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神のみ・サンデーの感想ブログ。こっちはまじめ。
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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
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まさかこの回が、こんなにも面白みあふれる回になるとは!
アニメ神のみぞ知るセカイ10話「あたしの中の……」の感想を。



前回、栞の「ありがろん」で終了した栞編ですが、今回からはさらに彼女の独壇場……と、なるはずだったのですが。

今回の見所は、やっぱり栞のリアクションですよね。「心の声を聞く」という目的を果たすため、桂馬くんは栞に向けて次々と攻撃を開始するんですが……栞も、いいリアクションを見せてくれますよ!



Aパートの冒頭では、本という媒体をめぐる二人の争いの末、栞が勇気を出して桂馬くんを否定します。
「ば……ばかぁ―――」
またこれも、破壊力のある花澤さんボイス!がんばって批判を言った栞でしたが、見事に玉砕してますね。栞は全編こんな感じで、意を決すれば決するほど泥沼化してしまっているようです。

それに対して落ち込む栞。自分に対して説教をしているんですが、これもまた長いモノローグですよ!栞は本当によく喋るから、一話見るだけでお腹いっぱいですね。

そんな状況が続いている中で、桂馬くんはイベントのコンボをつなげて(つまり、栞をいじめつづけて)いたんですが……まあそれも、視聴者をニヤニヤさせるためだけではなくて!今まで怒るときも無口だった栞が、ついに感情をあらわにします。



「思ってることと話してることが逆になってる」
ここからですね、栞が少しずつ喋るようになってくるのは。怒らせてばっかりのくせに、また見事に仲良くなる桂馬くん。栞はおとなしくて無害な人だからこそ、人と争ったこともありませんから……桂馬くんの存在が、栞のうちに秘めていた部分を引きずり出して行ったのではないでしょうか。怒りの感情を制御するのは、さすがの栞でも難しかったみたいですね!



しかし、仲良くなってきた矢先……桂馬くんとエルシィが見たのは、配布されたプリント引き裂く栞でした。ビリビリ、と。まさしくそれは物語が加速する音で、次回、栞がどんな行動に出るのか。アニメ神のみも終盤、ノンストップで行きましょう!


……冒頭で言いましたが、今回、非常に小ネタが満載となっています。



もうネットでは騒ぎが生まれていますが、栞たち図書委員が「視聴覚ブース」について会議をしているこのシーン。原作ではこのシーンにおいて、とある生徒が「らき☆すた」を布教しようとしていたんですよ。アニメでそれはやらないかなー、とか完全に油断して見ていたら、飲んでたカルピスを噴出しそうになりました!ぶーっ!

「DVDって、何入れればいいのかなー?」
「アイマス!デドアラ!」
「みんなからリクエストとれば?」
「だから、デドアラ!」

最初に聞いたときは、なんだこの存在感ある声は!と 思ったんですが、若木先生だったんですねー。これが神のお声か!もちろん若木先生の声は初めて聞きましたが、確かにちょっと関西弁っぽさが入っていましたね。

それにしても、デドアラって!担当の石橋さんも同時に出演して、若木先生に「それ、ゲームだから」というツッコミを入れています。って、ツッコミどころはそこじゃないでしょ!健全な高校生が集う図書館に、廃人ゲームを仕込まないようにお願いします。ただ、あの若木先生がここまで押すゲームとあっては、確かにちょっとチェックしてみたいかなーなんて思いますね。まあまず、ハードを買わないといかんなぁ。

続いての小ネタポイント。

図書館の本に落書きしていた桂馬くんに、栞が一喝入れようとするシーンです。



(図書館の本は、みんなの公共物だよ!なのに落書きするなんてなんという人なの?死ぬればいいのに!)

アニメで「死ぬれ」だー!ついにこの日が!まさか、アニメで「死ぬれ」という言葉が聞ける日がくるとは……感動。……感動、してたのはいいんですが、自分以外の人が全然騒いでいなくてちょっと恥ずかしかったですね。

「死ぬれ」というのは、神のみ原作者・若木先生の前連載「聖結晶アルバトロス」で、主人公ユウキの幼馴染・理香が言った言葉なんですけど、神のみの前身となった読みきり「恋して!?神様!!」でもヒロインの美央が言ってるんですよ。で、神のみでも栞が口にしている。その「死ぬれ」がついにアニメにまで到達しましたか!長かった長かった。長かったですが、やっぱりそういうところでもアニメ化という幸せをかみ締めることができてうれしいですね。もういっそ「そらのおとしもの」と「JUDAS」くらい、バッチリとコラボしてもいいと思うんですが~!

さらにさらに、三つ目。個人的にツボだった、某ブラックジャックパロディ。



桂馬くんの格言はほとんどが原作より拡張されていますが、今回もまた面白い広め方。何が面白いって、エルシィですよ!「了解よのさ!」原作ではちょっと色気のあるナース的立ち居地なのに、アニメではピノコだよ。そしてもちろん、違和感ゼロとなってしまうのだった……。

ブラックジャック、小学校の図書館に置いてあったのを読んだ覚えがあります。かなり前の作品なのに、今読んでもきっと面白いですよ。手塚先生の作品で読んだ覚えがあるのが「七色いんこ」と「ザ・クレーター」で(なんとマイナーなセンス)、どちらともきっちりと自分のトラウマになっております。ザ・クレーターとか、宇宙飛行士が月面に置き去りにされて身動きができず、酸素が減っていく中で体が腐っていく……とか、そんな内容だった気がしますが、トラウマになりつつも何度も読んでいた気がしますね。また読んでみたいなぁ。

次回予告!
FLAG 11.0「おしまいの日」

図書館では、視聴覚ブース導入により蔵書の一部処分が決定。
大好きな本が捨てられるなんて耐えられない栞は、なんとバリケードをつくって図書館に立てこもってしまった!
栞の無言の抗議運動にも怯まず、本の処分作業を進めるべく図書館に侵入しようとする委員長たち。
その迫力に押され弱気になっていく栞の前に突如現れた桂馬、彼は栞を救いにやってきたのか、それとも……。(アニメ公式サイトより)



そして四つ目の小ネタポイント。もはやこれは小ネタではないかもしれませんが、次回予告のイラストは横田守さんです。見えてます!何がとは言いませんが、見えてます!



