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管理人:とれふる
Pixiv
TINAMI
インタビューズ
神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。
ご意見・ご要望があれば studiotrefle0510☆gmail.com の方まで、☆を@に変換してお気軽にどうぞ。
鮎川天理さんからの求婚もお待ちしています。

今週の神のみぞ知るセカイは147話「逃避行」でした。大作家・栞先生が新たな壁に衝突する話でしたね……最近は衝突しっぱなしな気もしますが。
前回、女装した桂馬くんは栞と行動を共にして、彼女にインスピレーションを与えました。これで栞も自分の物語を作れるはず!と、思いきや。
苦戦してますね、栞先生。
今回は丸々一話を使って、栞の作品製作に密着している訳なんですが、中々うまく行かないみたいですね。色々な文体・設定で書き始めてはみるものの、どうしても納得したものが完成しない……いわゆるスランプというやつですな。一過性のものなのか、これが栞の特性なのかははっきりとしませぬが!
失敗パターン①平凡
出だしがちょっと平凡すぎない?ということでボツに。確かに物語にしても感想にしても、出だしってのは難しいものなんですよ。面白い文章は出だしから面白いし、レベルの高い文章は出だしからレベルが高い。出だしがよければよいほど、後に読み進めてみようかな~という気持ちも強くなりますから、適当でいいやとはいかないものですよ。って、耳が痛い話ですが。
処女作、と栞は言いましたが、確かに物語の出だしというのは気合が入るものです。そのぶんも栞はハードルを高めに設定しているわけですが……自分だったらもっと早く先が書きたくて、出だしはむしろそれっぽく書いておしまい、となるかもしれません。軽い脳みそだなおい!
失敗パターン②宇宙戦争勃発
栞の十八番(?)である宇宙戦争、始まっております。今回は作中でその内容が明示されていて、それを少し読めるというのは楽しいですね!桂馬くんが最初に栞の小説を覗き込んだときもおそらくこんな感じだったのでしょう……そりゃーびっくりするわけだ。しかし物騒な世界設定ですね。これまで外の世界を知らずに砦の中で生きてきた栞からすると、外の世界というのはこんな印象だったのかもしれません。レーザードカーン!地球バーン!みたいな。このお話でも例のカシラギさんは登場してますが、なんだかんだ言ってお気に入りだろ、栞先生。
失敗パターン③恋し始めちゃう
試行錯誤していくうちに、何度も煮詰まる栞。「桂木桂馬のことを小説にする」と言ったくせに、よく考えたらあの人のことを全然知らない……ということで、ベッドの上で彼のことを考え始めます。いいっすね、こういうの。片想いしてる女の子の真髄って、「あんたバカじゃないの?」って顔を赤くして言うよりも、こういう風にひっそりと相手を想うことなんですよ。小説小説言ってますが、結局栞の頭の中は桂馬くん一色ということです。電話もできないというのもいいですわ。「小説の参考に色々聞かせてください☆」と聞いてみようかしら……みたいに栞は言ってましたが、ここで語尾に☆をつけるというのも栞らしいですね。栞にとって色恋というものも、やっぱりまだ外の世界にあるものなのかもしれません。……ま、初恋の場合はみんなそうか。所々に潜ませられている栞の恋する乙女っぽさがかわゆい!
失敗パターン④脱線事故
やっぱり勉強しながら書こう、と決めた栞は、変人が主人公の物語を部屋のライブラリから呼び出します。まるでフィリップ。そしてちょっとの勉強で読み始めた小説に読みふけってしまうわけで。よくありますよ、こういうの……アルバムなんかが代表的に使われたりもしますが、忙しいときほど人は脱線してしまうものなのです。今だって感想を書かなきゃなのに、サンデーぺらぺらっとめくってムシブギョー読んでますもん。集中しろ!
以上、幾つもの失敗を経験した栞先生ですが、ついに最後にスイッチを入れます。ランナーズハイとも言えるその滾る力で、一気に物語を完成へ―――!導けるかと、思いきや……
できず。
無理でした。
まあ、時間をかけて手間をかければ物事が完成するかといわれればそんなことはなくてですね!それこそ本当にいいものというのは、かなり脳の中をすんなりと通るものなんですよ!手間と評価は全然関連性ないの(力説)!しかも栞は読書量が他人と比べて異常に多いため、それが足かせにもなっているみたいですね。知識もあればいいというものではないのです。自分もちっこいSS書いたりもしますが、ライトノベルに限って言えばもう3年くらい読んでませんよ。小説も「告白」が最後ですわ。そんな奴が何を好んで感想書いてんだ……とも思われそうですが、まあそれは置いておいて。結局完成しなかった栞先生は担当編集・桂木にこっぴどく叱られました。
「あと一時間あれば……できたんですけど……」
内側で内弁慶にして話す栞もかわいいですが、やっぱり照れながら話す栞が一番かわいいですね。っていうか個人の趣味だけども。さて、時間もない栞の小説をどうするか……と桂馬くんは考えます。むむむ。導き出した結論は「今日一日、図書館で二人で缶詰をする」ということでした。おおーラブコメっぽい展開!
次回、栞先生の作った小説に怒涛の神様補正が入ることでしょう……神にーさまの力があれば、エロゲギャルゲシナリオライターも夢じゃない!
今週の本の神様!
本には~それは~それは綺麗な~女神様が~いるんやで~♪
って、こんな身なりかよっ。