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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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(本放送時)90分の時間変更がありつつも、無事神のみぞ知るセカイ5話「IDOL BOMB!!」が放送されました。今週からついに、あのアイドルが動き出します!

3人目の攻略相手・中川かのんは、巷で人気絶好調のアイドルです。個人的な話をすると、かのんは攻略キャラの中でもかなり好きなキャラなんですが……きっと、そういう人は沢山いると思います。かのんはかなり魅力的なキャラですよ!
アニメと漫画というのは深い関連性がありながらも、フィールドは全く別の場所にあります。ですから、「漫画でできないことも、アニメならできる」ということは幾つもありますよね。
数多くいる神のみ攻略キャラの中でも、かのんはそれが最も顕著に現れるキャラクターではないでしょうか?
それこそが、アイドルという仕事です。
今回、かのんは劇中で3曲の歌を歌っていますが、その中でも「ALL 4 YOU」「ハッピークレセント」は振り付けつきです。原作ではマイクを握っているだけの描写が、アニメでは実際の歌とダンスがつくというのはかなり強力な武器ですね!アニメになって最も華やかになるのは、間違いなくかのんだと思うんです。



そしてそのアイドルソングを歌っているのが、かのん役の東山奈央さん。
前にブログでも言いましたが、東山さんは新人の声優さん……ということで、正直少し不安もありました。何せ声のサンプルがありませんからね。ただ、今回のかのんの声を聞いて、見事にその不安は吹き飛びました。


「原作を読んでいる作品がアニメになると、声に違和感を感じる」……とはよく言われる話です。自分も神のみではどうなるかと思っていたんですが、意外すぎるくらいにみんな違和感がないんですよ……逆にちょっと悔しさを感じるくらい!それは歩美・美生でも十分分かっていたので、かのんに関しても「イメージと違う」という状況にはならないと思っていたんです。そうなるとやっぱり、不安なのは演技の上手さかなぁなんてぼんやりと考えていたんですけど。東山さん、演技上手いじゃないですか!新人さんって言われなければ、新人だなんて思いませんよ、絶対。



さらに注目したいのが、高柳監督が惚れたとされる東山さんの歌声。
アニメでのアイドルって言われると、平成生まれとしてはマクロスFのランカが真っ先に浮かんできました。だからかのんもランカみたいになるのかな~とは思っていたんですよ。アイドルなのに、天然でどこか無防備ってところも似ていましたし。一年くらい前は、かのんの声優は中島愛さんかも……なんて考えてましたよ。
Bパートの冒頭でかのんの歌う「LOVE KANON」がしっかりと聴けるんですが、この曲、個人的に大好きです!アイドルソングとはまさにこういうものではないでしょうか?

かのんのイメージって、いまどきの感じではなく「一世代くらい前のアイドル」というイメージが自分では強いんですよ。それこそ、昭和の時代のアイドル。
それで、アイドルって……歌が上手いって印象はないんですよね。まーかなり個人的な意見ですが。そこでマクロスFの話に戻るんですが、かのんってどう考えてもシェリルじゃなくてランカに似ていますよね。だから歌唱力凄くて、超美声で、どこまでも轟くカリスマ性って、あったらむしろアイドルっぽく感じない。初々しさがあって、精一杯歌ってる……っていう方がかわいいじゃないですか!アイドルなんですし、それでいーんですよ!
だからこそ、東山さんという新人さんの起用はすごくいいと思いますね。「がんばって直進している」感じが歌から溢れていますよ。これはアルバム買うしかないな……3月3日!?長いよー!



5話では、かのんが透明になるという衝撃的なシーンで終わります。これは自分も原作読んでいる時は驚きましたよ!これまで現実を超越した技はエルシィしか使っていないため、今回ついに攻略相手に影響が起こり始めます。一期が栞までだとすると、やっぱりかのん編で神のみのフィクション要素を提示しておくというのはこれから先重要になってくるのではないでしょうか?
ともあれ、かのんの透明化は神のみにおいて一線を越える瞬間ですので、どういうふうに演出するのか気になってはいたんですが……「p」という音楽記号を使うとは思いませんでしたね!ましてやそれが増えていく。「p」から「pp」へ……そして「ppp」へ、っていうのは、ラインを飛び越えるカウントダウンのようで分かりやすいです。相変わらず神のみのアニメスタッフは、にくい演出をしますねぇ!

他にも、見所は沢山あります。特に注目してほしいのが、冒頭に出てきた桂馬くんの「ゲームアイドル論」が語られるシーンです。



この力説、原作では丸々二ページほど使われています。桂馬くんの格言は神のみの大きな特徴ですが、これだけ壮大に解説したことはありませんよ。おかげで、いつもどおりの謎の説得力にも磨きがかかっています……。



個人的に好きなシーンがこれ!三分割された画面において、2:1の割合でテンションの差が激しいですね。こうして見ると、かのんとエルシィって実はけっこう波長が合ってる気がするんですが……でも、かのんの波長がグラグラしているのは病んでいるせいではないでしょうか?少し周りが見えなくなっている感じはあります。
そんなヤンドルに、デフォルトで波長が合うエルシィ。あわあわ~。


あと、5話を見ていて自分が一番気になったのが、かのんのスタイルのよさですね。



エルシィも原作より胸が強調されていますが、かのんも……見ていてドキッとする作画があります!「LOVE KANON」を歌っているときの服装は、腰まわりが絞られているので余計に強調されておりますね。やっぱりそうなると気になるのが、原作の3話目「ワタシ平凡?」で見られる伝説のあの誘惑シーンですよ!桂馬くんと読者を即殺したあの秘技が、来週の放送で披露されることを願いたいです。テレビ東京でも一応放送はでき……ま、まあいいや。



また、アニメではかのんが昔所属していたアイドルグループ「Citlon」についての話が挿入されることを匂わせるシーンがありました。公式サイトでの次回予告(後述)でもそうですね。シトロン時代というのは、「まんなかのん」という原作のセリフに隠された裏設定で、原作コミックスのおまけページでのみで繰り広げられたお話なんですが……これ、原作の設定でも十分本筋のストーリーに盛り込める設定なんですよ。確かにああいういきさつがあれば、病んでいたかのんに干渉してもおかしくはありませんし。かのん編もアニメで少し話が広がるとすれば、来週も見逃せない展開になりそうですね!


次回予告!
FLAG 6.0「ワタシ平凡?」

……必ず、私のファンになってもらうから!と、桂馬のため、屋上で歌うかのん。彼女の悩みを探るためあえて冷たい態度をとる桂馬だが、それに傷付いたかのんはショックで体が透明に!どうやら駆け魂が影響しているらしい…が、かのんの情報を調べていたエルシィは、彼女のある過去にたどり着く。そんな中、かのんの夢・鳴沢臨海ホールでのコンサート開催が刻一刻と迫る。(アニメ公式サイトより)

予告イラストはべっかんこうさん!FORTUNE ARTERIALも、悠木さんとこの陽菜ちゃんがかなり気になります……彼女のように、主人公たちのイベントのスパイラルから一歩距離を置いたところにいる人が好きですね、個人的に!