若木先生も大絶賛してらっしゃいましたが、すばらしいイラストですね。桂馬くんかっこいい!!エルシィももれなく巨乳ですし……毎回毎回、本当に次回予告はスゴイ。


(画像クリックでAmazonの商品ページへジャンプ)


そして最後に、番組中のCMでDVD/Blu-ray第一巻のジャケットが公開されています!渡辺明夫さんの描いた歩美なんですが……言わせてもらいますと、神ですね。渡辺さんは今までキーイラスト2枚、CDジャケット6枚、そしてこれで9枚目ですが、どのイラストも完成度が高すぎる!アニメ雑誌で幾つもの版権絵が公開されていますが、やっぱり渡辺さんの絵は一線を画している気がします。このジャケットだけでも、買う価値があるのではないでしょうか?気になった人はいますぐ目を通すことをオススメしますよ!


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今週のアニメ神のみぞ知るセカイは、FLAG 9.0「大きな壁の中と外」……あの文学少女がついにアニメ初登場です!



4人のヒロインたちのトリを飾ることになった汐宮 栞ですが、いやはや、相変わらずキャラが強い。栞のストーリーは原作でも人気が高いので、どうなるのかと思っていましたが……何ともいえぬ信頼感がありますね、彼女には!栞はゴールキーパー的存在ですよ。



栞に声を当てたのは、花澤香菜さんです。花澤さん自体がすでに強固な人気をお持ちの方で、栞もばっちりそれに後押しされていました。あの消え入りそうな絶妙な声は凄いですね。栞の声が花澤さん……というのはアニメが始まる前にも幾つものところで予測がなされてましたが、やっぱりその通りでピッタリでした。結局ヒロインは4人とも違和感が全くなかったなぁ……。

そしてこの栞、今回からすでにとてつもないセリフ量です。


ま、心の中でなんですが。
栞は一話目の放送からすでに人気が出てますが、花澤さんというアドバンテージ以外にも、やっぱりBパート冒頭の独白が効いてますね!

ペラペラペラペラと合間無く喋る栞でしたが、これ、可愛さの提示以外にもすごく役立っているのではないでしょうか?

かのん編の感想のときに少し言いましたが、漫画のままアニメにするとどーしてもすらすらっと流れてしまいます。だからかのん編は3話構成にして、かのんの内側までを時間をかけて掘り下げて行きました。結果、中川かのんというキャラクターを惜しみなく描けていたような気がします。ただ、それが栞編では、9話のみで8割がたやってのけてしまいましたね。倉田さん書下ろしのあの独白は、栞の性格や考えをすごく分かりやすく表現されてましたよ!というか、栞の本、ラブ!という気持ちがストレートに伝わってきました。他のキャラでもこういうのができればいいんですが……美生やかのんなんかは、早めにそれをやっちゃうとネタバレになっちゃいますからね。栞は分かりやすい娘ですよ、本当に。



そしてあの独白で、自分がアニメの栞編に対して抱いていた不安要素も吹き飛ばしてくれましたっ。
それが、いかにして饒舌さを表すか……です。

栞は心の中では、脳みそをフル回転させてとてつもない量の思考をしています。「無口なのに多言」という栞の最大の特徴を、原作では「フキダシ」で表現しています。「…………」という吹き出しがコマの中をせわしなく流れ、それが栞の雄弁さを表していました。でも、アニメではどうやってそれをするのか……。アニメの中でもフキダシが画面を覆いつくすシーンがありましたが、何度も何度もそれをやるわけにもいきませんしね。アニメでフキダシってイレギュラーな存在だし!
ただ、アニメでもその二面性がバッチリと表現されてました。その要素の一つが、あの独白です。
まるで小説をそのまま朗読したかのように繰り広げられるあの独白、ちょっとした鬼気がありましたよ!喋りすぎじゃないかい?ってくらい喋る喋る。

「すごく無口な娘でしたね……」
栞の饒舌さを、視聴者の誰もが強く感じる独白シーンの後のエルシィのセリフがこれです。栞の独白はあくまでモノローグですから、画面越しの第三者でしか栞の本性は知ることができません。……ただ、神様だけは違って。
「無口だけど、心の中では雄弁」という栞の本質を、ゲーム理論で一瞬にして掴み取る桂馬くん。こういうところが神のみを読んでいて一番面白い、と感じるところかもしれません。少女たちが隠している部分に、ピンポイントで手をのばすという桂馬くんの凄さが、より際立った気がしますね。もちろんエルシィの働きありきですが!栞が原作よりもずっと多くのセリフを喋っているのに、キャラが崩れるどころかより強固になっている気がします。



そしてもう一つの要素が、栞の二面性が「声」で表されていたところですかね~。
アニメの栞は、他人に喋っているときと、自分に話しかけているときがもはや別人です。かのんは独り言を思うときはテンションが低く、桂馬くんと接するときは過剰に高めのテンションでしたが、栞は全くの逆。自分の今までのイメージよりもちょっと抑揚が強い……というのが最初に聞いたときのイメージでしたが、栞はこのくらいでもいいのかもしれません。心の奥底では、ばかー、とか、死ぬれ、とか思っちゃうような子ですからね。栞は内側で感情が増幅されるというよりも、もともと複雑で大きい感情をうまく外側に出せない、っていう受け取り方でいいのかもしれません。
来週以降、どのようにして桂馬くんがそれを引っ張り出すのでしょうか……?


