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管理人:とれふる
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TINAMI
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神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。
ご意見・ご要望があれば studiotrefle0510☆gmail.com の方まで、☆を@に変換してお気軽にどうぞ。
鮎川天理さんからの求婚もお待ちしています。
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あとは君のターン。
今週の神のみぞ知るセカイは148話「かくも長き篭城」でした。一向に進まなかった栞の物語に、ついに一筋の光が差し込むお話でした。しかし、そこにはもう……。
前回、長い時間をかけて苦労しながらもまったく成果を出せなかった栞。見かねた桂馬くんが提案したのは、今日一日、図書館でカンヅメをして過ごすことでした。
今回のお話は、個人的にかなり好きな話でした。久しぶりに「神のみ」らしい展開だったかなー、と!神のみはやっぱり恋の話なんですよね……月夜や結の再攻略は女神の力が強く関与してましたが、今回はそれがほとんどない桂馬くんVS栞の様相を呈してました。再攻略らしくなく、ファースト攻略を彷彿とさせる面白さでした。
栞は桂馬くんが転がしたとおりに転がってくれるので攻略は楽……と言いましたが、やっぱりそうみたいですね。桂馬くんに恋をしきっている栞に関して、桂馬くんはほとんど何もせず今回まで来ましたし、今回も一つメッセージを与えただけです。それが一番重要なんですが、栞が精神世界でカシラギと渡り合うところも楽しかったですね。再攻略での栞はみなみ以上の恋する乙女ですが、そんな栞が心の内側で桂馬くんに意見をぶつけるのは、なんというか、ドキドキします。
片想いというのは自分との戦いなんですよね……それこそみなみ編を読んでもらえると分かりますが、戦う相手は自分。好きな相手に話しかけるかどうかも、思いを告げるかどうかも、全ては自分とのバトルなのです。栞は精神世界でカシラギと言い争いを繰り広げていますが、これ、言い争ってるのは本当は栞どうしなんじゃないかなぁ。よく考えてみると、最初にカシラギが登場したときも中身は栞そのものでしたし。栞の内側におけるカシラギは、もうひとりの栞、もうひとりの自分自身なのかもしれません。
そんな「カシラギ」を、栞は糾弾します。

……そもそもカシラギ!あんたが全然動いてくれないのがいけないのよ!……
「ボクのせいだって言うのかい?それは書く人の能力なんじゃないか?」
「栞は変わったよ。君は本を読んでいるだけで満足だったんじゃないのかい?」
「小説を書いて…誰に読んでもらいたかったんだい?」
ま、逆に質問攻めにあってますが。それでもカシラギが栞に問いかけることは、全てが栞の思いの内側を掘り返してきてますね。片想いと言いましたが、栞はすべて分かっているのかもしれません。心がモヤモヤして何かしなければいられなかった……と、小説を書き始めた理由を答えた栞。栞の思いはカシラギのところにあって、現在の栞にはどうも届いていないのかもしれません。
が。
桂木桂馬、彼と出会って栞は少しでもそれに気づけたのではないでしょうか。カシラギとの論争を終えたあと、栞は「余計モヤモヤしただけだった」と言いました。モノローグですからこれはおそらく本心なんだろうなあ……栞はファースト攻略のときは歩みを止め、本の砦の中にいましたが。今回は自分から小説という目標を設置して、それを書き上げるために必死に自分と戦っています。歩を進めることはできている―――だとすれば、あとはどこに向かって歩くかどうかですよ。そしてまっすぐ歩けるかどうか。しかし栞は、どうもゴチャゴチャしたことに囚われて目線の位置を間違えていますね。宇宙でも見てますよきっと。

