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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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桂馬とちひろ、二人の「協力戦線」はどうなる?アニメ神のみぞ知るセカイⅡ、第6話「10%の雨予報」の感想を。


 


前回、6人目の攻略対象である小阪ちひろの罵詈雑言に屈した桂馬くんでしたが、今回は予想外の助っ人が……来ましたね、ついに。

6話の感想として、どうしても書き逃せないポイントの一つとしてこの「高原歩美」の存在があります。見た方はすでにご存知とは思いますが、やっぱりちひろ編というものは神のみにおけるかなり大きな特異点、もとい転換点ですよ。



ちょうど1.5クール前、1期の最初に桂馬くんが攻略した少女こそがこの歩美です。エルシィが空から降ってきて、勝手に命を天秤にかけられて、最悪な現実と向き合うハメになった桂馬くんにとっては、どうしたって忘れられない存在ですよ。

そして今回、ちひろに自分の全てを否定されて現実を拒絶した桂馬くん。現実の外側に半歩踏み出していた桂馬くんは、やっぱりそれなりの覚悟だったと思うんですよ。今まで桂馬くんは、たとえ現実に依存することになっていたとしても、ある種仕方のないことと割り切っていたようですが……そんな桂馬くんですらも「絶句」したわけで。
もう知らん。
勝手にしろ。
そう思って、現実にバイバイと手を振ろうとした瞬間に―――彼女、高原歩美が現れたんです。攻略された彼女は、過去に抱えていた心の苦しみと痛みから解放されていました。桂馬くんが全身全霊を尽くして攻略を成功させた成果ですね。
歩美は幸せになっているはずですよ。

でも、失っているものもあって。それが「記憶」ですよ。



桂木桂馬に恋して、許し、委ねた高原歩美はもうそこにはいません。桂馬くんが「歩美」と話しかけると、そんな馴れ馴れしく言わないで!と顔面に蹴りを入れられる。桂馬くんが何を思おうとも感じていようとも、それが今の歩美とリンクすることはない。たとえ恋に落としたとしても、そこから今へは繋がらない。
失恋、ですよ。

桂馬くんが歩美に対してどう思っているか……なんてのは憶測の域を出ることはできませんが。でも歩美を攻略したときの桂馬くんは、先輩のイジメにも負けずに走り続ける歩美を見て……少しでも心を許したからこそ、彼女の心のスキマを埋めようと立ち上がった。現実はクソゲーでも、悪いヒロインはいない。桂馬くんの信念でもあるそれは、あの時も今もきっと曲げられずにいるはずです。
そして、歩美に心を許したとして……助けてあげようと思ったとして。助けたとして―――結局歩美の記憶は消えてしまいますから。そこから先、は、ありません。
たとえ歩美が自分のことを好きになったとしても、そして自分もその思いに手を伸ばそうとしても、記憶が消えてしまえばそこでおしまい。思いが重なることはなくて、それってつまり「失恋」ですよ。



この日、現実とのラインを引こうとした桂馬くんの前に現れた歩美。現実に疲弊した桂馬くんを見て、彼女は外へ引っ張り出して自前の「へそくりカロリー」を分けてくれました。けれど、「歩美」と呼んでも返事をしてくれない、手をとることもしてくれない。応援してくれる?と頼むこともしてくれない。
あのときの自分は、今の歩美の中には存在していないから。
ちひろは、ちひろ編において一度「失恋」をしています。降りしきる雨の中で、自分を丸ごとポッキリと折られるようなそれを経験しているんですよ。自分と世界との、限りなく明確で迷惑なその温度差を。失恋なんて最悪最低のバッドイベントなのに、飄々としていたちひろを見て、桂馬くんは最大の絶望を感じていました。
あぁ、現実はクソゲーだと。
でも。



今回出会った歩美は、確かに記憶を失ってはいました。でも、自分を気にして、気を利かせてくれる。ちひろが桂馬くんの悪口を言っているのを聞くと気分を悪くもしてくれている。……ま、そこからまたもう一度恋が始まるなんてことはないですよ。でも、歩美の中のどこかで何かが変わって、どこかのどこかに自分の何かがあるのなら。記憶が消えてしまっても、自分のしたことは無意味ではなかった―――「前より輝いている」とエルシィは言いましたが、もし本当にそうなっているとしたら。
それは、失恋ではなくて。