期待度が高まる栞編ですが、今回は栞以外にも注目すべき点がたくさんあって面白かったです。
まず、桂馬くんとエルシィのデコボココンビ。



「じゃあ神様はイマドキのパートナーですね♪」
エルシィもふてぶてしく(?)なってきたのか、桂馬くんともどんどん面白い掛け合いをするようになってきます。桂馬くんの凸はやたら鋭角で鋭いですが、エルシィはふにゃふにゃ、どこでも凹は自由自在!って感じで、うまく当てはまっているみたいですね。
桂馬くんの次元を違えたボケもしっかりとツッコめるようになってきましたね、エルシィ~。



原作を忠実再現した、かーみーのーみーアイキャッチ。
宣伝されているのはPFP用ソフト「かのんの挑戦状」です。……これ、どういうゲームなんでしょうかね?そして毎度のごとく、平成生まれには難解な神のみセンス。



そして、この図書委員さん。若木先生のブログでは、名前は藤井寺さんとなっています。EDの表記では図書委員長(やっぱり委員長だったのか!)となっている彼女ですが、なんと、声が野中藍さんですよ。めちゃくちゃかわいい声してるじゃないですか!いつもどおりの神のみの豪華キャストの延長線上か、それとも後に出てくるヒロインで役があり、ちょっとした遊び心で配役されたのか。どちらにしても、こういうちょっとしたサプライズは楽しいですね。



「はじめてのコボル語会話」……これは原作でもありましたね。
果たしてどのようにしてCOBOLで会話するのか。これは実際にあったらすごい興味あります。



個人的にツボなのはこれ!
新刊入荷案内……ということで、案内されている三種類の本。「光陽高校合戦絵巻」「聖結晶アルバトロス完結編」「恋して!?神様!!」……って、すげー図書館だな、おい!情報盗団とかもあったし、ここまで若木先生の作品が置いてあるって、すばらしい万能性ですね。しかもアルバはアルバでも、完結編!マジか!ユウキくんとユヒナの再戦とか超見てみたい!三つ目の聖結晶はどこに入るの!?土の破片が入った右手でフェルミノードを持つとどうなるの!?……ああ、やばい!本編の感想より長くなりそうなのでここで打ち止め!


次回予告!
FLAG.10.0「あたしの中の……」

本なんか現代じゃもう必要ない、なんて桂馬の発言で、大人しい栞がついに怒った!?そのおかげでやっと栞の気持ちを聞けた桂馬だけど、今度はなんだか図書館が騒がしくて…?
今まで栞を現実から守ってくれていた“紙の砦”にある変化が起ころうとしていた。
アニメ公式サイトより)


今回の次回予告は著名なエ○ゲイラストレーターの西又さん。そういうゲームのイラストって、一目見ただけで分かる独特の雰囲気がありますが……個人的にはそのような雰囲気こそが好きですね。

9話の感想はこれにて終了です。読んでくれてありがろん~。


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アニメ神のみ8話「Coupling with with with with」感想を。
今回はエルシィあわあわ、桂馬くんうわうわのインターバル回となってましたね!



原作で2話にわたって掲載された「ケーキ編」を、若木先生が主脚本となって書き直した今回は、いつもとは違った神のみの面白さがあったのではないでしょうか。

というわけで、エルシィのへっぽこさもいつもとは一線を画したものとなっています!



朝一で、桂馬くんから叱咤を受けるエルシィ。出た、自走式弁当!「生きてるから冷めない」というのもエッジのきいた説明ですが、この弁当はすごいっすね。エルシィはこれから先にも数々の地獄料理を作るんですが、一番印象的なのはこれかなぁ。だってこの弁当、どこを食べればいいのかが分からないんですもん!触手は地べたを走り回っているし……ま、まさか目を食べるの!?だって冷めないように生きてるから、あの目はこっちを向いてきますよ……。
カルチャーショック。



しかし、これでもエルシィの自慢の手料理。それを馬鹿にされたエルシィは、学校で机をドカドカ叩いて怒ります。これは高校生のする怒り方ではないですね。幼稚園児か!ちゃっかりと料理以外に掃除をアピールするエルシィもかわいいです。エルシィの純粋さに年中無休で苦労させられている桂馬くんですが、やっぱりエルシィはこういう純粋さ……もとい「何も考えてない」感が魅力の一つでしょうね!
ちひろも、阿澄さんの声がつくとすごい魅力的です。阿澄さんといわれてパッと思いつくのは、ひだまりスケッチのゆのみたいな内気キャラとか、あるいはけんぷファーの三琴、アマガミSSの美也みたいな天真爛漫なキャラの印象が強いんですが……ちひろもかなり良い感じですよ!阿澄さんの言う「死ね、ゴキブリー!」とか、早く聞きたくてしょうがない~!



個人的にツボだった、身代わりとなる風船エルシィ。これは商品化しないですかね?
空気が抜けてるのもかわいい。こういうところも、製作者にそっくりです。

そして、家庭科室でリベンジケーキの調理開始!
まず、砂糖を100グラムを用意します。
ケーキ作りは大変な作業ですから、こんなところでつまずいてはいられません。エルシィも一応自前の砂糖を用意していたようですね。料理が得意とあって、こういうところは抜け目ないです!すごいぞエルシィ!



…………。
抜け目は、抜け目はないんですけど……ね。
この砂糖も、「あー」って言うならもっとエルシィみたいにかわいく言えばいいのに、気だるそうに言うんですもん!目線が遥か遠くに向いてますよ?

ともあれ、100グラムを計量して次の作業へ。
続いては、卵!優秀なエルシィは、これまた自前のものを準備していたみたいですね。すごいぞエルシィ!



…………。
……これはレシピが悪い!確かになんの卵か書いてないですし、たとえ空飛ぶドラゴンが現れたとしても、企業に責任がある……はずです。
PL法を盾に暴れまわるマンドラゴンですが、砲撃を素早く避けるエルシィもたいしたものですね。

なんとかマンドラゴンからも逃げ出し、ついに本格的なケーキの調理を開始!BGMはエルシィの歌う「Oh まい☆GOD」となっているんですが、かな恵さんの声はかわいいですね。透き通っているというか、聞いていて癒される声です。大正野球娘のEDの「ユメ・ミル・ココロ」は当時から好きでしたよ!



