話で進んでいたの で、彩香との対立状態に物語が遷移したときはぐいぐい引き込まれましたねー。

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ただ、そんな中でも、司と寿の立場が素晴らしかった。豹変し た彩香に兄を奪ったと強く罵倒されても挫けない司が、自分の寿司を馬鹿にされて静かに激昂する姿は見ていてかっこよかったですね!普段は温厚な司が、自分 と祖父とを繋ぐ絆、自分と父とを繋ぐプライドを信じて全力で抗う。それでこそ職人!男らしいぜ司!
一方で、作中における寿の扱われ方もすごい好き です。司と同じように、ここぞというところで凄い力を見せる。いつもヘラヘラしていて、エロネタ好きな寿の本気の表情は反則!どうも自分はそういうキャラ に弱い!特に初期の寿は頻繁に司の足を引っ張っていて、単なる「何も知らない読者目線」を代弁するためのキャラだったのですが、今では欠かせない司の右腕になっている。寿が司を凌駕するようなアイデアを出したりすると、なんというか、むしょーな嬉しさに襲われますね!かっこいいな~、もう。

今 週の「おすもじっ!」は、まさにそんな要素のオンパレードでした。温さを切り捨てた司の本気、全てを背負った寿の本気が、握られた一貫に集う。まさに集大 成ですよ!握るのもシンプルな寿司ということで、これはもう京都に出向いて食べに行きたくなるレベル!何がカップラーメンだよ!
ただ、勝負の行方 はどうなるのだろうか・・・司たちが先攻というのがまた、ちょっと面白いところですよねぇ。フツーはこういうのって、主人公たちは後攻なんですよ。敵が凄 いことをしてきたぞ!勝てるのか!?みたいな。今回「おすもじっ!」ではあえてそのテンプレを崩してきていますが、何かトリックがあるのだろうか。さて、 どうなる。


◆アナグルモール(第22間「地下世界一の能力」)

もう一方で、着々と熱くなってきているのがコチラ。「アナグルモール」。もうね、「うえきの法則」が原因でサンデーに入ってきた自分としては、最近のアナグルモールの展開でテンション上がらないほうがおかしいというものですよ!ええ!

「ア ナグルモール」も、おすもじっ!と同じように、日常パートの積み重ねがすごく重要になってきます。最近のアナグルはバトル成分が多めですが、連載当初はコ メディー色が強かったですね。コメディーとバトルを色濃く分ける漫画としては「はじあく」もそんな感じですが、やっぱり福地先生の描くバトルシーンはさす がやでぇ・・・。すごい。それほどバトルが長くないとはいえ、まったくもってインフレしていない!

これまで三人のマジンを倒してきたルチルですが、未だに使っている技は初期の「デコス」「ボコヘル」のみ。しかも撃退した方法は、全てその能力を生かした工夫だけですよ。凸と凹だけであそこまで熱いバトルを描かれたら、そりゃーうえきが脳裏によぎるわけです。
う えき、好きだったなぁ・・・終盤は神器が出てきてそりゃーインフレもしていましたが、あの時もやっぱり勝敗のカギは「ひらめき」でした。特に最終決戦とか もうね!誰が予想したというの!あの漫画に惚れた自分としては、今のアナグルの展開はうえき以上にその楽しさが表に出ていると思うのです。

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今 回のアナグルモールは、ルチルがそれを改めて宣言する回でした。力の凄さではなく、発想力の凄さで強くなると。自分はやっぱり、これを作中で絶対に宣言し て欲しかったわけですよ!今回ルチルが宣言したことによって、これはアナグルモールという作品のひとつのコンセプトになった。機転を利かせた奇想天外なバ トルをしていくぞ、と主人公自体が言ったわけですから、これからはそれが物語の中核になる。ということは、来週からも今みたいなバトルを期待していいんで すね!わくわく!