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アニメ神のみぞ知るセカイ FLAG 4.0「今そこにある聖戦」は、神回でした。



「神回」とか言うと、あまりにも陳腐な表現過ぎて笑われそうですが……今回はそう断言しても構わないような気がしますね!4話はオリジナル要素が多そうで、以前からかなり期待していた回だったんですが、予想を全く裏切らない。原作既読の人はより楽しめたのではないでしょうか?

少年サンデーの神のみのページでは、3巻の「ためし読み」で今回の原作ストーリーが(10ページのみですが)読むことができます。ここだけ見ても、膨らませ方のうまさがよく分かりますよ~。



今回、桂馬くんはとあるゲームに挑戦します。その名も「くれよん~空の芸術(アート)」。原作読者としては背筋が凍るタイトルですね……。なぜかというと、まあ、そのゲームは……クソゲーなんですよ。



メインヒロイン(といっても一人しかいない)の飛鳥 空を落とすというのがそのゲームの目的です。いわゆる「ギャルゲー」。文章を読んでいって、選択肢を選んで分岐された先のエンディングに辿り着く……というゲームなんですが。
辿り着けないんですね。バグで。



上の画像から、はいを押しても、いいえを押しても、再び同じ画面が現れてしまう。ループしてしまっているんです。巷では「難攻不落のゲーム」と言われ、伝説の積みゲー扱いをされている本作ですが……桂馬くんもそれに挑戦しているようです。
落とし神の本領発揮というわけですね!

……………。
……こ、攻略できない!



いくら落とし神の力があっても、相手はバグ。現実世界で人が空を飛べないのと同じように、こればかりはどうしようもありません。セカイが狂っているんですから。

しかし、桂馬くんは諦めません。というかもはや逆に燃えていますね!落とし神モードを発動した桂馬くんは強引にエルシィを連れ、本腰を入れて「くれよん」攻略を開始します。
ただ、一筋縄ではいかなくて……。

空のループを抜けるためにまず桂馬くんがとった行動は、選択肢からの分岐の変更ですね。桂馬くんいわく「直前の選択肢に問題があるとは限らない。それ以前の選択で別のルートに入れば、ループを抜けるかもしれない」ということですので、いろいろなパターンを検証し始めます。


このゲーム最初の選択肢で、空と一緒に学食に行くかどうかを選択します。前回は行かなかった……ということで、今回は学食に行くことに。
空との食事シーンで、空はプレイヤーに「あなたは何を食べるの?」と問いかけます。
これで食事を選ぶというのはよくある展開ですね。
しかし!




選択肢………多いっ……!

ずいぶんと万能な学食ですね!これはもはやバグというより、製作者の嫌がらせですよ!このシーンは原作で声を出して笑った記憶がありますが、アニメでも面白い!数も明らかに増えてますね。

学食の暴挙によって、事実上無限のルートが生まれてしまったわけですが……桂馬くんは諦めません。しかし、そもそもループを抜けることができるのかどうかすら分からない中で、何度やっても戻ってきてしまいます。ここはアニメだとすごいシリアスですね。始めは面白いですが、何度も何度も繰り返されていく中で、視聴者も桂馬くんと同じことを考えるようになってきます。

空がかわいそう、助けてあげたいと。



所々で無意味にはさまれるミニゲームに文句を言う桂馬くん。
若木先生が乗り移ってます。

気の遠くなるような作業をこなし、ついに桂馬くんは空をループから解放することに成功します。ゲーム・くれよんの幻想世界の中で、いつまでもいつまでも自分の絵を見てくれる人を待っていた空の前に、ついに立ってくれる人ができたんですね。
原作では、空目線でストーリーが展開されることはありません。18ページですしね。ただ、アニメではアバンからループ時の状況、そしてエンディングまでがゲーム内の世界で展開されています。
これはもう、改変が良すぎるとしか言いようがありませんね!

おかげで、空の嬉しそうな顔を見ることができましたよ。
いやーよかったよかった!



これで無事エンディング……かと思いきや、実はもう一波乱あるんですが。桂馬くんならきっと、本当のエンディングに辿り着いてくれたと思いますよ。
ヒロインが待っている限り、落とし神は止まりはしないでしょうから!


次回予告!
FLAG 5.0「IDOL BOMB!!」
今巷で一番人気の正統派アイドル中川かのん(実は舞島学園在籍!)が2ヶ月ぶりに登校してくることになって学園は大騒ぎ!! 学園の穴場・南校舎の屋上でゲームをしていた桂馬は、偶然そこへやってきたかのんと出会う。今や国民的アイドルとなった自分のことを知らないという桂馬に、かのんは大パニック!彼女がそこまで他人の目を気にするのは一体どうして?? (アニメ公式サイトより)

来週はついに、あのヤンドルが襲来しますね。

次回に備えて、公式サイトはかのん一色となっております(本放送時)!キャスティングが東山さんという時点で製作陣の「気合い」が示唆されていたかのんですが……かのんはアニメで映えるキャラだと思うので、来週は心して放送に臨みましょう!



ずっと待ち焦がれていた無限ループから抜けることができた空。彼女を封じ込めた檻はもう消え、代わりに表れたのはとあるプレイヤー。空はその人に、とても嬉しそうな笑顔で話しかけます。

二次元と三次元は決して交わらないこの世ですから、好きなキャラがいても画面から出てきてはくれないですよ。
ただ、今回の空の笑顔を見ていると……二次元への愛は決して、一方通行などではないのかもしれない、そう思えますね。


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少し遅くなってしまいましたが、アニメ神のみぞ知るセカイ3話の感想を。
今回は、青山美生編の最終話でした。

美生については、前にブログの記事で一通り書きたいことは書いてあるんですが(該当記事、ネタバレ注意)、今回アニメになって動くとまた違った感情ができてきますね。

美生は前回の放送で、見事なまでにツンもデレもしませんでした。自分の周りに二つの鎧を提示してプライドを守っていたんですね。
3話は2話に続いて2話構成でできていますが、まず前編「ドライヴ・マイ・カー」で、桂馬くんは美生の一つ目の鎧を破りました。



距離を置いてくる相手と距離を近めるには、相手にとって自分が「他の人間とは違う存在」になるしかありません。そこで桂馬くんが(結果的に)とった策が、「美生との唯一の秘密を共有すること」だったんですね。



「遠すぎる 二人を秘密が ピッタンコ!」
無駄にクオリティの高い(!)某ハ○ジ風に登場した桂馬くんの新たな格言から、上記した意図が見えますね。
それにしてもこの格言シーン……本当に濃いシーンでしたね。突っ込みどころが多くて困ります。

①下野さんの歌うBGMが耳に残る
②面白いカメラワークで桂馬くんがブランコに乗る
③しかも、ちょっとパンチラしそうになる
④ヤギがなんかすごい不安定
⑤エルシィかわいいなもう!