そして、もう一歩で完成……と来たところで、なんと持ってきた卵が次々と羽化!家庭科室の中でなぜか妖怪大戦争が始まり、ケーキはいずこへ。
ケーキ完成間近で……っていうところまでは原作どおりなんですが、アニメでは結局ケーキを桂馬くんに渡せずに前編が終了します。


そして、後半は桂馬くん目線へ移行。
っていうか、児玉先生は個性が強すぎますよ!原作ではちょっと個性的な見た目をした先生だな~くらいの存在だったのに、なんだこの存在感は!先日若木先生のブログで行われた神のみキャラ(男性陣のみ)の人気投票でも、桂馬くんがいなかったとはいえ児玉先生は一位でしたからね。さすが一位。児玉先生は原作よりも嫌な先生度がアップしているにも関わらず、アニメのほうが個人的に好感度高いですよ。神のみの男性キャラ特有の不幸属性にもめげず、がんばってほしいですね。



桂馬くんも、そんな児玉先生からの嫌がらせにも(精神的には)くじけません。現実とゲームを一緒くたにする児玉先生に対して、桂馬くんが意地を見せるシーンですね。

神のみでは桂馬くんに同調するようなオタクキャラは出てきませんから、どうしたって桂馬くんは意見を否定される立場にあります。それでも決してくじけないって、結構難しいことだと思うんですよ。でも桂馬くんはそれを曲げたり、妥協したりしない……愛が強い男ですね、彼は。

ラブパワーでなんとか児玉先生を退け、帰宅した桂馬くん。玄関先で見つけたのは、「神にーさまへ」と書かれたエルシィのケーキでした。原作では努力を評価して男らしく食べた桂馬くんですが、アニメでは……食べるのか!?



「あーっ、時限イベントだーっ♪」

……あ、愛が、愛が強すぎる!
このシーンはかなり好きですね。この切り替えしも神様っぽいですが、なにより下野さんの声がすごくそれらしいかと。桂馬くんの声が下野さんと決まっていろんな意見が飛び交いましたが、自分は何の文句もないですね!このコロッと態度を変えた時の「気持ち悪さ」と、でもそれがゲームへの愛ゆえだという「純粋さ」がすごく伝わってくる声ですよ。神のみのキャスティングは何でこんな見事なんだろうなぁ……。



そして、最後には麻里さんの視点へ。
麻里さんも、言うまでもなくキャラが立ってますね~。原作でもいい意味で大人げない麻里さんですが、アニメになるとそれが増長されています!児玉先生にムキーッと怒ったり、お風呂で桂馬くんのことを慮るところも、無性にかわいらしさがありました。



もちろんお色気シーンもばっちり!
アニメ神のみの中で、誰よりも色気を振りまく麻里さん。ある意味、無害というか……なんというか……。でもこれなら、青少年育成条例やらには引っかかりませんよね。麻里さんバンザイ!

自分の家庭(と、貞操)は自分で守る、と進入した泥棒らしき人影に襲撃を仕掛ける麻里さん。しかし、それは愛する息子で……。
桂馬くんも日ごろから陸上部のキックや、元社長礼状のムチ攻撃と担任の教科書攻撃で鍛えられているおかげでなんとか無事で済みましたが……花瓶であんな思いっきり頭を殴られたら、もう今頃桂馬くんはあの世に行ってしまっていたでしょう。もしかしたら、二次元で舞い踊ってたりするかもしれませんけど。



ただ、倒れた桂馬くんの口元には生クリームが……この落とし神、またデレやがったよ!アニメでは陰で男らしさを見せようとしてますが、やはり最高のツンデレは桂馬くんでしたね。デレによる好感度アップを求めないっていうのはいいですよ!そして結局、その後もエルシィには厳しくあたる……男らしいというよりも、お兄さんらしい桂馬くんが見れましたね。


8話はインターバル回にも関わらず、作画監督さんが沢山いらっしゃいました。しかも、サブキャラクターデザインの川村敏江さんが作画監督協力&総作画監督として登場していて、すごくいいカットが多かったと思います。






もちろん、作画自体も完璧でしたね。マンドラゴンなんかいっぱいの迫力で動いてましたし!

そして何より特筆すべきが……



中央に座っている桂馬くんの二つ後ろに注目してください。か、彼女は……吉野麻美ちゃんじゃないか!小説版のメインヒロインの麻美ちゃんが、ついにアニメにも進出しましたっ!おめでとう麻美ちゃん、今夜はお赤飯だね!


次回予告!
FLAG 9.0「大きな壁の中と外」


ケーキを作れば大爆発!人間界の知識もてんでダメなエルシィに辟易した桂馬は、一般常識を勉強させようとエルシィを図書館へ。
膨大な蔵書数を誇る舞島学園の図書館、カッコイイ図鑑を見つけてはしゃぐエルシィだが、受付で図書委員の少女・汐宮栞に駆け魂の気配を発見!
とっても大人しくて無口な栞。仲良くなるどころか、おしゃべりするのも一苦労で……。(アニメ公式サイトより)

次回からは、花澤香菜さん演じる栞が満を持しての登場!原作でも人気の高いストーリーとあって、今から期待度が高まりますが……どうなる!?

アニメになり、ザクザクと新しい「神のみぞ知るセカイ」が発掘されていきますね。今回も色々なキャラにスポットを当てて、よりその世界が深まった気がします。やっぱり、アニメってすごい!

でも、何より新しい可能性を示唆し続けているのは……次回予告なのかもしれないですね。


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心はあなたに続いてる
今すぐ会いたい、感じたい、ぬくもりを
世界が満たされる、光で
どこにいても感じるよ、声を
私のラブコール、あなたに……

アニメ神のみぞ知るセカイ、その可能性が無限に広がった瞬間でした。
FLAG.7.0「Shining Star」の感想を。



自分は原作漫画の方もチェックしているんですが、2年半もの間続いている連載の中で一番思い出深い回が、この回です。理由は単純、かのんが好きなんですよ。

デザインだったり、振る舞いだったりもしますが、自分がかのんを数あるキャラの中で「好きだ」と豪語しているのはこの回が原因です。かのん編の終わり方が好きでしょうがないんですよね。そして今回、それがアニメになるにいたって……どこまで原作を越えてくるかと期待していたんですが……上を行き過ぎた感じがします。



最後に流れた「らぶこーる」と「ハッピークレセント」での圧倒的な感動ももちろんその要因のひとつですが、個人的には感動の内容以上に、アニメ神のみの「原作を踏襲しつつ、改変し、越える」という意気込みとその結果こそが凄いと感じた一番の要因かもしれません。

