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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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武士道邁進!

というわけで、記念すべき(?)一回目は「常住戦陣!!ムシブギョー」です。

何度だって言いますが、このブログも絶好調に更新頻度が減りつづけていますので……今週からは、サンデー本誌の感想も書けていけたらな、と。とはいっても、毎回毎回18ページの作品に愛やら理屈やらを持ってきて思いを吐き出すことは限りなく不可能に近いので、一週一作品なら!いける!ような気がする!ということで始めてみました。

2011年のしょっぱな、新年6号から連載が開始されたこの「ムシブギョー」ですが、一言で端的に言ってしまえば、面白い。面白いうえ、読みたかった作品にもなってる気がします。

“死ぬまで勝ち続ける武士”を目指す月島仁兵衛は、生まれ育った津軽藩を離れ、大都会・江戸の「蟲奉行所」に勤めることに。目安箱の投書によって設けられた蟲奉行所のお役目は…江戸に跋扈する巨大蟲を退治すること!! 選ばれた猛者が命懸けでお勤めを果たす蟲奉行所にて、江戸の平和と人々の笑顔を守るため、仁兵衛は戦う!! 愉快痛快爽快至上主義・大江戸蟲切りバトルアクション!!!(WEBサンデー内「常住戦陣!!ムシブギョー」ページより)

……まあ、作品の本筋はこんな感じですね。設定自体はそんなに奇抜なものではありませんが、けれど……というよりかは「だからこそ」、自分はこの作品を面白いと感じるのかもしれません。



仁兵衛は屈強な父親を持ち、それに憧れています。……ところが昔、その父親の武士としての命である「足」を奪ってしまったことがあるんですよね。自分が不甲斐ないせいで、父はすべてを失ってしまった……それを今でも悔やんでいます。

ところが。
それを父親は責めもせず、そして息子もそれに引きずられてはいない。そういう辛いことがあったからこそ、仁兵衛はより強さを求めています。なにかと密かなトラウマを持ってる主人公が多い中、仁兵衛のクリーンさと言ったら!血なまぐさい設定ではあるんですが、主人公はまったくそれを感じさせない性格なんですよね。よく言えば熱心、悪く言えばアホ。
まっすぐなんですね。

で、自分がムシブギョーを「すごい!」と思うところが、まさにこれと繋がっています。ムシブギョーの凄さってやっぱり、その「王道さ」だと思うんですよ。今週(といっても、実際は先週)のサンデーの次号予告にはこう書いてあります。



「ただひたすらに、王道を往け!!」
まさにこれです!

個人的な話なんですが、自分はすごい「王道」って好きです。主人公がやられそうだ……どうなる!ってときに味方が現れたり、宿命のライバルがあっさりと仲間になったり。ベタでみえみえの展開だとしても、「だからこそ」、より燃えるものっていうのがあると思うんですよ!もちろんバトル漫画じゃなくて、ラブコメとかでも同じことは言えるわけですが。

……ただ、残念なことにそういう王道ド真ん中の作品って、あんまりウケない。王道って言い換えればやり尽くされていること……すなわち「地味」なんですよね。では、その地味さを打ち砕くものというのはなんなのか?
フツーの作品ではそれが萌えやらアダルト要素で補われがちですよね。登場キャラ全員女子!とか、胸揺れるよ服破れるよ!みたいな。もちろんそれを武器にできるっていうのはスゴイことなんですが。人を魅了する体を描ける人ってあんまりいないですよ?

ところがどっこい、今のところムシブギョーでは、そういうところに極端に依存したりはしていません。
だったらどうして面白くいられるんだい?と聞かれれば、それはやっぱりその突破力ではないでしょーか?



仁兵衛はいまどき天然記念物にでも認定されそうなまっすぐ進むことしか知らない主人公ですが、ムシブギョーにおいてそれが作品を司る全てのような気がします。傷を負っても誰かのために立ち上がり、よく分からない不条理は無視し、強大な相手も刀と気合でやっつける。できそうでできない……といより、ベタすぎてやりたがらないことをこうも堂々とやってるんですよ!
かっこいい!単純でまっすぐだから、こういう感情が真っ先に浮かんでくるのではないでしょうか。

あとは行動だけでなくて、仁兵衛の性格も非常に読んでて気持ちいいですよね。幸せなことに両手をバンザイして喜んで、すまないと思ったことには全力で謝辞をする。自分より強い人に対しても尊敬の念を抱いて、近づくためにより燃える。
まさに「こうあるべき!」という武士(あるいは、少年漫画の主人公)の姿を歪みなく描いてあります。勇ましくて愛らしい……完璧じゃないですか!



設定においても、なんだか紛らわしいゴチャゴチャした設定は存在していません。人々の命を脅かす悪い蟲がいて、それを倒す。簡潔で分かりやすくていいですよね!むしろそういう単純なところから始まったほうが、いつか少しずつ広がっていったときの興奮が強まるはずですよ。濃密な作品が欲しいとか言わないで、読んでてスカッとする作品にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

細かいことはいいんだよ!仁兵衛がかっこよければそれでさ!
少年漫画において一番大事な部分を見事に踏襲している作品ですよ。もちろん人に訴えるようなことがあるのも大事だとは思いますが、こういう作品がどこかにあるだけで楽しいですよね!


「常住戦陣!!ムシブギョー」
世知辛い世の中ですが、そういうときだからこそこの作品をオススメしたいですね。難しいことを考えるのはやめて、仁兵衛の男気に「かっけー!」と叫んでみてはいかがでしょうか?


(WEBサンデーにて壁紙無料ダウンロードできます、お早めに!)

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