またFLAG3.0では、全体的に原作でのシーンを上手く改変している……という印象が強いですね。

たとえば、ちょっとしたこのシーン。



閉じたままのお父さんの仏壇を見上げる美生。ありそうでなかったこのシーンですが、「状況下での見栄」からデレ情報を発信している美生にとってはかなり重要ですね。

また、桂馬くんの送り迎えでもそうです。



送り迎えをしていく中で、微妙に変わっていく美生の反応がまた素晴らしいです!FLAG 3.5の冒頭では、美生は遅刻した桂馬くんに「まさか……」とつぶやいています。結局桂馬くんは駆けつけてくれるんですが、森田と比べるというのはなんとも粋な演出ですね!
ちなみに、送迎自転車も一つおかしなものが。なんでザクヘッドやねん!
美生も乗っちゃいかんでしょう。しかし、道交法とかは大丈夫なのかな?意外とナンバープレートがあったりして。オーズのバイクか?



今週密かに待ち遠しく思っていた、美生の強調シーン。
この時の美生は、原作どおりに幼さが垣間見れていていいですね。原作で読んだときは、「このままの関係でずっとやってほしい」なんて思っていたわけですが、アニメでもそれは変わりませんね。
神のみって基本的に、仲良くなり始める→スキマが見つかる→エンディング……となってしまうので、あんまり桂馬くんとヒロインが和気藹々としている様子は見れませんからね……。



そしてその法則のとおりに、桂馬くんは美生のエンディングへと手を伸ばします。


タイトルアイキャッチが入り、FLAG 3.5「パーティーはそのままに」へ。



やっとですよ。やっとここに来て、桂馬くんと美生はなんだか彼氏彼女みたいな会話を始めます。ダンスの練習ということで二人は手をつなぐんですが、二人とも照れすぎです。見てるこっちが恥ずかしくなるような照れっぷりですね。FLAG 2.5ではあれだけ無感情で無表情だった美生も、このときは思いっきりデレてます。これも桂馬くんのおかげなんですが、なんにしてもやっぱりデレているほうが可愛いですねー美生は!



ただ、そんな時間も長くは続きません。

桂馬くんが壊そうとしていた二つの鎧のうち、一つは無事破壊することができました。毎日ド派手な自転車で孤軍奮闘して送迎をし、きつい言葉をかけられてもへこたれない。美生のずっと求めていた「甘えたい相手」としての立場を桂馬くんは築き上げたんですね。
けれど、その立場は美生にとっての父親と同じポジションで。ただでさえ自分の日常と平穏と秩序を壊している桂馬くんが、その場所に立ってしまう……美生にとってはとてつもなくおぞましく、不安になることだった。
だから、桂馬くんに甘えていたことを自覚した美生は、鞭で叩くのをやめたのではないでしょうか。二つ目の鎧を再生しようと思ったんですね。

もちろん、それをやっても手遅れです。FLAG 3.0の間にその鎧は壊されていますから……とは簡単に言いますが、やってのける桂馬くんもすさまじいですね!

先日少年サンデーで連載が始まった「鋼鉄の華っ柱」(作者・西森博之)でも、主人公は美生と似たような境遇です。セレブリティーな生活をおくっていたら、ある日突然それが崩れだして……。
その中で主人公の実道は、(見た目上)ほとんど動じません。もはや庶民ですよ、大庶民。あわてふためく周囲とは違い、実道はクールですね。「金がなくても、心を貧しくはしねーぞ」というようなポリシーでもあるのではと思いますが、とにかく冷静なんですね。

まあお金持ちのキャラが財産を失ってしまう……なんていうのは、ある種お決まりな話ですが(他にも最近のハヤテのごとく、仮面ライダーオーズとか)。

そういった時に、はたしてその人は誰に助けを求めればいいんでしょうか?



美生はあの性格ですから、本当に信頼できるような人はあまりいなかったのではないでしょうか。唯一いるとすれば、両親だった。でも父親は亡くなり、母親もシングルマザーとして多忙な日々をおくるようになってしまった。
生活が四隅からボロボロと崩れていく中で、美生はすがりつくロープを探していたんですね。上げ底靴を履いて、見晴らしを少しでもよくしようとして。

けれど、美生はそれを人に軽々しく頼んだりはできませんでした。だからきっと待っていたんだと思います。それは白馬の王子様……とかではなくて、亡くなったお父さんでしたが。


美生は桂馬くんがお父さんの立ち位置に来ることを心底嫌がっていました。もちろん自分では「嫌じゃない」ということは理解してるのだとは思います。
実際のところ美生が嫌なのは、桂馬くんを認めることではなくて、桂馬くんを認めてしまう自分がいることが嫌なのではないでしょうか。
桂馬くんのことはもちろん認めている。優秀だし、従順だし。でもその位置は父親の居場所であって、上書き保存はどうしてもできない……したくない、してはいけない。
でも、桂木のことは好きだ。



美生がこのループから抜け出すために必要なものを、桂馬くんは揃えようとしていたんですね。わざわざパーティーにまで行ったのもそれが目的です。では、その必要なものとはなにか?

それは、桂馬くんが美生を許すこと。

美生もきっと、このままではいけないことは分かっていたでしょう。でも、だからといって父親を切り捨てていいのか……その悩みにピリオドを打つことは不可能でした。だって、それを判断「してくれる」人がいないから。
正しく言えば、それを自分で判断していいと判断してくれる人がいないから。

桂馬くんはあの日の夜、その位置にいたんですね。狙って立ったのもありますし、美生がそれを(深層的に)望んでいたからでもあるでしょう。
そして桂馬くんは、それを見事に提示した。



「でも、君はもう自分一人の人生を歩むべきだ」

これこそ、美生が待っていたセリフなのではないでしょうか?
美生編の最後は、どちらかというと桂馬くんが美生を言いつめているように見えますが、そうではないとエンディングへは行けませんよね。美生の逃げ場をなくしている……つまり、美生の優柔さを塞いであげるためでしょう。

美生が奥底で望んでいる結末へ、桂馬くんが下手に出て上手く誘導をしてあげる。美生編はまさしくこれです!自転車での送迎、ダンスとかもひっそりと暗示されていますね。リードを握られているように見えて、密かに手中におさめている桂馬くん、恐るべし!



そうして、美生のエンディングへとたどり着いた桂馬くん。美生も記憶を失い、元に戻るかと思いきや。

小銭の存在を認めている美生。ここで桂馬くんと美生の手が触れ合う……というのは、今回多かった改変の中でも最高によかったです!なにより、桂馬くんだけが照れるというのは……本当に寂しいですよね。原作では何度も攻略をしていて、自分の中で少し慣れが生まれてきていましたが……記憶がなくなるというのはやっぱり、神のみにおいて最大のターニングポイントでしょう。

次回予告!
FLAG 4.0「今そこにある聖戦」

駆け魂狩りは一休み!心置きなくギャルゲに勤しむ桂馬だが、よもや“落とし神”にも攻略できないゲームが…!?
バグだらけで誰一人としてエンディングを見たことのない“近年最大の話題作”『くれよん』攻略のため、エルシィに手伝いを頼む(脅迫する)桂馬。ヒロイン飛鳥空を「救う」と必死な桂馬に、エルシィは……。 (アニメ公式サイトより)

次回はついに彼女が降臨!



