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管理人:とれふる
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TINAMI
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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。
ご意見・ご要望があれば studiotrefle0510☆gmail.com の方まで、☆を@に変換してお気軽にどうぞ。
鮎川天理さんからの求婚もお待ちしています。
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なつのまぼろし(仮題)
神のみぞ知るセカイ 生駒みなみSS
製作:著作 ここ
……まあ、記事タイトルの通りです(笑)。少し前から頭の中で構想を練っていた新作神のみSSを、ちょっとばかし文章にし始めたので。途中でめんどくせぇーってなって放棄しないように、ここで追い込む!もう逃げられんぞ!
前回の「Steady Secret」につづき、今回もやりたいことをやる……つもりです。ただ、趣旨というか雰囲気は大きく変わる予定。SteadySecretみたいに、大衆向けの作品には出来上がらないかもしれません。つまり、楽しめるかどうかが前回より分裂するってことですね。
そして、何よりも超個人的な作品になりそうです。自分の青春というかね、内側にあるもやもやした「青春の残り香」みたいなものを表に出来たらなぁ、とは思ってます。何をごちゃごちゃ言ってんだよ!と思う方もいるかもしれませんが、これはハードルを下げてる文章なのです。それくらい、「Steady Secret」とは毛色の違う作品になる予定。ああいう丸っこい作品を期待しないでいてくださいね。製作側なのにものすごい媚びようだけど気にしないぜ!
うーんと。おそらくですが、かなり痛くて臭い作品になるような気がするなぁ……頭の中のメインテーマとしてあるのが「失踪する思春期のパラノイア」ですので。ご了承を。
タイトルはこちらから。
アニメ「名探偵コナン」10thエンディングテーマですね。
みなみに恋するお話です。
ルキノさんとの合同小説・鳥羽瑠乃シリーズです。
話数も多くなってきたので、今回ここで一度まとめてみます!0話~7話まで公開中ですので、ぜひまだ目を通したことのない人はチェックしてみてくださいっ。
FLAG.01「遭遇」
FLAG.02「発覚」
FLAG.03「中盤は奇術師のように」
FLAG.04「コンフリクト」
FLAG.05「転換点」
FLAG.06「deny」
FLAG.00「夢~幕間に捧げる物語~」
FLAG.07「トリノソラネ(前編)」
FLAG.08「トリノソラネ(後編)」
FLAG.09「空と君のあいだに(前編)」
ルキノさんとの合同SS、今回は番外編となる第0話です!執筆担当はルキノさんで、番外編でありながらも非常に重要な物語となっておりますっ。ぜひお気軽に目を通してみてください!
(合同神のみSSのまとめはこちら)
1
「はぁ……」
ある日の夕時。制服姿の鳥羽瑠乃の姿は、とある公園にあった。誰もいない公園で彼女はただ一人ブランコに座っている。
たまにちょっとだけ動くので、それに応じてギィギィとブランコも音を立てる。しかし、彼女はしばらくするとその動作を止めてキョロキョロと辺りを見回しだした。
少しの間その動作をしていた瑠乃は辺りに人がいないことを確認すると、持っていたバッグの中からPFPをとりだした。そして、起動させてゲームを始める。
しかし、ゲームをしている彼女の表情には憂いが残っている。
「音々……」
そして、瑠乃の口から出るのは彼女の親友の名―――。
2
音々、音々………。
今までなら、音々がそばにいてくれたのに……。
けど、音々は数年前からヴァイオリニストとしてのことに専念するようになって、私のそばにいないことのほうが多くなった……。それは幼馴染として嬉しいことだし、誇りに思うべきことだと思う。
けど、私は……。
私は………。
私は……。
私は…。
音々が一緒にいてくれないと生きていけない。
私にはこんなセカイを生きていけない。
こんなリアルを受け入れることなんてできない……。
音々がいたから、今まだ生きてこれたんだよ……?
***
PFPのボタンを押す手は止まらない。
カタカタカタと卒なくもっとも効率的にゲームは進んでいく。
「みんないいなぁ……」
思わず、そんな言葉が口から出た。
ゲームの中の女の子は、私なんかとは違ってきれい。
みんな悩んでないし、好きになってくれる人がいる。
みんなその人と添い遂げられる。
みんな幸せな女の子。
私は……男の子が苦手で…、人とコミュニケーションがとれなくて。
そんなダメな子……。
こんなセカイ、一人で生きていけない……。
「あれ、鳥羽さん?」
「えっ……?」
その自分の名を呼びかける声に、暗く深い思考の世界に囚われていた瑠乃は現実に戻された。そして、彼女はゲームの画面から恐る恐る声のする方へと顔を上げる。
すると、そこにいたのは同じ学校の鮎川天理さんだった―――。
「はぁ……」
ある日の夕時。制服姿の鳥羽瑠乃の姿は、とある公園にあった。誰もいない公園で彼女はただ一人ブランコに座っている。
たまにちょっとだけ動くので、それに応じてギィギィとブランコも音を立てる。しかし、彼女はしばらくするとその動作を止めてキョロキョロと辺りを見回しだした。
少しの間その動作をしていた瑠乃は辺りに人がいないことを確認すると、持っていたバッグの中からPFPをとりだした。そして、起動させてゲームを始める。
しかし、ゲームをしている彼女の表情には憂いが残っている。
「音々……」
そして、瑠乃の口から出るのは彼女の親友の名―――。
2
音々、音々………。
今までなら、音々がそばにいてくれたのに……。
けど、音々は数年前からヴァイオリニストとしてのことに専念するようになって、私のそばにいないことのほうが多くなった……。それは幼馴染として嬉しいことだし、誇りに思うべきことだと思う。
けど、私は……。
私は………。
私は……。
私は…。
音々が一緒にいてくれないと生きていけない。
私にはこんなセカイを生きていけない。
こんなリアルを受け入れることなんてできない……。
音々がいたから、今まだ生きてこれたんだよ……?
***
PFPのボタンを押す手は止まらない。
カタカタカタと卒なくもっとも効率的にゲームは進んでいく。
「みんないいなぁ……」
思わず、そんな言葉が口から出た。
ゲームの中の女の子は、私なんかとは違ってきれい。
みんな悩んでないし、好きになってくれる人がいる。
みんなその人と添い遂げられる。
みんな幸せな女の子。
私は……男の子が苦手で…、人とコミュニケーションがとれなくて。
そんなダメな子……。
こんなセカイ、一人で生きていけない……。
「あれ、鳥羽さん?」
「えっ……?」
その自分の名を呼びかける声に、暗く深い思考の世界に囚われていた瑠乃は現実に戻された。そして、彼女はゲームの画面から恐る恐る声のする方へと顔を上げる。
すると、そこにいたのは同じ学校の鮎川天理さんだった―――。
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