てっきり、自分はそのうちルチルがアナグランド界で眠っていたオーパーツとでも遭遇したりするのかな~と思っていましたが、このままデコスボコヘル中心で進んでいってくれるのはすごく個人的には楽しみですね!
あ まり戦闘で能力がインフレしなければ、日常パートにも戻りやすいし。話の最初に挙げた「はじあく」みたいに、アナグルもコメディーバトルを織り交ぜながら やってほしいですね!千和かわいい!エッジの効いたバトル展開も大好きですが、たまにはあのほんわかとした空間に浸りたい・・・ああ、家族っていいなあ。


これから先、さまざまな障害がルチルに立ちはだかろうともーーーきっと何てことはないはず。帰る場所があるのだから!そこに三人で帰るために、きっとルチルは来週も、能力の新たな可能性を掘り起こしていくのでしょう。


今週の「次回に続く」!

◆BUYUDEN(次回予告)

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次回、巻頭カラーで高校生編開幕!ということで・・・果たして3年後の勇たちはどうなっているのか、楽しみですねぇ!

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◆月光条例(第22条[千一夜の月]97「千一夜の月」)


「青き月光でねじれた『おとぎばなし』は、猛き月光で正されなければならない」。

月光条例の「千一夜の月」編、ついに完結しましたね。いやー壮大な物語だった・・・!話数カウントを見る限り、メーテルリンクの「青い鳥」を題材にしたこの物語は二年近く続いていたようで、今回、その長き戦いにも終止符が打たれました。

しかし一言で言えば「さすが藤田先生」ですよ!サンデーという雑誌の奥深くで常に支え続ける藤田先生の作品は、なんといっても勢いがある。“千一夜の月”編はかなり長いお話でしたが、最後の辺りのパーツの組み立て方は素晴らしいなんてものじゃなかったですよ。今週は「センセイ」の遺した詩とともに“千一夜の月”編のエンドロールが流れていましたが、やっぱりあの壮大さの頂点というのは感慨深いですね。それにしても、なんだか最後のページの文章がいかにも来週で最終回っぽいような気もするのですが、そうなのかなぁ・・・。

月光条例というと、やっぱり一話の印象がとてつもなく強いですね!なんだあれは!WEBサンデーでその一話は無料閲覧できるわけですが、月光条例の一話は何度見てもワクワクする・・・もうね、完璧ですわ。自分もこういう少年漫画が描きたい!漫画というものが、オタクのテリトリーであるアニメの傘下に入ってからというもの、かわいい女の子こそがターニングなポイントになりつつありますが。「ムシブギョー」含め、サンデーにいまだに藤田先生の「熱血」な血筋が根強く残っているのも納得ですよ!これは憧れる!スタイリッシュで、カッコヨクて、ミステリアス。個人的には自分も、きれいに纏まった絵よりも迫力のある飛び出してきそうな絵を描きたいとは思っているのですが・・・難しい。一話のラストページとかどういうことよ。どんだけステキなのよ!

一話の凄さが「動」の凄さだとすれば、今週の月光条例の凄さは「静」の凄さでしたね。台詞も少なく、ただ黙々と過去と未来、こことそこ、少年と少女を描いた今回はまさに感涙モノでしたよ・・・。なんというか、やっぱり月光が好きなんですよね、自分は。飄々としていて、傍若無人なんだけれど、誰よりも純粋で熱血で。ひん曲がった性格をしていても、心の芯は誰にも揺るがすことができないほど真っ直ぐ。エンゲキブとの再会で久しぶりにラーメン店の服を着て大股でズカズカと歩く月光の姿は、自分が憧れる男の姿だと強く感じます。月光がエンゲキブに向けた小さい苦笑いはきっと、月光にとっての一番の笑い方なんでしょう。彼が抱えた運命を考えれば、笑うことなどできそうにもないのですがーーーそれでも笑う。それだからこそ笑う。不器用に。これは惚れるなぁ。

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・・・とか言っておきながら自分は、「うしおととら」や「からくりサーカス」も断片的にしか読んだことがないのですが。う~んどうにかして読む機会を捻出したい!特に「からくりサーカス」!自分はからくりサーカスの終盤ごろにサンデーを読み始めたのですが、これまでの道のりを知らずとも楽しめる作品でしたよ!やっぱり藤田先生の迫力がある超高密度な戦闘作画や、心の奥を鷲づかみにしてくる感動シーンはずっとずっと浸っていたいですよ。「月光条例」の連載自体はそれほど派手なものではなかったですが、こうして話が終わりに近づくとすごく寂しいですね。