桂馬くんの存在が消えて、甘える相手を失った美生。でもそれは隙間が開いたわけではなくて、自分できちんとその部分を補えるようになったという意味ですね。もうエスコート役はいらない、自分一人で歩けるよと。
ちょっと目線は低くなりましたが、よく考えたら見えなかったのは鎧のせいで。脱ぎ捨ててみれば周りはよく見えるし、ジャンプすると靴よりも高かったりして。



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アニメ神のみぞ知るセカイ第二話、「あくまでも妹です」「ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール」の感想を。
前回、歩美に負けず劣らずのスタートダッシュで走り出した神のみアニメでしたが、今回ももちろんその勢いは衰えていません!



まずその勢いの一つが、作画。
マングローブはここでわざわざ特筆しなくても、作画の良さは周知の事実です。自分も神のみがマングローブで映像化されるにいたって、そのときに放送されていた「さらい屋五葉」をチェックしたんですが、自分の予想以上に動いていてビックリした覚えがあります。
刀鍛冶も良かったですしね。



まず、冒頭でエルシィがクラスメイトから質問攻めにあうシーン。エルシィはちやほやされて照れますが、もういちいち良く動くんですね~これが。しかも、デフォルメ化したエルシィもしっかりと可愛いです!
一話を見ていても気づきましたが、マングローブさんは「アクション作画」が得意みたいですね。桂馬くんが風圧に飛ばされて耐えるところとか、首輪に操られるところ、歩美が走っているシーン……グリグリッと、時にはバトルアニメのようなカメラワークも駆使して、とにかく迫力が出ています!
もちろん、二話でもその魂は継承されていました。



桂馬くんが、エルシィの妹設定の甘さを否定しながら指差すシーン。かなりダイナミックな動きをしています。ラブコメに必要ないでしょうと言いたくなるようなこういう作画も、アニメの勢いを加速していていいですね!
ちなみに、その後のシーンも必見です。ああっエルシィ!そんなところを噛んでは……!




妹の、品質示す エンブレム BMW!
言わずも知れた桂馬くんの初格言ですね。ここでは下野さんの熱演が映えます!
いろいろなインタビューで、下野さんは桂馬の演技を「抑揚があって難しい」とおっしゃっていました。さっきまでギャグ顔でアホなこと言っていたのに、急に真面目な顔になって……結局アホなことを言う。難しい演技のはずですが、下野さんは見事に演じきっています。それどころか、桂馬くんらしさをよりパワーアップしてますね!

「オタク発言をして、気持ち悪い……けど、その根底には純粋さがあるから笑ってしまう」
という桂馬くんのキャラ性が完璧に表現されています。下野さん素晴らしい!

ちなみに今回、桂馬くんのママ・麻里さんが初登場しています。柚木さんの声も麻里さんにピッタリですね。今まで柚木さんが演じてきたキャラを見ても、ちょっと天然で、面倒見がよくて……でも気が荒くなることもあるという麻里さんをばっちりフォローできていましたし!

しかしもちろん、伊藤かな恵さん演じるエルシィも負けてはいません。
二話は数少ないエルシィフィーチャー回ということもあって、エルシィの可愛さが一話以上に振りまかれています。
個人的なおすすめは、箒で桂木家をふっとばした際のエルシィです。



ここは、伊藤かな恵さんの声がかなりかわいいですね!料理が美味しいと言われ、掃除を褒められ、この時のエルシィは少し「調子に乗っている」状態なんでしょう。そしてノリノリのまま掃除を始めて……大失態。このシーンのエルシィは困っているというより、どちらかというと「調子に乗っていたのに失敗して、恥ずかしい」と感じている場面で、かわいい上に中々貴重なシーンでもあります。



そしてやっぱり見所は、桂馬くんとエルシィが風呂場で遭遇するシーン。この時の二人の顔のアップは、どちらも印象的ですね。今回の中で桂馬くんが一番かっこよく、エルシィが一番かわいく描かれているカットでしょう!

ちなみに。
いろいろなところで話題になっている「ギャルゲーショップシーン」。個人的には、元ネタの内容というよりもそこまで作りこまれていることに驚きましたね。後ろのゲームパッケージやパネル、ポスターまでイラストが描かれていて、かなり気合の入っている背景でしたよ!

そして物語は後半へ。



まず、冒頭のシーンですが、二階堂先生の授業が「地獄変」というのは芸が細かいですよね。こういうところもしっかりと描かれているというのはやっぱり凄いです!原作だとここまでやるページはないですから、原作ファンとしては特に楽しめるところではないでしょうか?



そして、ちひろ登場!公式サイトやサンデー本誌で特に取り上げられていないので多くは言いませんが……声が阿澄佳奈さんなのね!個人的に阿澄さんはゆのみたいな「内気なキャラ」の声がすきなんですが、ちひろのイメージにもぴったりじゃないですか。特に「アニメ声でない」というところが凄くツボでしたね!

もちろん、2.5話はちひろの登場がメインではありません。
ついにこの娘が登場です!



青山中央産業令嬢・青山美生。
神のみ史上2人目の攻略キャラは、見ていただければ分かるように「金髪ツインテール」です。そして釣り目、おでこも出している……桂馬くんが作中でも言っていましたが、典型的すぎるツンキャラですね。

まあ包み隠さずに言ってしまうと、2回目の放送を見た限りのみなさんの感想は……「エルシィのほうがかわいい」というのが大半みたいですね。もちろんFLAG.2.0はエルシィ回ですのでエルシィがかわいくていいのですが、まあ歪曲されて「美生が微妙?」みたいな流れになってしまいそうですので、言っておきますが!

二話の美生は、微妙です!というかむしろ、微妙でないといけないのです。

ちょっと来週に食い込みますが、桂馬くんの読みはずばり的中しており……美生は性格も古典的なツンデレキャラなんですね。でも、美生は(原作カウントで)一話目では「デレません」。
というか、「ツン」もしていないんですね。

どうも原作を読んでいると今のままで普通に感じますが、初見の人からしてみると、感情の起伏が小さいキャラのように見えます。今回の美生は見栄を張っているため、大人しいし、桂馬への処理も冷淡ですね。
美生の中では「庶民の行動にうろたえること」は許されざることであり、桂馬くんが無礼なことをしてきても怒ったりはしません。淡々としていないといけない……と、美生は感じているはずです。
ただ、冷淡だからこそ、ツンにも迫力がないんですね。「あ、あ、あんたバカ!?」みたいな。ある意味視聴者が望んでいるようなツンと照れを、美生は見せていない。というか、見せまいとしているんです。

この設定からもすでにツンデレキャラとしての片鱗が見えていますが、来週はそれがボロボロと落ちて、ほぼ全てがあらわになるはずです。そしてそれが美生の本当のキャラなんですね。