結局、桂馬くんと歩美は何が進展するわけでもなく別れます。そのとき見た走り去る歩美の姿は、1期1話の最後で見た姿と同じで……でもきっと、少し違っているはずですよ。そこに桂木桂馬という因子があるとすれば、まあ。まあまあ。
足を踏み戻してやってもいいぞ、現実。
そう思ってくれたかどうかは定かではありませんが、今回桂馬くんは現実に対してちょっと譲歩をし始めましたね。



知将・歩美の策によって、一緒に掃除することになった桂馬くんとちひろ。その中でちひろの本命・ユータくんの姿を見た桂馬は、ちひろの甘いプランにダメだしをしますが……再び始まる口ゲンカの中で、ちひろは桂馬くんに対して一つの言葉を投げかけます。
「だったら、わたしの告白、あんたの力で成功させてよ!」



展開を追うのもいいですが、やっぱり今回はちひろの可愛さが引き立った回かな~と思います。デザインが変わったとはよく言われますが、やっぱりそれ以上に「女の子っぽさ」が増量されている気がしますわ!しかも、かなり自然に。
ちひろの可愛さ増量、もとい女の子っぽさの増加は、テコ入れみたいなイメージは全然感じません。原作の方では最近頻繁に放出されてますが、ちひろはこの「女子高生らしさ」も魅力の一つだと思うんですよ。現実の化身だからこそ、いい意味でノンフィクションっぽい。態度がひねくれていたり、設定や行動が緻密でなく一貫性が微妙だったり……現実の女の子は、布団に簀巻きにされていたりも、幽霊として幼馴染の前に現れたりも、魔法少女になったりもしませんよ。その最たるものとして、自分から何かをしたりしない……雨の中で精一杯走っている歩美なんてのは、やっぱりフィクション側の女の子なんですよ。
意味もなくチャンネルを回したって、電話をかけたっていいじゃない。

アイドルとして他人と過去の自分と戦えるかどうか……みたいな壮大な悩みでもないかもしれません。クラスの気に食わないけど協力してくれてるヤツに対して素直になれない、みたいな小さなことかもしれませんよ。でも、人の人生の中では、たぶんどちらも同じ重さで。



無駄に長く語るよりも、分かりやすいほうがいいですかね。いやー、ちひろの適当さがかわいいですよ!本当にリアル、というか……青春やり直したくなりますわ。とほほ。


個人的には、阿澄さんのちひろボイスがすばらしすぎるかなとも思いますよ!



このブログのアニメ感想では、今までさんざ神のみキャストについて褒めて、イメージピッタリと言ってきましたが、1期のころと全く揺るぎなく100点満点でしたよーちひろ!
ハクアのときは「自分のハクアのイメージのところに、早見さんがキレイに着地してきてくれた」と言いましたが、ちひろはどちらかというと逆ですかね……正直、ちひろの声はイメージしにくいと思っていました。そして1期で少しながらも阿澄ちひろの声を聴いて、うおお、これはちひろ編すごいことになるな……と感じ取ってはいたんですが!



いざ本編でちひろ編を見てみると、そのちひろっぽさに愕然としましたわ。阿澄さんの「かわいい声なんだけど、ちょっと斜に構えていて、生意気で、でも隅っこに純粋さを秘めていて、なんとなく寂しがりや(すげー抽象的)」というボイスが、自分の中の小阪ちひろというものをよりしっかりと固めてくれた気がします。というか、実際にそうですね。顔だけじゃなく、ちひろの根っこのほうの可愛さもアニメで強化されていましたが!阿澄さんのお力はかなり強力でしたね!



何はともあれ、桂馬くんの尽力(もとい、神力)でユータくんとの距離を順調に近めていったちひろ。イマイチやる気に温度差がある二人ですが、桂馬くんは明日告白するぞ、とやる気十分。そんな桂馬くんを密かに見つめるちひろですが……果たして次回、告白はどうなるのか!

そして桂馬くんとちひろ、ふたりの世界と現実と、その争いの結末は……。

次回予告!
FLAG 7.0「Singing in the Rain」

連日ユータくん攻略に向け、シチュエーションやセリフのチェック、レポート作成に大奮闘の桂馬と、
ちょっとテキトーな当事者・ちひろ。
ともあれ攻略は順調に進み、そしていよいよ告白イベント当日――
しかし、ちひろが言った一言に桂馬は呆然……。
“落とし神”、初の攻略失敗か!?


歩美、かのんに関する加筆描写という、アニメでさらに進化を遂げてきた「ちひろ編」……その行く末を見逃すな!


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