でも、今回の月光条例は近年まれに見る凄さだったから、このまま終わっても納得ですよ!むしろ超有終の美!ただし、このまま月光は「青い鳥」の物語の中に閉じ込められてしまうのか・・・それがセンセイ、宮沢賢治が望んだ一つの夢の形だとしても、それでも。来週、或いはそれ以降、このデクノボーの盛大な物語がどこへ終着するのか。楽しみですね。


◆常住先陣!!ムシブギョー(第55陣「帰還」)

戦いの終わりで、また。
一方で、こちらも長き戦いがひとまずの終戦を迎えた「ムシブギョー」ですが、こちらも月光条例に負けずの熱さだった!ちょっと前のサンデー感想でも言いましたが、最後の仁兵衛覚醒が好きすぎて辛いですね・・・仁兵衛はこれまで田舎侍という場所からどうしても抜け出せずにいましたが、今回の出来事をきっかけに大きく物語に介入していけると思うので!

ムシブギョーを読みながら、きっといつか仁兵衛が覚醒するターンが回ってくるだろうな~とはだいぶ前から思っていました。やっぱり覚醒前の仁兵衛って、心意気しかなかったんですよ。決して弱くはないけど、無涯の隣に立つことはどうしたってできない。この辺りで山篭りでもして固有技でも身に着けてくるのかなあとは予測していましたが、まさか暴走覚醒するとは・・・仁兵衛の心の強さのおかげで、それほど心配はしていませんけれども。

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暴走の原因がなにやら蟲奉行にありそうなので、単純に仁兵衛のステータスに付け加えることはできなさそうではありますが、これをきっかけに身体能力が格段に上がったりしても面白いのではないでしょうか。個人的にはさっき言ったように、仁兵衛にも「固有技」が欲しいものです。富嶽割りもかっちょいいですが、覚醒時みたいにソニックブームを捻り出すくらいのことはして欲しい!髪の毛でバオウ・ディスグルグするのも不気味ですごくよかったですが、やっぱり仁兵衛といえば刀ですよね。空間を結んだりしてくれないものか!

ただもうこの際、覚醒時に一番印象的だった「拳武装」でもいいとは思うのですが。だって拳ですよ拳!プロデューサーさん、拳ですよ拳!魔道砲撃ちまくる戦いの中でハンマー使うようなもんですよ!それでも覚醒仁兵衛は最強クラスの強さを持っていましたが、やっぱりそういう展開って好きですねぇ・・・なんというか、見方によってはすごくシュールなんですが。それでも強いというのも男が憧れる一つの道筋だと思うのです。弘法筆を選ばずってレベルじゃないぞ!

今回のムシブギョーでは武将・真田幸村も新たに登場して、これから先の物語の広がりを示唆していましたが・・・覚醒を秘めた仁兵衛と同じように、これからも無限の可能性を秘めていて欲しいですね。ムシブギョーはきっとまだまだ伸びる!


今週の「次回に続く」!

◆おすもじっ!司の一貫(第四拾四貫「白身対決ノ参」)

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こちらは逆に戦いの始まりをつげる号砲が鳴った「おすもじっ」。最近のおすもじの勢いはスゴイですよね・・・イラスト自体もすごく見やすくなってきていますが、それ以上に展開の加速度が!スゴイ!勝負の準備は万端、果たしてここからどこまで盛り上がれるか、期待して待ちたいっすね!頑張れ司・・・!

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今週のGAN☆KONの三峰さんがかわいかったので衝動的に描いてみました。詳しくはこちら。本当は三峰さんの盾を矛で貫いている絵でも描こうかと思ったのですが、マガミがジト目でこちらを見てくるのでやめました……と思ったら三峰さんもジト目でこっちを見ている!三峰さあーん!