桂馬くんの格言を借りれば、2話現在の美生は「デレの周りの鎧の上に、もう一つ鎧を着ている」という状態ということでしょうか。来週、一つ目の鎧が壊れ……まっとうなツンデレキャラ・美生が誕生するでしょう!
今週のままでエンディング……なんて思っていると、それこそカウンターパンチが直撃しますよ!今から構えておきましょう。



FLAG.2.5の見所!
まず一つは、桂馬くんからの告白で慌てふためくエルシィ。たとたとたと~と教室内を走り回るエルシィはキュートですね!ボンッと顔を赤くするエルシィも、原作を踏襲しつつ、さらに昇華させていて素晴らしいカットでした。




もう一つは……かなり個人的ですが、森田のプロレス技(!)ですね。このシーンは下野さんの声と、絶妙なテンポがうまく織り交ざってます。かんなぎ、バカテス、みつどもえ……などでの下野さんのツッコミやリアクションボイスは面白かったのですが、神のみでももちろんそれは発揮されていました。
桂馬くんはこれから先、すさまじい数の断末魔を叫ぶことになるので楽しみですね!

次回予告!
FLAG.3.0「ドライヴ・マイ・カー」
FLAG.3.5「パーティーはそのままに」

次の攻略対象は、舞島学園の金持ちで知られる大財閥のご令嬢、青山美生。
下校する美生をつけた桂馬とエルシィは、美生が実はボロアパートに住んでいる事実を知ってしまう。美生の秘密を知った桂馬はなんと彼女の運転手に立候補!「庶民」と罵られながらも、美生の世話を焼く毎日。
そんなある日美生のもとにセレブなダンスパーティーの招待状が届き……
アニメ公式サイトより)






EDも最高でした。歌や攻略キャラ集合ももちろんよかったですが、やっぱり最後のサプライズには感動しましたね。製作陣を褒めちぎりたいです!

こんなことを言うのもあれですが、アニメっていうものはやっぱり印象が大切で。そのせいで「一話のクオリティーを、二話以降保てない」というアニメがすごく多いわけですが……アニメ「神のみ」は全く心配がいりませんでしたね。来週は、上記のリンクで見てみると作画監督さんが沢山おりますので。

心配どころか、これから期待して待ちたいです!

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と、いうわけで!
始まりました、TVアニメ「神のみぞ知るセカイ」!
個人的な期待度とかはこの記事や、その他の神のみ感想記事に書いてあるので、第一話の感想から率直に入りましょう。



FLAG.1.0「世界はアイで動いてる」

総括した感想を最初に言うと、本当にすばらしいの一言です!作画も文句なし、脚本も見事な原作の摘み取り方でしたしね。
まず、いきなり主人公・桂木桂馬が女の子とイチャイチャするシーンから始まります。



まあ、画面越しなんですが(笑)。
まず、このゲームキャラの「羽鳥ゆう」ちゃんですが、かなり可愛さがアップしてますね!髪の毛も緑色で、立ち振る舞いも行動もまさに「ゲームキャラ」といった感じで。しかし、声優が小林ゆうさんとは!なんという高レベルなキャスティング!
しかし、小林ゆうさんが普通に萌えキャラを萌えキャラっぽくやってるのは珍しいですね。こんなに可愛い声だったのか、と再認識しました。

ゆうと至福のときを過ごした桂馬くんですが、二階堂先生の言葉で現実へと引き戻されます。



「セーブポイントまでちょっと待ってください」
出ましたよ、この名言!桂馬くんらしさがかなり表れた言葉ですね。しかし、二階堂先生にこんな言葉を言えば……まあ、もちろん、殴られるわけで。
二階堂先生の必殺・教科書アタック(角)を桂馬くんが喰らい……
画面は暗転、OPへ。



個人的には、このOPだけでもアニメになった意味があると思います!かっこよくて、神々しくて、デザインがゲーム的……という、自分が神のみに望んだOPの要素がすべて詰まってます!始めのCGで電脳世界を駆け巡るのも、中々小ネタが詰まっていてすばらしいです。
OP曲「God Only Knows 第三幕」の疾走感あふれるメロディーにのせた作画シーンも、エルシィや2D少女たちが所狭しと駆け巡っています。作画シーンの注目して欲しいところは、歩美から栞までの攻略キャラが、次々と振り向いてくるシーンですね。もう鳥肌が立ってしょうがない!
アニメ神のみは十分すぎる完成度でしたが、OPには120点をあげたいですね、ホントに。

OPも終わり、Aパートへ入ります。
Aパートでは主に、桂馬くんと二人の少女の出会いが描かれています。
まず一人目が、同級生の高原歩美です。
原作でもトップバッターとして大人気な歩美ですが、アニメでもその勢いは衰えず、いきなり桂馬くんに突撃してきます。歩美の魅力といえば、やっぱりその屈託のない笑顔ではないでしょうか?竹達さんの声もハツラツとしていていい感じです!



その歩美にお願いされて、桂馬くんはやむなく屋上で掃除を開始します……が、すぐに中止してゲームを開始。ゲームのタイトルは「紙のみ」……どんなゲームやねん。



相変わらずヒロインはかわいい!
そこで桂馬くんがとあるメールに返信すると……天気が曇天に変わり、稲妻が落ち、そして、
二人目の少女が現れます。



それが、地獄の悪魔エルシィ。
ぽわわ~んとして、無邪気な笑みを浮かべる彼女は、桂馬くんを駆け魂狩りに巻き込みます。
人の心に巣くう駆け魂を捕まえるために、対象者を恋に落として欲しい、と。

当然桂馬くんは断りますが……地獄の契約からは逃げられず。そして結局、エルシィと一緒に駆け魂狩りを開始することに。そこで、Aパート終了です。

Bパートは、エルシィのため息から始まります。
エルシィは本当に感情の起伏が激しく、そしてとても分かりやすいですね。エルシィがいるだけで、アニメに動きが生まれてくる気がします。アニメではエルシィの可愛さも3倍増ぐらいしていて、伊藤かな恵さんの透き通るような声がピッタリですね!デフォルメもかわいい!

ともあれ、桂馬くんとエルシィは歩美の攻略を始めます。



しかし、道のりは遠く。右の画像は奥義・あゆみんキックですね。明らかにどこからかエネルギーが発生していますよ!
「出会いの数」を多くするために、桂馬くんはとにかく歩美にコンタクトを取ります。迷惑がられ、何度も生死の境をさまよう桂馬くんですが、あきらめない。そんな桂馬くんに、歩美の心も少しずつ揺れていって……。



そして、大会の前日。先輩の嫌がらせにも負けず、練習を続けてきた歩美。明日はその成果を見せるとき!
桂馬やエルシィが見守る前で、今日も歩美は練習を開始して――――
そこで、事件が起きます。ハードルにぶつかった歩美は激しく転倒し、運ばれた保健室での診断は「捻挫」。明日の大会は絶望的で、このままでは歩美は落とせないと落胆するエルシィ。

ただ、桂馬くんの瞳の色だけは少し違っていて。



最終的に桂馬くんは、歩美を攻略します。桂馬くんがどのようにして歩美を落としたのかは……ぜひ、原作やアニメDVDなどでチェックしてみてください!