見ていただいた人は知っていると思いますが、かのん編は3話構成となっています。OPEDを省けば1話20分程度なので、3話で一時間かけた計算ですね。原作では18ページ×4話=72ページで作られているかのん編ですから、62ページ構成をアニメ1話で完結した歩美編と比べると、恐ろしく余裕のあるスケジュールですが……この割り当てこそかのん編の特筆すべきところでしょう。



神のみという作品は、攻略回では基本的にほとんど「桂馬くん目線」で展開が進んでいきます。もちろんヒロインたちの心の中のみが描かれているシーンもありますが、それはほとんど桂馬くんの理屈の裏づけに用いられます。神のみはまず桂馬くんが女子にイベントを仕掛けていくわけですが、桂馬くんに素直に反応を示さないヒロインが大多数です。そこでヒロインの心情を映したシーンがカットインされることによって、読者が「桂馬くんが予想した反応」を実際にそのヒロインでチェックすることができ、さすが落とし神さま……と感心するということの繰り返しが多いですね。

15分ほどで歩美を攻略できるのも、「ヒロインの感情シーンが必要最低限ですむ」というのが大きな理由ではないでしょうか。そしてそれも、決断力が強すぎる桂馬くんがビシビシと攻略を進めていっているおかげです。
けれど、アニメのかのん編は違いました。

3話構成で放送されるとなれば、原作どおりにアニメにしていけば丸々1話分ぐらい空いてしまうのではないでしょうか。では、代わりにその時間には何が挿入されたのか……といわれれば、それは「かのんの掘り下げ」です。Citoronを筆頭としたかのんの過去話だけでなく、アイドルとしての生活や心のスキマについても、時間をかけてザクザク開拓していました。

めまぐるしく動いていくアニメの中では原作どおりに進めていくと、どうしてもそのキャラの掘り下げが十分にできないというのがあります。漫画ではかわいいと思ったシーンをずっと眺めていられますが、アニメではタイミングが過ぎればもう別のシーンに流れていってしまいますしね。
ですから今回、多少のスピード感を犠牲にしてでもキャラの魅力を十二分に放送したのはすごく良かったと思いますよ。これはまああくまでも個人の感想ですが、アニメのかのん編は桂馬くん目線ではなく、かのん目線でもあった作品だったと思います。

この流れは空編でもありましたよね。空は原作ではその感情のなさがループの非常さを感じるひとつになっていましたが、アニメではしっかりと感情が描かれていてまた別の悲しさを表していましたし。



ただ、そうなると一つ問題点が浮上してきてしまう。それが、原作のかのん編の終わり方……あの空しさをどうやって表現するか、です。

原作の終わり方は、桂馬くんの「かのんはもうアイドルじゃない、自ら輝くスターになったんだ」というシーンで終了します。これがまた泣けるんですが、この感動は桂馬くん目線で終了しないと生まれないんですよ。最後がかのんの歌だったり、その後にCパートが入るとなると成立しない……。
自分は、ここが上手くシフトされているように感じました。原作にある、かのんが遠い存在になったけれど、自ら輝けるスターになってよかったね~ホロリ。というの感動が、どちらかというと「娘が嫁にいったお父さん」のような感情に移行しているような気がしましたね。美生編みたいな終わりかたです。
でもかのん編は、別れありきのストーリーだと思うんですよ。喜び>悲しみみたいなのじゃなく、悲しみ>喜びでいいと思うんですよ。



では、かのん編の感動をアニメ編ではどのようにして上手く補完したのか。それに必要なものこそが、一見ネックになっている「かのん目線」で進むストーリーの存在ではないでしょうか。

原作の終わり方では、桂馬くんは愛ゆえの別れに悲しみます。それがかのん目線で進むと逆になる……ということは、ありません。その理由は簡単、記憶が消えているからなんですよね……。スターにはなれたけど、桂馬くんはいない……という風にはなりませんよ。

ただし。
かのん編ラストのライブでかのんは、「らぶこーる」を歌いながら桂馬くんのことを一瞬思い出します。アニメで女神設定があるかどうかはあくまでも未定ですので、これも完全な思い出しではないかもしれません。長瀬先生のときみたいに顔は思い出せない……みたいなものかも。

ともあれ、これこそがかのん編の「補完」です。かのんも、不完全かもしれないけれどまだ桂馬くん(あるいは、自分を助けてくれた誰か)を思っていてくれている。原作では描写されなかった「両者の思いあい」が完成しているんですね。これができたのはやっぱり、かのん目線でのストーリーがあったからです。原作では本筋のストーリーは桂馬くん目線で、おまけ漫画でのみヒロイン目線でストーリーが描かれます。そしてそれは攻略後のヒロインたちであり、おまけ漫画を読んでこそヒロインのストーリーが完結する……というのもよくありますよね。唯一攻略の本筋がヒロイン目線で描かれたみなみ編も、キスの後は桂馬くん目線でしたし。

アニメで再構築するにいたって、その混同しないはずの二つのストーリーが同じ軸上に重なることができたんだと思います。これこそが、自分の言いたい「原作を踏襲しつつ、改変し、越える」というものです。ヒロインの要素を盛り込んでキャラを立たせつつ、より感動に拍車をかける……かのんのアニメは桂馬くんのセリフでEDに入らないと、絶対に満足できないと思っていましたが。やられましたね……。



攻略後、歩美と美生が原作でもはっきりと桂馬くんに何かを感じているにも関わらず、かのんはキスして別れを告げた後はそういったものを全く示さずにフェードアウトしていきました。あのデレデレなかのんがですよ。それが自分にはとてもショックで、悲しくて。でもそれは、それぞれがそれぞれのことをを思った故の結果で、立派なスターになれたから……っていう、もどかしさがどのストーリーよりも強い。だから自分はかのん編が好きなんです。神のみ特有の攻略後の空しさが一番顕著だったから。

キスして別れた後もかのんが一人なのは、忘れたからという理由だけではなかった……今回それがわかって、涙腺が緩みました。かのん編はもしかしたら悲しみ>喜びなんかではなく、喜び>悲しみのストーリーだったのかもしれません。アニメにならなかったら、気づけませんでしたね。

