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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
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アニメ神のみぞ知るセカイ第二話、「あくまでも妹です」「ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール」の感想を。
前回、歩美に負けず劣らずのスタートダッシュで走り出した神のみアニメでしたが、今回ももちろんその勢いは衰えていません!

まずその勢いの一つが、作画。
マングローブはここでわざわざ特筆しなくても、作画の良さは周知の事実です。自分も神のみがマングローブで映像化されるにいたって、そのときに放送されていた「さらい屋五葉」をチェックしたんですが、自分の予想以上に動いていてビックリした覚えがあります。
刀鍛冶も良かったですしね。

まず、冒頭でエルシィがクラスメイトから質問攻めにあうシーン。エルシィはちやほやされて照れますが、もういちいち良く動くんですね~これが。しかも、デフォルメ化したエルシィもしっかりと可愛いです!
一話を見ていても気づきましたが、マングローブさんは「アクション作画」が得意みたいですね。桂馬くんが風圧に飛ばされて耐えるところとか、首輪に操られるところ、歩美が走っているシーン……グリグリッと、時にはバトルアニメのようなカメラワークも駆使して、とにかく迫力が出ています!
もちろん、二話でもその魂は継承されていました。


桂馬くんが、エルシィの妹設定の甘さを否定しながら指差すシーン。かなりダイナミックな動きをしています。ラブコメに必要ないでしょうと言いたくなるようなこういう作画も、アニメの勢いを加速していていいですね!
ちなみに、その後のシーンも必見です。ああっエルシィ!そんなところを噛んでは……!


妹の、品質示す エンブレム BMW!
言わずも知れた桂馬くんの初格言ですね。ここでは下野さんの熱演が映えます!
いろいろなインタビューで、下野さんは桂馬の演技を「抑揚があって難しい」とおっしゃっていました。さっきまでギャグ顔でアホなこと言っていたのに、急に真面目な顔になって……結局アホなことを言う。難しい演技のはずですが、下野さんは見事に演じきっています。それどころか、桂馬くんらしさをよりパワーアップしてますね!
「オタク発言をして、気持ち悪い……けど、その根底には純粋さがあるから笑ってしまう」
という桂馬くんのキャラ性が完璧に表現されています。下野さん素晴らしい!
ちなみに今回、桂馬くんのママ・麻里さんが初登場しています。柚木さんの声も麻里さんにピッタリですね。今まで柚木さんが演じてきたキャラを見ても、ちょっと天然で、面倒見がよくて……でも気が荒くなることもあるという麻里さんをばっちりフォローできていましたし!
しかしもちろん、伊藤かな恵さん演じるエルシィも負けてはいません。
二話は数少ないエルシィフィーチャー回ということもあって、エルシィの可愛さが一話以上に振りまかれています。
個人的なおすすめは、箒で桂木家をふっとばした際のエルシィです。

ここは、伊藤かな恵さんの声がかなりかわいいですね!料理が美味しいと言われ、掃除を褒められ、この時のエルシィは少し「調子に乗っている」状態なんでしょう。そしてノリノリのまま掃除を始めて……大失態。このシーンのエルシィは困っているというより、どちらかというと「調子に乗っていたのに失敗して、恥ずかしい」と感じている場面で、かわいい上に中々貴重なシーンでもあります。


そしてやっぱり見所は、桂馬くんとエルシィが風呂場で遭遇するシーン。この時の二人の顔のアップは、どちらも印象的ですね。今回の中で桂馬くんが一番かっこよく、エルシィが一番かわいく描かれているカットでしょう!
ちなみに。
いろいろなところで話題になっている「ギャルゲーショップシーン」。個人的には、元ネタの内容というよりもそこまで作りこまれていることに驚きましたね。後ろのゲームパッケージやパネル、ポスターまでイラストが描かれていて、かなり気合の入っている背景でしたよ!
そして物語は後半へ。


まず、冒頭のシーンですが、二階堂先生の授業が「地獄変」というのは芸が細かいですよね。こういうところもしっかりと描かれているというのはやっぱり凄いです!原作だとここまでやるページはないですから、原作ファンとしては特に楽しめるところではないでしょうか?


そして、ちひろ登場!公式サイトやサンデー本誌で特に取り上げられていないので多くは言いませんが……声が阿澄佳奈さんなのね!個人的に阿澄さんはゆのみたいな「内気なキャラ」の声がすきなんですが、ちひろのイメージにもぴったりじゃないですか。特に「アニメ声でない」というところが凄くツボでしたね!
もちろん、2.5話はちひろの登場がメインではありません。
ついにこの娘が登場です!