攻略が終わり、歩美は攻略時の記憶を失います。桂馬くんはそのほうが好都合、と言いましたが、その本心はどうなんでしょうか?ともあれ、歩美編が走っていく歩美の背中で終わるというのはいい演出だな、と思いました。
心のスキマが埋まった歩美は、これから先どのように人生を走っていくのか……。曲がることもぶつかることもあるでしょうが、とにかくノンストップであることは間違いないのではないでしょうか?

一方桂馬くんは、いなくなったエルシィを探しています。すると、黒板の前に見覚えのある人影が……って、エルシィ!?
「桂木エルシィです、お兄様の桂馬ともども、どうぞよろしくお願いします♪」

次回予告!
FLAG.2.0「あくまでも妹です」
FLAG.2.5「ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール」
見事 歩美を攻略し駆け魂を捕まえた桂馬とエルシィ。──だが地獄の契約はこれで終わった訳ではなかった…!!
桂馬の妹を名乗り同じクラスに転校してきたエルシィは、そればかりか桂馬の家に同居すると宣言!
すべては未だこの街に潜む駆け魂を捕まえる為……。次なる駆け魂は誰の中に?そしてエルシィは桂馬の“妹”になれるのか??
アニメ公式サイトより)


神のみのアニメで特に印象に残ったのが、細かいところまでかなりこだわっているなぁ、ということです。PFPに映るサブタイトルの出方からはじまり、日付が変わるときのカットイン、そして次回に続くときの「Now Saving」。細部までゲームっぽさを凝らしていて、見ていて「おおっ」と感動してしまいますね。
次回予告も面白い!



描きおろしイラストもよいですが、予告で繰り広げられる会話も面白い!次回予告が楽しみっていうのはいいですよね。



総評すると、ついに始まったアニメ神のみぞ知るセカイですが……本当に、本当に感動しました!待ちに待ったこの瞬間に立ち会うことができてすごく嬉しいですね。

動き出した桂馬くんたちのセカイを、これからも楽しみに待ちたいです!




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私の神が、こんなに気持ち悪いわけがない!
……というわけでもなかった神のみぞ知るセカイ12話「神以上、人間未満」は、アニメ神のみの「最終回」でした。正直全然実感がないんですが、どうやら終わるらしいですね……。



今回の「神以上、人間未満」は原作にもあるエピソードであり、同時に、原作でも問題視(!)されている回でもありました。神様がゲームをして神様が気持ち悪さを披露するというお話です。
でも、それだけではなくて。

アニメの放送が始まる20分くらい前に、自分はツイッターでこの回に関する心構えを言ったんです。放送される前に!(←ここ重要)

それが、この回の感想は二つに割れるだろうな~ということ。



「神以上~」は、ほぼ桂馬くんしか出てきません。同じく少し前にツイッターでも言いましたが、原作ファンとアニメファンはどうしても差異がある。なにがと言われれば、作品に望んでいるものです。深夜アニメで、主人公が一人でもくもくとゲームする描写に丸々一話使うなんて、見たことないですよ。どうしてないって、それは視聴者が望んでないからではないでしょうか。
簡単に言うと、「女子ありき」っていう考えの人がたくさんいる、ということです。もちろん神のみだって女子がいないと成立しませんが、根底が違う。神のみの根底は桂馬くんで、その周りに女子と、その物語が動いている……それを気づいているアニメ視聴者が、果たして何人いるのか。「少年漫画」と「深夜アニメ」っていうのは入り口が全然違いますから、もちろんそれはある意味必然みたいなものなんですけど。



「神以上~」が放送される前に思ったのは、絶対にこの回は批判される!ということです。最終回という作画が集結する回をわざわざ使って、主人公がギャルゲーする話をしてどうする?ヒロインの出番が少なくてどうする?こう思うのだって、いたって普通ですよ。というか、神のみを見てきた人にはぜひそう思って欲しいです。
だからこの回の放送が決まったとき、ちょっと自分は不安でした。本当に桂馬くん主体の物語で30分作るの?途中でエルシィの出番が増えたり……そういう「萌え要素」が追加されたりしない?されたとしても、それが神の生き様の描写の精密性を削いだりしない?と。まーざっくりといいますが、今回はそういうのに、キャラ萌えに媚びて欲しくなかった。歩美がパンチラしそうになったり、美生がムチを持って近づいてきたり、かのんの歌が流れたり、栞が「あほぉぉ!」と言ったりしない、気持ち悪いだけの回。そうであってほしかったです。そしてその願いは、見事に叶えられました。

エルシィの出番はもちろんありますが、それ以外はゲーム画面でしか女子が登場しません。あとは全部桂馬くん。隙間も綻びもなく、完全な「神の世界」として構築されていました。多少の覚悟はしていましたが、全然心配はいりませんでしたね、これは。

そのおかげで、今回は完全な「狂っとる回」、もとい「神回」となりえました。



でもやっぱり、そうだとしても……そうだからこそ、この回に批判は出ると踏んでいました。「意味分からん」、と。

確かにこの回は、蹴ろうと思えばその一言で蹴り飛ばすこともできるはずです。けれどそうではなく、この回をまじまじと見て欲しい。もしかしたらメッセージなんてのはないかもしれませんが。

「神以上~」は、桂馬くんが自分の愛を野放しにする話でした。かなーり極端に描かれてはいますが、自分は見ていてずっと「かっこいい」と思っていましたよ。顔や声だけではなく、その生き方が。ど真ん中で、一直線。神のみという話も、まさにそのとおりだったのではないでしょうか?

桂馬くんを気持ち悪いオタクと見るか、それとも「神」と見るか。今回の話で何かを掴めない人は、正直、神のみはいくら見ても面白く感じないんじゃないかなぁ。12話の感想は見るのすごい楽でしたよ。批判意見に対して「いや、でも次の回は……」「次のキャラは……」とか思わなくてすむ。今回を楽しめなくて、これから先どうやって神のみを楽しむのん?キャンノットの領域。批評の四捨五入がスッパリとできてよかった!



その代わりといっては何ですが、今回は賞賛の意見も多かったですね!自分もこの回は、今までで一番好きかもしれません。やっぱり幸せそうな桂馬くんはいいですよ!美生編の後に空が入ったときは、「お、これは最終回にくるか?」と思ってましたが、予感は的中しましたね。今思うと、この話以外で締めは無理ではないでしょうか?相変わらずの謎の感動が襲い、これはもしかしてハッピーエンドじゃないかな?とかも思っちゃいましたよ。本当は全然ハッピーではない……こともないか。少なくとも桂馬くんの主観から見れば、まごうことなきハッピーエンドですよ!おめでとう桂馬くん!