しかし、こういうときにこのブログで書く文章とPixivのキャプションに書かれている文章の対比がすごくハッキリしますね。このブログは最近かなりフリースタイルですわ。ま、おもらし漫画とか言ってるしね……。

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◆銀の匙(第32話「秋の巻①」)


青春って、いいですよねぇ。

自分のところには、とてもじゃありませんが青い色をした春はありませんでしたよ。それこそ灰色の春。もしかしたら春じゃなかったかもしれません。それでもやっぱり心の内にあるそういった思い出は、どうしても雑多に扱うことができないのです。
「銀の匙」はーーーどちらかというと、土色の青春が描かれています。泥にまみれた、爽やかさとは程遠い青春が、です。農業高校ってこんな感じなんだ……と思いながら、エゾノーでの生活と比べたら自分はまだ有意義に高校生活を送れていたのではないかとも思います。休みも多かったし部活も楽だし、好きなことできる時間も沢山あった。例え灰色でも汚れてはいないーーーさっぱりとした青春だったのではないかと。青春というか灰春。しかしですね!自分は毎週毎週銀の匙のページをめくりながら思うのです。
ああ、いいなあ、と。

さっぱりとした青春なんてあっても仕方ないんですよ!結局彼女もできないし、人生変えるような事が起こるわけでも、そんなものを導いてくれる人と会うわけでもなかったですから。そんな寂しさを抱えながら銀の匙を読むと、純粋な「羨ましさ」という感情が湧き上がってきます。さっぱりとしていない泥臭い青春だとしても……いや、だからこそ、人生という道のりの中に強く深く刻まれる。女の子をはべらかしてる訳でもなければ世界を救うわけでもない、そんな大規模なものでなくとも、自分という人間の小さい一固体の中で大爆発を起こす。そんな青春に、自分は今でも憧れているのかもしれません。

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まあ、そういう作品なんてそう珍しくもないのですが、銀の匙(というより八軒くん)はすごく鋭角に自分の心を抉ってくるんですよ。「春の巻」で散々八軒くんが悩んでいた「将来について」の漠然とした悩みだったり、一人だけ浮いた過剰な劣等感の空振りだったり、そういう青さがすごく心に来る!厳密に言えば今の自分とも密接に繋がっている感情だとは思うのですが、それにしても銀の匙には自分のスキマを埋めてくるものが多すぎる!以前に神のみのSSでも書いたのですが、自分は学生時代「何もしてこなかった」んですよ。きっと今もそう。ただただ授業に出て、友達と喋って、暇を潰しながら部活を過ごして、テストが近くなったらそれなりに勉強して……大きく突出するでも激しく陥没するでもない平坦な道のりを歩いていたわけです。そしてそれは、自分の青春の端っこに常駐していたさりげない不安感でした。「何かしなければいけないのではないか」。でも何もできずにいる自分というのが、どうやったら好きになれるというのか!自分という人間が情けない!我ながら恥ずかしい!そういう思いを抱えながら銀の匙を読むのはもう苦行のレベルですよ。エゾノーの生徒ってみんな夢とやることとやっていることを持っているわけですから、すごくキラキラしてる。今週もホルスタイン部が牛のメイクアップを幸せそうにやっていましたが、やっぱりああいう姿は輝かしいですよ。授業中に適当に話を聞き流しながら妄想するのとはまったく違う、明確で確固とした行動。例え傍から見たら異様な光景だとしても、そういうものを持ってるというのは……羨ましい……。

だからこそ、自分も最近はこうやって「やるべきこと」を課しているわけですが。サンデー感想神のみ感想書いたりイラスト描いたり。「存在意義」と「存在理由」を貰うためには、やっぱりそういうものが必要だと思ったからです。今週の銀の匙で八軒くんが、実家に送ったベーコンの感想をメールで受け取って緊張していましたが……よかったですね、お父さんにも認められて!そのメールを見て八軒くんは勝ち誇ったような顔をしていましたが、絶対そうなるものなのですよ!がんばって捻出して積み上げて作り上げたものの結果が気にならないはずがない。「失敗しても仕方ないよ」と、御影さんなら言ってくれそうな気がしますが、やっぱりこのときの八軒くんの顔は大好きですね!してやったり!