次回予告!
FLAG 8.0 Coupling with with with with

神にーさまのため自慢の料理を振舞うエルシィ、だけど桂馬にはいつも不評。
今回も奇妙な“自走”する弁当を作り、こっぴどく怒られるはめに…。
盛大にヘコんだエルシィだが、ちひろのアドバイスでリベンジを決意!
いちごのショートケーキを作るため、彼女が取り出したのは、地獄の砂糖に
色とりどりの卵。その中には……。原作・若木民喜先生の脚本によるエピソード!! (アニメ公式サイトより)



かのんはスターになったけれど、遠くに行ってしまったけれど、つながりが切れたなんてことは絶対にないですよ。
どこにいても心は続いていて、ラブコールはきっと届くはずですから。



拍手[0回]

 
今週もアイドル・かのんのかわいさが大暴走している「神のみぞ知るセカイ」、第6回放送は「ワタシ平凡?」でした。今回の感想は、とにかくかのんのキュートさでしょう。



前回、桂馬くんの暴挙によって透明化してしまったかのん。スタンガン片手に、いきなり桂馬くんとデッドヒートを繰り広げます。一撃当たったら終わり!ということで、ハイクオリティーバトルが展開されました。神のみもハクアや楠が出てくるとこれから先、より本格的なバトル(?)が始まりますが、サンライズの血を受け継いでいるマングローブなら心配はいらなさそうです。

Aパート部分は、上記したような原作のシーンを拾いつつ、かなり風呂敷を広めた展開になっています。
6話では、特にエルシィの活躍シーンが増えてますね。でもエルシィって、原作だとかのん編の時点ではここまでへっぽこではなかった気がしますよ。どちらかというとケーキ回で開花した感じがありますが、アニメではすでにキングオブへっぽこの位置を独占しています。神のみの登場キャラって、みんなどこかにインテリっぽい片鱗が見えるのに、エルシィだけはそれがない……このまま貫いていって欲しいですね!心配はいらなさそうですが。



ぽよよ~んと跳ねるエルシィ。枕元に欲しいです。



エルシィだけでなく、オリジナル展開として麻里さんも登場してますね。5話の冒頭でもありましたが、桂馬くん、エルシィ、麻里さんのカラミはなぜか見ていてほっとしてしまうっ。
右の画像はお風呂のあとの桂馬くん。水も滴るいい男とはまさにこのこと!桂馬くんは視線が原作よりもシャープな感じで、もう銀河美少年って呼ばれてもいいような気がします。

そして6話、最大の見所はかのんのライブシーンです!桂馬くんとエルシィはテレビ越しに見ているわけですが、この歌唱シーンの作画がすばらしい!ついさっき、マングローブがサンライズの血を受け継いでいるといいましたが、まさにそのとおりですね。サンライズのアニメって、日常的な作画では平凡的な出来なんですけど、ひとたび動き出すとものすごい勢いで動くっていうイメージがあります。それと同じように、かのんのライブシーンは圧巻です。





これはぜひ動画で見て欲しい!かのんはやっぱり動きが映えるキャラですね~。


紆余曲折あったものの、かのんの信頼を手に入れることができた桂馬くん。かのんとメールでコミュニケーションを取り合うまでに進展します。アイドルとの唯一無二の関係って良いですよね~、憧れます……とは一概に言えない状況なんですが!



無限の「ヨロシクネ」メール。ここからかのんのヤンデレは加速します!

収録で不安ごとがあるたびに、幾度となく桂馬くんを呼び出すかのん。神のみにおいて、攻略相手でここまで桂馬くんにデレるキャラはかのんのみですよ。だからこそ自分はかのんが好きなんですが、アニメ版ではそれに拍車をかけるようなシーンも。



収録先で桂馬くんを恋しく思うかのん。かわいいですね~。桂馬くんは、「思われる」っていうことの重さが分かってないんですよ!ちょっと斜めに曲がっている愛だとしても、欲しいです。自分は。
「会いたくなったから」という理由だけで桂馬くんを呼び出す……というシーンもそうですね。桂馬くんはふいに迷惑そうな表情を見せますが、これはかなり嬉しいものではないでしょうか?かのんの一途さがすごく伝わってきますよ!かのんの魅力って、アイドルなのに人になついて、一途に思ってくれるっていうギャップにもあると思うんですよ。
で、そのギャップの最高潮というべきものがこれ!



伝説・不滅のかのんの胸チラシーン!これは……アニメになって東山さんの声がつくと、破壊力が高いこと高いこと!エルシィの言うとおり、このままキスまで行っちゃえ!と言いたくなるくらい、かのんがデレデレしてきて……かのん編はラストシーンが一番好きですが、このシーンがあったからこそかのんが好きになったと思いますよ!いや、単に胸が見えたからではなく、この無防備さにやられました。アイドルとは思えないノーガード戦法!

そしてそのまま別れる二人、かのんはこれから始まるコンサートに向かった……かのように見えたのですが……?

次回予告!
FLAG.7.0「Shining Star」

桂馬のフォローもあり、元気を取り戻したかに見えたかのんだが、コンサート開演直前に姿を消してしまった!! 慌てふためくスタッフ・必死にかのんを探す桂馬たちだが、もはやホールはかのんの失踪など何も知らないファンの熱気でいっぱい。その頃、会場のはずれで不安に押しつぶされそうになりながら一人佇む半透明なかのん。コンサートはどうなっちゃう…?桂馬、間に合うか!? (アニメ公式サイトより)

次回予告はあにてれ公式サイトで公開中~。今回の予告イラストは甘露 樹さん。以前の版権絵でも言いましたが、エルシィは脇がえっちぃですね!



もはや完全に恋人同士の二人、キスをするのだって容易いですよ。でも落とし神はそれをしない。
次回、かのんの「スキマを埋める」ための、桂馬くんの選択は……。

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アニメ神のみOP、Amazonでは入荷延期になっているみたいですね……。自分もそれに引っかかってしまってかなりショックだったんですが、他のみなさんも同じ状態になっているようで。
まあ我慢しましょうか……。



90分の時間変更がありつつも、無事神のみぞ知るセカイ5話「IDOL BOMB!!」が放送されました。今週からついに、あのアイドルが動き出します!

