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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。

ご意見・ご要望があれば studiotrefle0510☆gmail.com の方まで、☆を@に変換してお気軽にどうぞ。
鮎川天理さんからの求婚もお待ちしています。
つぶやいてます。

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ルキノさんとの合同SS、今回は番外編となる第0話です!執筆担当はルキノさんで、番外編でありながらも非常に重要な物語となっておりますっ。ぜひお気軽に目を通してみてください!
(合同神のみSSのまとめはこちら





「はぁ……」
 ある日の夕時。制服姿の鳥羽瑠乃の姿は、とある公園にあった。誰もいない公園で彼女はただ一人ブランコに座っている。
 たまにちょっとだけ動くので、それに応じてギィギィとブランコも音を立てる。しかし、彼女はしばらくするとその動作を止めてキョロキョロと辺りを見回しだした。
少しの間その動作をしていた瑠乃は辺りに人がいないことを確認すると、持っていたバッグの中からPFPをとりだした。そして、起動させてゲームを始める。
しかし、ゲームをしている彼女の表情には憂いが残っている。
「音々……」
 そして、瑠乃の口から出るのは彼女の親友の名―――。




 音々、音々………。
 今までなら、音々がそばにいてくれたのに……。
 けど、音々は数年前からヴァイオリニストとしてのことに専念するようになって、私のそばにいないことのほうが多くなった……。それは幼馴染として嬉しいことだし、誇りに思うべきことだと思う。
 けど、私は……。
 私は………。
 私は……。
 私は…。

 音々が一緒にいてくれないと生きていけない。
 私にはこんなセカイを生きていけない。
 こんなリアルを受け入れることなんてできない……。
 音々がいたから、今まだ生きてこれたんだよ……?

***

 PFPのボタンを押す手は止まらない。
 カタカタカタと卒なくもっとも効率的にゲームは進んでいく。
「みんないいなぁ……」
 思わず、そんな言葉が口から出た。
 ゲームの中の女の子は、私なんかとは違ってきれい。
 みんな悩んでないし、好きになってくれる人がいる。
 みんなその人と添い遂げられる。
 みんな幸せな女の子。
 私は……男の子が苦手で…、人とコミュニケーションがとれなくて。
 そんなダメな子……。
 こんなセカイ、一人で生きていけない……。
「あれ、鳥羽さん?」
「えっ……?」
 その自分の名を呼びかける声に、暗く深い思考の世界に囚われていた瑠乃は現実に戻された。そして、彼女はゲームの画面から恐る恐る声のする方へと顔を上げる。
 すると、そこにいたのは同じ学校の鮎川天理さんだった―――。


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