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やはり銀の匙にある青春の泥臭さと、そのスキマから見える爽やかさは凄まじいですね。いいなあいいなあいいなあ、こんな青春送りたいっ!例え学校生活が大変でも、自分が今のサンデーで一番入れ替わりたい主人公は八軒くんですもん。エゾノーでどんどん泥臭くなっていく八軒くんに見える輝きが欲しい!悩み、転び、知り、繋がり、省みて、分かり、飲み干して、成長していく。これこそがきっと青春にあるべき輝きだと思うのですよ!そんな中で今回「秋の巻」で八軒くんがぶつかったのは御影さんが浮かべていた涙についてですが、こういうのもステキだなぁ……!単純な色恋の話ではなく、ぼんやりとした悩み。ぼんやりとしているからこそ広がる不安。やっぱり青春にとって、不安ってのは必要不可欠なスパイスなんですよきっと!八軒くんと御影さんのこれからの関係にも気になりますが、まあ、ゆっくり成長していってね八軒くん。泥を磨いていればいつかは輝きが見えるのと同じように、振り出した雨もきっと止むさ!た、たぶん!きっと!

これからもきっと、八軒くんはエゾノーの中で「何かをやっていく」のでしょう。自分という大きなものと繋がっていく青春に起こるその爆発を、来週からも指をくわえて羨ましがりながら見て行きたいですね。いいなー。


◆GAN☆KON(第20願「コンプリート」)

一方で、こちらも羨ましすぎる青春を送る主人公が一人。銀の匙は土色の青春と言いましたが、GAN☆KONはまさに青!ド青!の青春ですね。かわいい女の子二人と男の娘一匹を引き連れて夜の学校内を散策するというだけでも幸せだというのに、そのうちの一人が三峰さんですよ!羨ましいなんてレベルじゃねーぞ!GAN☆KON主人公の新太こそ、自分が成り代わりたい二番目のサンデー主人公なんですが……まあ二番目な理由は今週のGAN☆KONを読んでいただくと分かるというか……さすがに命は惜しいなぁというか……。

ただですね、もしかしたら命を危険に晒してでも割合が取れるのではないだろうか。とも思ってしまうわけです。だって今週のGAN☆KONで新太、三峰さんに踏んでもらってるんですよ!なんということだ!もう青春っていうかピンク春だよ!いや待てよもしかしたら白春かもしれない!
新太を踏んだときにチラリと見えた三峰さんの下着の色の話はともかく、前にも言ったように本当に新太は素晴らしい主人公ですね。今のまま欲望に忠実に生きていってほしいですよ。そしてぜひ、毎週三峰さんのパンチラをどうにかして捻出してほしいものです。がんばれ新太!お前ならできる!

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三峰さんは設定的にも性格的にも単純なツンデレキャラになりがちなんですが、本作ではそうなっていません。その一番の要因が、やっぱり「劣等感」かなぁと。三峰さんはいつも劣等感を抱いています。それが新太の“嫁”、イサナさんがいるということです。ツンデレキャラってのは「どうしてこんなにアピールしてるのに振り向いてくれないのよ他の女見てんのよバカ!」という思いが多いですが、新太には既に嫁がいる……ということでこういった感情は完全にシャットアウトされています。今週だって「イサナさんとの未来のためにがんばるんだ!」という新太の宣言によって、三峰さんは心を抉られていましたが。間女になってはいけないのを知っているから、ツンツンしてこないわけですよ!寂しいから!きっと三峰さんの中にはいつだって「私なんて……」という感情があるに違いなくて、だからこそクールな委員長として単に暴言を浴びせるのではなく、それよりも片想いするしおらしい女の子という一面が強く出るわけです。これは素晴らしい!こうして考えると今の三峰さんは絶妙なバランスで成り立っており、自分が心を射られるのも必然だったのかもしれません。

この設定は三峰さんのかわいさを増幅させるだけじゃなく、「新太が頼めば三峰さんもなるべく応じてくれる」という状況にも違和感なく持っていける訳です。本妻がいるということが、これほどまでサブヒロインを魅力的にするとは!憎らしい!

今回の新太のまっすぐなイサナさんへの思いを、落ち込みながら聞く三峰さん……をじっと見つめていたマガミ。現在はある程度均衡が取れている四人の関係ですが、ここから先どういうふうに移り行くのか楽しみですな。あと来週の三峰さんのパンチラも。え、ない?そんなぁ……。


今週のベスト「次回に続く」!