3人目の攻略相手・中川かのんは、巷で人気絶好調のアイドルです。個人的な話をすると、かのんは攻略キャラの中でもかなり好きなキャラなんですが……きっと、そういう人は沢山いると思います。かのんはかなり魅力的なキャラですよ!
アニメと漫画というのは深い関連性がありながらも、フィールドは全く別の場所にあります。ですから、「漫画でできないことも、アニメならできる」ということは幾つもありますよね。
数多くいる神のみ攻略キャラの中でも、かのんはそれが最も顕著に現れるキャラクターではないでしょうか?
それこそが、アイドルという仕事です。
今回、かのんは劇中で3曲の歌を歌っていますが、その中でも「ALL 4 YOU」「ハッピークレセント」は振り付けつきです。原作ではマイクを握っているだけの描写が、アニメでは実際の歌とダンスがつくというのはかなり強力な武器ですね!アニメになって最も華やかになるのは、間違いなくかのんだと思うんです。



そしてそのアイドルソングを歌っているのが、かのん役の東山奈央さん。
前にブログでも言いましたが、東山さんは新人の声優さん……ということで、正直少し不安もありました。何せ声のサンプルがありませんからね。ただ、今回のかのんの声を聞いて、見事にその不安は吹き飛びました。


「原作を読んでいる作品がアニメになると、声に違和感を感じる」……とはよく言われる話です。自分も神のみではどうなるかと思っていたんですが、意外すぎるくらいにみんな違和感がないんですよ……逆にちょっと悔しさを感じるくらい!それは歩美・美生でも十分分かっていたので、かのんに関しても「イメージと違う」という状況にはならないと思っていたんです。そうなるとやっぱり、不安なのは演技の上手さかなぁなんてぼんやりと考えていたんですけど。東山さん、演技上手いじゃないですか!新人さんって言われなければ、新人だなんて思いませんよ、絶対。



さらに注目したいのが、高柳監督が惚れたとされる東山さんの歌声。
アニメでのアイドルって言われると、平成生まれとしてはマクロスFのランカが真っ先に浮かんできました。だからかのんもランカみたいになるのかな~とは思っていたんですよ。アイドルなのに、天然でどこか無防備ってところも似ていましたし。一年くらい前は、かのんの声優は中島愛さんかもなんて考えてましたよ。
Bパートの冒頭でかのんの歌う「LOVE KANON」がしっかりと聴けるんですが、この曲、個人的に大好きです!アイドルソングとはまさにこういうものではないでしょうか?

かのんのイメージって、いまできの感じではなく「一世代くらい前のアイドル」というイメージが自分では強いんですよ。それこそ、昭和の時代のアイドル。
それで、アイドルって……歌が上手いって印象はないんですよね。まーかなり個人的な意見ですが。そこでマクロスFの話に戻るんですが、かのんってどう考えてもシェリルじゃなくてランカに似ていますよね。だから歌唱力凄くて、超美声で、どこまでも轟くカリスマ性って、あったらむしろアイドルっぽく感じない。初々しさがあって、精一杯歌ってる……っていう方がかわいいじゃないですか!アイドルなんですし、それでいーんですよ!
だからこそ、東山さんという新人さんの起用はすごくいいと思いますね。「がんばって直進している」感じが歌から溢れていますよ。これはアルバム買うしかないな……3月3日!?長いよー!



5話では、かのんが透明になるという衝撃的なシーンで終わります。これは自分も原作読んでいる時は驚きましたよ!これまで現実を超越した技はエルシィしか使っていないため、今回ついに攻略相手に影響が起こり始めます。一期が栞までだとすると、やっぱりかのん編で神のみのフィクション要素を提示しておくというのはこれから先重要になってくるのではないでしょうか?
ともあれ、かのんの透明化は神のみにおいて一線を越える瞬間ですので、どういうふうに演出するのか気になってはいたんですが……「p」という音楽記号を使うとは思いませんでしたね!ましてやそれが増えていく。「p」から「pp」へ……そして「ppp」へ、っていうのは、ラインを飛び越えるカウントダウンのようで分かりやすいです。相変わらず神のみのアニメスタッフは、にくい演出をしますねぇ!

他にも、見所は沢山あります。特に注目してほしいのが、冒頭に出てきた桂馬くんの「ゲームアイドル論」が語られるシーンです。



この力説、原作では丸々二ページほど使われています。桂馬くんの格言は神のみの大きな特徴ですが、これだけ壮大に解説したことはありませんよ。おかげで、いつもどおりの謎の説得力にも磨きがかかっています……。



個人的に好きなシーンがこれ!三分割された画面において、2:1の割合でテンションの差が激しいですね。こうして見ると、かのんとエルシィって実はけっこう波長が合ってる気がするんですが……でも、かのんの波長がグラグラしているのは病んでいるせいではないでしょうか?少し周りが見えなくなっている感じはあります。
そんなヤンドルに、デフォルトで波長が合うエルシィ。あわあわ~。


あと、5話を見ていて自分が一番気になったのが、かのんのスタイルのよさですね。



エルシィも原作より胸が強調されていますが、かのんも……見ていてドキッとする作画があります!「LOVE KANON」を歌っているときの服装は、腰まわりが絞られているので余計に強調されておりますね。やっぱりそうなると気になるのが、原作の3話目「ワタシ平凡?」で見られる伝説のあの誘惑シーンですよ!桂馬くんと読者を即殺したあの秘技が、来週の放送で披露されることを願いたいです。テレビ東京でも一応放送はでき……ま、まあいいや。



また、アニメではかのんが昔所属していたアイドルグループ「Citlon」についての話が挿入されることを匂わせるシーンがありました。公式サイトでの次回予告(後述)でもそうですね。シトロン時代というのは、「まんなかのん」という原作のセリフに隠された裏設定で、原作コミックスのおまけページでのみで繰り広げられたお話なんですが……これ、原作の設定でも十分本筋のストーリーに盛り込める設定なんですよ。確かにああいういきさつがあれば、病んでいたかのんに干渉してもおかしくはありませんし。かのん編もアニメで少し話が広がるとすれば、来週も見逃せない展開になりそうですね!