またアニメでは、桂馬くんのゲームに関する技能もより細かく描かれています。無数のギャルゲーを相手に、少年漫画の主人公らしく(?)必殺技を発動してましたね。すごい、かっこよく見えるぞ!やってることはギャルゲーなのに!
コントローラーを持つのではなく「設置」し、それをキーボードのように叩いて作業する「落とし神モード」もアニメで忠実再現されています。しかし、アニメで動きがつくと凄さが強調されますね……速いとかいう次元ではないですよ。まさかこんなところでアニメ表現によるプラス要素が生まれてくるとは!



サイトの利用者からの要望で、「プリンセスダービー」というギャルゲ……のようなものを攻略します。これまた難解なギャルゲーで。

ダービーといいつつも宇宙空間で弾幕回避を続けていますが、あのリモコンでこれは厳しくないですか!?しかも、他のギャルゲを並行して進めたまま!
それにしても、桂馬くんは本当に楽しそうにゲームをしますねぇ……。どの瞬間よりもすがすがしい顔をしてらっしゃいます。



あと最終回を見て思ったのは、下野さんの演技の良さですかねぇ……下野さんの桂馬くんがもうイメージピッタリで!前にも何度か言いましたが、桂馬くんには三つの性格が存在しています。一つが現実にあたるときの冷めた性格。もう一つがゲームにあたるときの優しい性格。そして最後の一つが、有頂天に達したときのハイテンションさ。この三つが混合していてこその桂馬くんなんですが、下野さんはこれを見事に演じてくださっていたと思います。かっこよくもあり、気持ち悪くもある……そんな桂馬くんが見事に表現されています。今回はいつもの数十倍桂馬くんが喋っていましたが、喋れば喋るほど際立ちますね~。



そんな下野さんが本領を発揮したのが、最後のED「集積回路の夢旅人」です。神のお声ということもあって、歪んで聞こえてきますが……とてつもない感動!
歌声自体はヒドイかもしれませんが、これが桂馬くんの愛であり、演じた下野さんのフィーリングからなる全てではないでしょうか。気持ち悪くて歪んでても、それはまっすぐな愛があるからですよ。神のみはきっと、全編そういう作品です。



アニメ神のみは、正直最初はすごく不安でした。もちろんそれは楽しみと期待の裏返しで、好きな作品だからこそ成功して欲しい。原作ファンとアニメから入る人が、楽しめるような作品であってほしい。きっとアニメを作っている人はみんなそう思っているはずです。でも、全部の作品がそうなれるわけではない。だから不安でした。アニメ化なんてしなきゃよかった~なんて、誰にも言われたくはなかったからです。
ただそんな不安は、アニメの一話を見た時点で全て吹き飛びました。高いクオリティ、原作をしっかりと踏襲したストーリー。イメージに狂いの無い声。どこをとっても、文句の付けようがなかったんですよ。そこで完結できました……自分の中では。

ただ、それだけが全てじゃないと思っていました。感想サイトを見て、どのように評価されているか。どんなふうに思われているか。それがすごく気になって気になって……でも、分かっていたこととはいえ、そこに批判意見は存在していました。もちろん仕方ないことではありますが、ヒョロヒョロな出来ではなく「全力の出来」であろう作品に対するそういう意見は、やっぱり心にくるものがありました。

でも。

アニメになるって、すごく幸せなことなんですよ。神のみファン……若木先生ファンとして、、6年前からこうなることを渇望してきました。若木先生の作品の人気が出て、評価されて、アニメになる。それだけでも十分幸せなことです。6年前や、アルバトロスが終わった後の自分にこの事を伝えれば、飛んで喜んだはずです。
けど、心っていうのは難しくて。

物事って、幸せに触れる要素が大きくなるほど、不幸のダメージが大きくなるものなんですよ。アニメになるともっと厳しい目線で見られ、もっとキツイ言葉で言われる。それは神のみがアニメになって、より多くの人に認知されているからなんですが……最初のころは、どうしてもそれが辛かったです。「つまんね」という一言が、そのほかの1000件の「面白い」よりも心に刺さってしまってました。どうして分かってくれないの、と。自分がアニメという文化を知り、ネットという世界につながる遥か前からの若木民喜ファンにとって、その言葉はあまりにも重かったです。



物事のプラスとマイナスには天秤があって、どちらかに大きく傾くほど、もう片方もより大きく針が動く。さっきも言いましたが、認知されているから批評が出る。批判意見が一つ増えたとしても、きっと、絶対、「面白い」という意見はその何千倍も増えているはずです。そしてその意見のほうが価値と意味があることは、誰が考えたって一目瞭然ですよ。
マイナスに傾く針ばかりを眺めていて、自分はもう少しでプラスへの傾きを見逃すところでした。世界が広がれば、同じように傷つく事だって増えます。でもそれは不幸なことじゃなくて。
それを桂馬くんは、この回で普通にやっていましたもん。ゲームが増えて収拾がつかなくなっていましたが、どれだけ身体的・精神的に疲労したって、桂馬くんは笑いながらゲームをしていました。だからこそ自分は、桂馬くんをかっこいいと思うのかもしれません。桂馬くんはどれだけ不幸に針が倒れても、プラスのほうでずっと待ち構えている。針をプラスに変えようとする。難しいことだけれど、それをやろうとする人こそが「神」なんじゃないかと。誰がなんと言っても、自分は神のみが好きだ!と言い張れる……アニメ神のみを通して、そんな領域へ一歩近づけた気がします。



神のみのアニメも、二期の製作が決定しました。ハクアが出て、他の様々なキャラも登場します。これから先、より針は大きくプラスに傾くことでしょう。同時にマイナスにも。
でもきっと比率は明らかに違っていて、自分はそれを見逃したくないです。



自分は二年くらいアニメを見ていますが、わざわざ深夜まで起きて見たり、アニメのためにブログまで開設するようなことは一度もなかったです。でも今回はそれをしました。大変だと思ったときもありましたが、後悔なんて微塵もしてないですよ。遅くまで起きていても、そうしていて良かったと言えるクオリティだった。感想を時間をかけて書く相応の内容だった。そう思います。

桂馬くんは最後、「ボクの戦いは始まったばかりだ」と言いました。
神のみぞ知るセカイも同様に、まだ始まったばかりですよ。アニメは終わりましたが、再放送、二期、原作とまだまだ続きます。このブログでは、まだまだそんな神のみを追い続けていきたいなぁ。

なんたって、神のみは大好きですから!