◆電波教師(17限目「自称一番の少女」)

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単行本1巻発売を控えて、新たな物語が始まった「電波教師」。今度の担当ヒロインは漫画関係に詳しいということで、次回、センターカラーで鑑先生の本領が見れる……のか?

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◆BUYUDEN(第45話「1つだけ」)

いやー、長かったですね。ここまで。

勇にとっての初めての大会が終わり、彼の手のひらには―――勝利の重さと、もう一つ、ボクシングをやるということの重さが残りました。それは子どもの勇にはまだ重すぎるもので、それでも、逃げたりはできないもの、ということで。過酷だなぁ……。

星と亘の対決にも決着がつき、そろそろ物語も第二部・中学生編へ進みそうな雰囲気がありますが。それでも勇たちの関係はこれまでのままというわけではなく、要萌花……勇たちの日常をひっくり返した張本人とは、きっと誰もが思っている以上に「溝」ができてしまっているのだと思います。怪我によってボクシングができなくなった萌花の痛み、そして失った重さは、果たしてどのようなものなのでしょうか。自分は小学生時代なんて一つのことに打ち込んだりはしていませんでしたよ。ただ生きているだけ。小学生とは思えない強さと固さで自分の道を作って、守ってきた萌花からしてみたら、今回のことは……きっと自分の全部を否定されるようなことなのでしょう。

ただ個人的には最近の、萌花が道を失っていくという物語は、すごく惹かれるというか……待ち望んでいた展開なんですよ。萌花にボクシングを挫折してほしいとかそういう理由ではなくて、ただ単純に―――主人公の勇が、やっと主人公らしくなってきてくれたからなのです。

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これまでの勇は、たまに萌花に対して男らしさを見せるくらいで、基本的にはヘタレな主人公でした。オブラートに包まないで言うけど。まあだからこそ、稀に見せるカウンタースキルの凄さには背筋を震えさせて感動していたのですが。ただ、自分の指針となっていた萌花が道から外れることになった今回は、そういった男らしさやかっこよさとはまた別のものが必要になってきます。腕力でもなくカウンタースキルでもない。男としての、女を守れるかどうかの強さが、です。

BUYUDENは、やっぱりそこが一貫して崩れないところが好きですねー。勇が戦う理由は、いつだって萌花なんですよ。萌花がいるから戦う。守るためにも不良に対抗するし、一緒にいたいからボクシングをやるし、いいところを見せたいから試合でがんばる。受け取り方によっては不純とも言えるその根源ですが、その青さもまた好きだったんですよ。好きな女の子のために何かしたい、でも実際は何もできない。そんなもんなんですよ……少なくとも自分は。それができるという勇の姿は、その時点でもうかっこいい訳です。

ただ、それは全て「萌花にもたれかかるため」の行動だった。認めてもらうために、近くにいるためにがんばってきた。それが今回、左目を負傷して選手生命が絶たれた萌花は―――きっと初めて、勇にもたれかかるのです。
近くにいさせて、
と。

そこで必要となる強さは、萌花のために不良に立ち向かう強さとは、また違った強さだと思うのです。弱さを見せた萌花に何と言うべきなのか、夢を遺された自分はどうするべきなのか。きっと勇は、答えなんて出せませんよ。まだ小学生ですから。萌花の手から滑り落ちた「人生の重さ」は、小学生が抱えきれるものじゃない。
だったら。
強くなるしかないよなぁ、勇。

「萌花との」ためじゃなく、「萌花の」ために。重さを支えるために。何が正義かなんて分かりはしないし、武勇と蛮勇の違いだって、きっとちんぷんかんぷんですよ。それでも、勇には迷わずに進んでいってほしい。そう思うのです。ヘタレなんて言われないくらいに強く。萌花のための勇気を目的地に置くのではなく、飛び跳ねるための足元に置く。それができれば勇も、もっときっと強くなれるはず。寂しいかもしれないけど、がんばれ、勇。


◆はじめてのあく(第148話「乙型のナミダ」)

BUYUDENも随分と重い展開に入っていますが、はじあくも……のっぴきならないですねぇ。ジローたちが悪の一員という設定を、こういうところで凄い落差として持ってくるのがはじあくの引き込まれるところだなーと、今回の話を読んで再び感じてしまったのですが。