青山中央産業令嬢・青山美生。
神のみ史上2人目の攻略キャラは、見ていただければ分かるように「金髪ツインテール」です。そして釣り目、おでこも出している……桂馬くんが作中でも言っていましたが、典型的すぎるツンキャラですね。
まあ包み隠さずに言ってしまうと、2回目の放送を見た限りのみなさんの感想は……「エルシィのほうがかわいい」というのが大半みたいですね。もちろんFLAG.2.0はエルシィ回ですのでエルシィがかわいくていいのですが、まあ歪曲されて「美生が微妙?」みたいな流れになってしまいそうですので、言っておきますが!
二話の美生は、微妙です!というかむしろ、微妙でないといけないのです。
ちょっと来週に食い込みますが、桂馬くんの読みはずばり的中しており……美生は性格も古典的なツンデレキャラなんですね。でも、美生は(原作カウントで)一話目では「デレません」。
というか、「ツン」もしていないんですね。
どうも原作を読んでいると今のままで普通に感じますが、初見の人からしてみると、感情の起伏が小さいキャラのように見えます。今回の美生は見栄を張っているため、大人しいし、桂馬への処理も冷淡ですね。
美生の中では「庶民の行動にうろたえること」は許されざることであり、桂馬くんが無礼なことをしてきても怒ったりはしません。淡々としていないといけない……と、美生は感じているはずです。
ただ、冷淡だからこそ、ツンにも迫力がないんですね。「あ、あ、あんたバカ!?」みたいな。ある意味視聴者が望んでいるようなツンと照れを、美生は見せていない。というか、見せまいとしているんです。
この設定からもすでにツンデレキャラとしての片鱗が見えていますが、来週はそれがボロボロと落ちて、ほぼ全てがあらわになるはずです。そしてそれが美生の本当のキャラなんですね。
桂馬くんの格言を借りれば、2話現在の美生は「デレの周りの鎧の上に、もう一つ鎧を着ている」という状態ということでしょうか。来週、一つ目の鎧が壊れ……まっとうなツンデレキャラ・美生が誕生するでしょう!
今週のままでエンディング……なんて思っていると、それこそカウンターパンチが直撃しますよ!今から構えておきましょう。


FLAG.2.5の見所!
まず一つは、桂馬くんからの告白で慌てふためくエルシィ。たとたとたと~と教室内を走り回るエルシィはキュートですね!ボンッと顔を赤くするエルシィも、原作を踏襲しつつ、さらに昇華させていて素晴らしいカットでした。


もう一つは……かなり個人的ですが、森田のプロレス技(!)ですね。このシーンは下野さんの声と、絶妙なテンポがうまく織り交ざってます。かんなぎ、バカテス、みつどもえ……などでの下野さんのツッコミやリアクションボイスは面白かったのですが、神のみでももちろんそれは発揮されていました。
桂馬くんはこれから先、すさまじい数の断末魔を叫ぶことになるので楽しみですね!
次回予告!
FLAG.3.0「ドライヴ・マイ・カー」
FLAG.3.5「パーティーはそのままに」
次の攻略対象は、舞島学園の金持ちで知られる大財閥のご令嬢、青山美生。
下校する美生をつけた桂馬とエルシィは、美生が実はボロアパートに住んでいる事実を知ってしまう。美生の秘密を知った桂馬はなんと彼女の運転手に立候補!「庶民」と罵られながらも、美生の世話を焼く毎日。
そんなある日美生のもとにセレブなダンスパーティーの招待状が届き……
(アニメ公式サイトより)
次回予告の映像は、テレビ東京・あにてれのサイトで公開中です。






EDも最高でした。歌や攻略キャラ集合ももちろんよかったですが、やっぱり最後のサプライズには感動しましたね。製作陣を褒めちぎりたいです!
こんなことを言うのもあれですが、アニメっていうものはやっぱり印象が大切で。そのせいで「一話のクオリティーを、二話以降保てない」というアニメがすごく多いわけですが……アニメ「神のみ」は全く心配がいりませんでしたね。来週は、上記のリンクで見てみると作画監督さんが沢山おりますので。
心配どころか、これから期待して待ちたいです!
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