 

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アニメ神のみぞ知るセカイ11話「おしまいの日」の感想を。
栞編がついに最終回を迎えるんですが……まさに今回は圧倒的な出来でした。そして同時に、アニメ神のみの最高到達地点を記録した回でもあると思います。
 
 

栞編については言いたいこともたくさんありますが、11話はほぼ全てを最後の「キスシーン」が持っていきました。その前の桂馬くんと栞の「居場所」についての談義の数分間に、栞編、そして神のみという作品の無数の要点が集結されていたような気がします。
 
 
栞編は図書館の中というわけで全編的にコントラストの暗い中で物語が展開されていましたが、栞が立てこもった最後、まさに真っ暗闇の中で栞が「勇気」を求めた直後……それが一気に晴れ、眩い光の中でのキスというものでした。光の演出以外にも、個人的には音楽がすさまじかったと思います。キスシーンのときに流れた「God only knows」は、世界観にもピッタリと合い、そしてなおかつキスシーンを最大限まで盛り上げていました。「God only knows」は、名実ともに神曲として認定されていますが、自分も完全に異論なしです。感服しました。
 
 

かのん編の最終回が最高潮まで盛り上がってしまったため、正直栞編は「かのんの影にかくれてしまうのでは」と思っていたんですが、そんな不安を破壊する出来だったことは、誰の目から見ても明らかです。
そして何がすごいといわれれば、かのん編とは違った種類の感動だったということがまたすごい。かのん編はどちらかというと、終わった後に拍手をいつまでもいつまでも贈っていたいような凄さがありましたが、栞編は完全に開いた口がふさがらない、視聴者を「圧倒」する展開と内容だったと思います。昨日は見終わった後、すぐには寝付けませんでした。
 
 

9話と10話を見た後の感想としては、自分は「ちょっと地味じゃないか?」と思ってたんですね。もちろん、あのアイドルとしての華やかさを追求したかのん編の後ですから、そうなってしまうのは仕方がないんですが。しかし、そんな印象も最後に一新されました。暗く暗鬱な雰囲気がどことなく漂っていた図書館が、あそこまで魅力的な演出を作り出すとは。

そしてもう一つは、栞編の3話構成……ということについてです。栞はただでさえスローにステップを刻むキャラだし、なによりかのん編に必要不可欠だった「キャラの掘り下げ」をそれほど加筆する必要もない。栞は「心のスキマ」を描くことが直接「キャラの掘り下げ」につながりますから、三話も必要ないのでは?スピード感を補ってあげる必要があるのでは?と思ってました。

しかし、栞編はまったくその予想と反する結末となりました。あのキスシーンを見た後は、もう断言できますよ。「栞編は長いほうがいい」と。図書館の中と外での栞の苦労の描写が長ければ長いほど、あのキスシーンは映える気がします。11話でも、栞の精神面のトラウマはより深く描かれ、より深く栞を抉っていました。
 

 
栞の過去のシーンで、遅れて音楽室に入りづらかった栞は図書室で不安な気持ちを消化します。自分もそういう気分になったことがあるので良く分かるんですが……あの過去描写があることで、よりはっきりと分かるようになったことがありました。
それが、栞が本に感じているもう一つの気持ちです。
 
「栞は本を守りたいのか?それとも外の世界からの逃げ場所を守りたいのか?」
 
桂馬くんは、栞にそう問いかけました。これは栞を作っていたものと、守っているものと、信じていたものを全て破壊する台詞で、一つの真実でもあります。
 
 
そして更に一つ、この言葉は、桂馬くんが栞に言い放った決別の言葉です。
 
栞の「本当は話したい」という心の声を聞いたとき、桂馬くんは小さく「違ったか」とつぶやきました。予想とは違ったか、という意味もありますが、やっぱりここでの意味は「僕と」ではないでしょうか。
僕とは違ったか。
 
栞は桂馬くんに、自分と同じ思いを抱き同じことを感じているのではないか、と期待をしていました。それは結局違ってしまうんですが、それと同じように、落とし神である桂馬くんが栞に対してなにか期待する……というのも、決してない話ではないと思うんです。
 
 
でも、違った。
栞は、神へとなりえなかった。
 
それはもちろん堕落などではなくて、栞が別の道を歩もうとしているといこうこと……つまり、決別です。
 

 
桂馬くんはキスをするため、勇気を与えるために、栞に手を差し伸べます。もし、もし桂馬くんがもう一人自分と似た「神」が欲しかったのだとすれば、一縷でも期待していたのだとすれば、いったい桂馬くんはどんな思いで手を差し出したのでしょうか。
 
栞と桂馬くん、二人でずっと永遠に、自分を守ってくれる砦の中で「外の世界」から立てこもることだってできますよ。ただしそれが成立するのは、双方が神だとしたら、の話です。栞は桂馬くんの隣に座りましたが、見ている場所は違かった。栞はどこかで、窓から外の様子を眺めようとしていたのかもしれません。
栞は外の世界を、他人を求めていた。
たとえ隣に誰かがいなくなるとしても、桂馬くんは栞を最後まで引導しました。キスをして、勇気をあげて、手を差し伸べたんです。さようなら、とは言いませんでしたが。
 
 

最後、桂馬くんはゲームのキャラから一つの問いを投げられています。「また図書室に帰ってきてくれる?」YESか、NOか。桂馬くんはそのどちらかを選択しましたが、その行方は分からず。
ただ、自分としては、「NO」を選んで欲しいと思います。
 
YESとNOで選択肢をウロウロとする桂馬くんには、もしかしたら「心の迷い」というものが生まれていたのかもしれません。外の世界へと栞を案内してまた一人になり、寂しさのようなものを感じていたのかもしれません。
けれど、それは全て栞のためで。桂馬くんは自分の気持ちを無視して、栞の願いを叶えたのかもしれません。歩美、美生、かのんのときのように。自分でも世界のためでもなく、ヒロインのために一つを選ぶ。
落とし神は、また振られてしまったのではないでしょうか。
 
でも、それでも、自分は桂馬くんには「NO」を選んで欲しいです。……たとえゲームの中でも、YESは選びませんよ、彼は。
 

 
「神」に近かった栞が外の世界に溶け込んでいったことで、桂馬くんの中に多少なりとも「揺らぎ」というものが生まれていたのかもしれません。栞は同じ沸点を持っていましたから。
 
……でも、キスをしたということはそれを噛みしめた上で、栞の背中を押したということです。同じ場所に立てたかもしれない。同じ思いを共有できたかもしれない。でも、栞の思いを最優先して、さよならを告げた。心の中のモノローグで。




桂馬くんは、依存しません。妥協しません。それは誰かのためであると同時に、自分のためでもあったのかも、と思います。
栞は扉を抜けていきました。桂馬くんは扉の上でそれを見送った後、また次の扉の上へと移動してまた扉の鍵を用意し続けます。それこそが神であり、桂馬くんの望んだ立ち居地なのかもしれません。
 
次回予告!
FLAG 12.0「神以上、人間未満」

いつも駆け魂狩りに追われているせいで、桂馬の部屋は未攻略のギャルゲでいっぱいに…。積みゲーを片付けるべく「落とし神モード」を発動!
次々とゲームを攻略していく桂馬は正に神!! 数時間が経ち、心配するエルシィの忠告もきかずゲームを続けた桂馬だったが、ついに体力の限界か意識が遠のき始めて……もう限界かと思われた時、彼の目に映ったのは…!?(アニメ公式サイトより)

 
 
栞は「心の逃げ場所」として、本と図書館を持っていました。でも今は違って、自分の「心の在り場所」として、そこを守り、作り出すことができるようになりました。あの日はきっと、栞の一つの始まりの日です。


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