乙型ちゃんたちの友情もすごく心に響くのですが、どちらかというと自分は「大人と子ども」という区切りに対して衝撃を受けましたね。まあお父さんは悪の首領だし、仕方ないのかもしれないけど―――それでもどうしようもできない。いくら強いマントを持っていても、絆が強くても、所詮は子どもなんですよ。そんなような話を「マギ」でもやっていましたが、自分はやっぱり「大人と子供」という力関係はすごく大好きです。話の題材として。「親と子」、でもいいですが。

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はじあくの世界に明確なラスボスはいないですが、いるとしたらそれはきっと、ジローのお父さんなんじゃないかなー……と思いました。正義と悪という話ではなく、明朗な強さの象徴として。はじあくの世界の登場人物はみーんな子どもで、作中でも思春期特有な悩みが焦点になる話も多いですよね。1話を見てみるとまんまそうですよ。
「世間知らずなジローが一般人と過ごしていく上で常識とかを知っていく」という作品のスタンス自体が、物語の大きな流れと共に登場人物を成長させていく気満々だし!赤城が卒業したり、ジローが今の場所から去ることを匂わせる話のときもそうでしたが、はじあくってのは子どもたちが大人になっていく物語だと思うのです。ジローは成長したもんなぁ。たぶん。
そもそもタイトルが「はじめての~」ですしね。「はじめてのおつかい」を彷彿とさせるタイトルから、幼さと若さ、そしてそれの成長していく姿を描きたい……という藤木先生の思いが分かるような。こじつけかもしれないけどさ!

だから今回の乙型ちゃんの話は、このまま最終回を迎えちゃうんじゃないの!?と思うくらいに大きな物語だと思っています。自分は。子どもが両手を伸ばしても届かない場所にいる「大人」が定めた運命を変える……そんなことができれば、ジローたちはきっと大きく進むことができるはずです。たとえそれが叶わないとしても。

ただね!乙型ちゃんははじあくの中で東雲さんに次ぐかわいさを持つキャラなので、消えてほしくはないんですよ!そんなのいかん!
ということで、勇に負けずにがんばれジロー。主人公がヒロインのためにがんばる、というシンプルな構図がやっぱり好きですね、自分は。守ってやって!


今週のベストラストページ!

◆ムシブギョー(第51陣「八丈島の攻防」)

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もうここ最近のムシブギョーの続きが気になる感はスゴイですね!蟲奉行所のメンバーが絶対的に不利な状況に陥る中で、あまりよろしくなさそうな方向に覚醒した仁兵衛。っていうか刀での戦いが主軸なムシブギョーの中で素手で戦うって!ステキ!しかも来週センターカラーですよセンターカラー!楽しみぃ!

拍手[3回]

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よーく考えてみたら発売日は昨日だったんですが、買ってきました「GAN☆KON」の1巻!紀伊国屋書店で!メッセージペーパーはマイ嫁の三峰さんのイラストがなかったので……いや、でもかわいいですねイサナさん。ここまで純度高くツイン嫁システムをするってのはすごい。

そういえばですが、サンデー本誌で読みながらコミックスまで手を伸ばすのは神のみ以来ですね……それくらい毎週楽しみにしてます「GAN☆KON」。こうして読み返してみると、結構がんばれば毎週感想書けそうな感じですね!ぜひ後方支援したくなる作品なので、ちょっと真剣に考えてみようかな。

三峰椿ちゃんがかわいいと言いましたが、個人的にはGAN☆KONの一番好きなところは主人公・多賀守新太の清清しさですね!いやー、いい主人公ですよ新太。欲望に忠実で、ただまっすぐに愛を求めるあの姿は、一歩間違えればウザかったり我を張りすぎてバランスを崩しかねないと思うのですが、そこはまた微妙なバランスで成り立っています。新太とイサナさんが一話の時点で「夫婦」になったおかげで、欲望丸出しな新太がすごく一途な少年になっているからなんだろうなぁ……新太は確かに軽率ですが、ハーレムという概念がないおかげですごく見ていて気持ちいい。自分に惚れてくれた女の子は、たとえ正体が巨神だったとしても全力で愛す。愛せそうになくても愛そうとする。ラブコメ作品の主人公って、女の子から迫られるというシチュエーションを生み出すために「むしろ女子を面倒くさがる」という風潮が多いですが、新太みたいにガツガツと行く主人公は見ていて楽しいですね!しかもガツガツ行きつつ、ちゃんと丁寧に接する。男の鏡ですわ。これはモテても仕方ないなぁ。