次回予告!
FLAG 6.0「ワタシ平凡?」

……必ず、私のファンになってもらうから!と、桂馬のため、屋上で歌うかのん。彼女の悩みを探るためあえて冷たい態度をとる桂馬だが、それに傷付いたかのんはショックで体が透明に!どうやら駆け魂が影響しているらしい…が、かのんの情報を調べていたエルシィは、彼女のある過去にたどり着く。そんな中、かのんの夢・鳴沢臨海ホールでのコンサート開催が刻一刻と迫る。(アニメ公式サイトより)

あにてれの公式サイトにて次回予告視聴可能です。予告イラストはべっかんこうさん!FORTUNE ARTERIALも、悠木さんとこの陽菜ちゃんがかなり気になります……彼女のように、主人公たちのイベントのスパイラルから一歩距離を置いたところにいる人が好きですね、個人的に!



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アニメ神のみぞ知るセカイ FLAG 4.0「今そこにある聖戦」は、神回でした。



「神回」とか言うと、あまりにも陳腐な表現過ぎて笑われそうですが……今回はそう断言しても構わないような気がしますね!4話はオリジナル要素が多そうで、以前からかなり期待していた回だったんですが、予想を全く裏切らない。原作既読の人はより楽しめたのではないでしょうか?

少年サンデーの神のみのページでは、3巻の「ためし読み」で今回の原作ストーリーが(10ページのみですが)読むことができます。ここだけ見ても、膨らませ方のうまさがよく分かりますよ~。



今回、桂馬くんはとあるゲームに挑戦します。その名も「くれよん~空の芸術(アート)」。原作読者としては背筋が凍るタイトルですね……。なぜかというと、まあ、そのゲームは……クソゲーなんですよ。



メインヒロイン(といっても一人しかいない)の飛鳥 空を落とすというのがそのゲームの目的です。いわゆる「ギャルゲー」。文章を読んでいって、選択肢を選んで分岐された先のエンディングに辿り着く……というゲームなんですが。
辿り着けないんですね。バグで。



上の画像から、はいを押しても、いいえを押しても、再び同じ画面が現れてしまう。ループしてしまっているんです。巷では「難攻不落のゲーム」と言われ、伝説の積みゲー扱いをされている本作ですが……桂馬くんもそれに挑戦しているようです。
落とし神の本領発揮というわけですね!

……………。
……こ、攻略できない!



いくら落とし神の力があっても、相手はバグ。現実世界で人が空を飛べないのと同じように、こればかりはどうしようもありません。セカイが狂っているんですから。

しかし、桂馬くんは諦めません。というかもはや逆に燃えていますね!落とし神モードを発動した桂馬くんは強引にエルシィを連れ、本腰を入れて「くれよん」攻略を開始します。
ただ、一筋縄ではいかなくて……。

空のループを抜けるためにまず桂馬くんがとった行動は、選択肢からの分岐の変更ですね。桂馬くんいわく「直前の選択肢に問題があるとは限らない。それ以前の選択で別のルートに入れば、ループを抜けるかもしれない」ということですので、いろいろなパターンを検証し始めます。

このゲーム最初の選択肢で、空と一緒に学食に行くかどうかを選択します。前回は行かなかった……ということで、今回は学食に行くことに。
空との食事シーンで、空はプレイヤーに「あなたは何を食べるの?」と問いかけます。
これで食事を選ぶというのはよくある展開ですね。
しかし!




選択肢………多いっ……!

ずいぶんと万能な学食ですね!これはもはやバグというより、製作者の嫌がらせですよ!このシーンは原作で声を出して笑った記憶がありますが、アニメでも面白い!数も明らかに増えてますね。

学食の暴挙によって、事実上無限のルートが生まれてしまったわけですが……桂馬くんは諦めませんね。しかし、そもそもループを抜けることができるのかどうかすら分からない中で、何度やっても戻ってきてしまいます。ここはアニメだとすごいシリアスですね。始めは面白いですが、何度も何度も繰り返されていく中で、視聴者も桂馬くんと同じことを考えるようになってきます。
空がかわいそう、助けてあげたいと。



所々で無意味にはさまれるミニゲームに文句を言う桂馬くん。
若木先生が乗り移ってます。

気の遠くなるような作業をこなし、ついに桂馬くんは空をループから解放することに成功します。ゲーム・くれよんの幻想世界の中で、いつまでもいつまでも自分の絵を見てくれる人を待っていた空の前に、ついに立ってくれる人ができたんですね。
原作では、空目線でストーリーが展開されることはありません。18ページですしね。ただ、アニメではアバンからループ時の状況、そしてエンディングまでがゲーム内の世界で展開されています。
これはもう、改変が良すぎるとしか言いようがありませんね!

おかげで、空の嬉しそうな顔を見ることができましたよ。
いやーよかったよかった!



これで無事エンディング……かと思いきや、実はもう一波乱あるんですが。桂馬くんならきっと、本当のエンディングに辿り着いてくれたと思いますよ。
ヒロインが待っている限り、落とし神は止まりはしないでしょうから!


次回予告!
FLAG 5.0「IDOL BOMB!!」
今巷で一番人気の正統派アイドル中川かのん(実は舞島学園在籍!)が2ヶ月ぶりに登校してくることになって学園は大騒ぎ!! 学園の穴場・南校舎の屋上でゲームをしていた桂馬は、偶然そこへやってきたかのんと出会う。今や国民的アイドルとなった自分のことを知らないという桂馬に、かのんは大パニック!彼女がそこまで他人の目を気にするのは一体どうして?? (アニメ公式サイトより)

みつみ美里さん入魂のイラストが使われた次回予告映像は、「あにてれ」公式サイトにて公開中です!来週はついに、あのヤンドルが襲来しますね。

次回に備えて、公式サイトは現在かのん一色となっております!キャスティングが東山さんという時点で製作陣の「気合い」が示唆されていたかのんですが……かのんはアニメで映えるキャラだと思うので、来週は心して放送に臨みましょう!



ずっと待ち焦がれていた無限ループから抜けることができた空。彼女を封じ込めた檻はもう消え、代わりに表れたのはとあるプレイヤー。空はその人に、とても嬉しそうな笑顔で話しかけます。

二次元と三次元は決して交わらないこの世ですから、好きなキャラがいても画面から出てきてはくれないですよ。
ただ、今回の空の笑顔を見ていると……二次元への愛は決して、一方通行などではないのかもしれない、そう思えますね。


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