と、いい人でありつつ、ちゃっかり同居しているイサナさんのだらしない姿を写真に収めておくという男らしさも大好きですが!イサナさんの着替えをさりげなく覗こうとしたり、体が密着して反応してもそれを隠さないところとかも、新太のまっすぐさをより補正している気がします。必殺技緊縛だし!確かに軽率で軟派ではあるのですが、芯は硬くてしっかりしている。こういう男になりたいですねぇ。

ラブコメ作品でこういう主人公があまりいないのは、積極的に行動を起こすことでヒロインが受動的になってしまうというところなのかもしれませんが……本作のヒロイン・イサナさんに限ってはそういう心配もあまりいらないようで!その理由として、やっぱり新太とイサナさんが、すでにやんわりと両思いになっているからでしょうな!しかも、なんとなくそれが互いの共通認識になってる!イサナさんが一話の時点で「嫁」になっているおかげで、GAN☆KONではそもそも押す・引くという概念があまりないですから……おかげで新太が押し押しでいっても、イサナさんが引くことはないからちゃんとしたラブコメとして成り立つ。イサナさんは決して「あんたのことなんて好きじゃないんだからね!?」とは言いませんから。こういう関係も憧れるなぁ―――GAN☆KONはどちらかというとギャグ色が強いですが、それはこの作品で描いているものが「恋愛関係」ではなく「夫婦関係」だからかもしれませんね。めおとまんざい!

一方で、現在、サンデー本誌では三峰さんというサンデートップレベルで可愛い女の子が二人の間に入ってきているのですが、これもまた面白そうな関係なんですよねー!イサナさんと新太はもう夫婦関係である以上、入り込む隙間なんてないのですが。それなのに微妙に入り込めてしまうのもまた、新太の広くやわらかい心のおかげ。イサナさんと三峰さんと新太の三角関係はどちらかというと安心してみていられますからいいですね……それもやっぱり間が新太だからですよ。三峰さんなんていう最高峰のヒロインを嫁にしないなんて勿体無さ過ぎますが、まぁ、新太なら大丈夫でしょう。傷つけたりもしないはず。信頼してるぜ?

個人的には、「代行者との戦いで負けるとイサナさんを失わないといけない」というファクターで話を重くしてもいいとは思うのですが!今はまだ、新太が負けたくないと思うレベルのブースターでしかないですが、そのうちこの設定が物語の中核になっていきそうな予感はしますねぇ。というかしてほしい。作中ではそれとなく流されてるけど、これってかなり重要なことですよね。これまで愛というものを受け取ったことがない新太が、受け取っていた愛を失ったとき……そこにまた「GAN☆KON」という作品の、新しい色を見ることができるような気がする!

具体的には、例えば戦いに負けてイサナさんと別れることになって、他の神様への「イサナさんと再婚したい」という思いを力にして戦う第二部、とか!おお、これいいかも!なんか三峰さんの出番増えそうだし!

他にも、これから先の新太の願術とかも気になりますねー、今は壱願の赤い糸だけなので、経験を積むにつれてどんな技が使えるようになるのか……四願で、自分の実力を完全に凌駕したオーバーテクノロジーな技を覚えたりしても面白いかも。いやー、やっぱりGAN☆KONはその「可能性の広さ」が好きですな!自由度が広いというか、色々な要素を一つの作品で楽しめる作品というか。こういう作品を終わらせてはいけないぞ、サンデー!


と、いうわけで「GAN☆KON」、クラブサンデーにて1話と17話を無料配信中です。特に17話は嫁の三峰さんが大活躍してるので超オススメですよ!

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かわいいでしょ!かわいいでしょ!でも譲らない!三峰椿、お前が欲しい!

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