だからこそ―――桂馬くんはこう助言したのでしょうね。「ゴチャゴチャ考えてないで書けよ。書けばいいよ。お前なら書けるよ、誰よりも面白い話」。宇宙とか見てないで、裏側にいる倒錯変態男を見てないで、とりあえず進むことに集中すればいい。そんな簡単に言わないで、と桂馬くんの無責任さに小さく憤る栞でしたが、それは無責任とかではなくて、しっかりとした理論に伴った理屈なんですよ。
面白いよ。
お前が書く話は、面白いからと。
お前が書くお前の話は、面白いと。
それは単純すぎる理屈だったのかもしれません。栞はいつも、部屋で物語を進めるときも、図書館に篭城したときも、そして今、桂馬くんに思いを寄せているときも。ずっと内側の自分自身と対話してきました。それが「モノローグ」ですよ。外側に向ける自分と内側に居座る自分。そのどちらもが自分で、自分がそのどちらの自分とも同じだとすれば。栞がもっとも描ける世界はそこにあるのでしょう……栞が輝ける世界はそこにあるのでしょう。
そして。
そして栞はそれを、他の誰かに見せようともしています。砦を作って外の世界を拒絶していた栞が、それを打ち壊して、勇気をもって外へ歩き出した。そんな自分が持つ「他人に見てほしいもの」というものは、広大な宇宙戦争でもなく、変態男の人生でもなく、
汐宮栞。
その女の子の人生と、そこに広がる宇宙だったに違いません。

桂馬くんに教えられて、筆を進める栞。しかしそこにはもう彼の姿はない。それもそのはず―――彼からはもう、全てを貰っているから。積まれた無数の本から引っ張りだしてもらった。勇気をもらえた。そして外の世界へ足を踏み出せた。桂木桂馬があの篭城のときにいた人間だからこそ、勇気をくれた人間だからこそ、栞は一人で進んでいかなければならないのです。それは悲しいことかもしれませんが。
それを乗り越えるのが、勇気、ですよ。
一人で黙々と作業を続ける栞。果たして物語は完成するのか……次回、一人の少女の宇宙が爆ぜる、のか?
今週の悪魔退散!

地獄の定期報告会に参加するため、一時離脱するハクア。エルシィも忙しいし、ご飯も桂馬くん一人ですねー今夜は。誰か作りに行かないといけいんちゃうの?うーんそうだなあ、例えば、隣に住んでる幼なじみとか。うん。
今回のお話は、個人的にかなり好きな話でした。久しぶりに「神のみ」らしい展開だったかなー、と!神のみはやっぱり恋の話なんですよね……月夜や結の再攻略は女神の力が強く関与してましたが、今回はそれがほとんどない桂馬くんVS栞の様相を呈してました。再攻略らしくなく、ファースト攻略を彷彿とさせる面白さでした。
栞は桂馬くんが転がしたとおりに転がってくれるので攻略は楽……と言いましたが、やっぱりそうみたいですね。桂馬くんに恋をしきっている栞に関して、桂馬くんはほとんど何もせず今回まで来ましたし、今回も一つメッセージを与えただけです。それが一番重要なんですが、栞が精神世界でカシラギと渡り合うところも楽しかったですね。再攻略での栞はみなみ以上の恋する乙女ですが、そんな栞が心の内側で桂馬くんに意見をぶつけるのは、なんというか、ドキドキします。
片想いというのは自分との戦いなんですよね……それこそみなみ編を読んでもらえると分かりますが、戦う相手は自分。好きな相手に話しかけるかどうかも、思いを告げるかどうかも、全ては自分とのバトルなのです。栞は精神世界でカシラギと言い争いを繰り広げていますが、これ、言い争ってるのは本当は栞どうしなんじゃないかなぁ。よく考えてみると、最初にカシラギが登場したときも中身は栞そのものでしたし。栞の内側におけるカシラギは、もうひとりの栞、もうひとりの自分自身なのかもしれません。
そんな「カシラギ」を、栞は糾弾します。

……そもそもカシラギ!あんたが全然動いてくれないのがいけないのよ!……
「ボクのせいだって言うのかい?それは書く人の能力なんじゃないか?」
「栞は変わったよ。君は本を読んでいるだけで満足だったんじゃないのかい?」
「小説を書いて…誰に読んでもらいたかったんだい?」
ま、逆に質問攻めにあってますが。それでもカシラギが栞に問いかけることは、全てが栞の思いの内側を掘り返してきてますね。片想いと言いましたが、栞はすべて分かっているのかもしれません。心がモヤモヤして何かしなければいられなかった……と、小説を書き始めた理由を答えた栞。栞の思いはカシラギのところにあって、現在の栞にはどうも届いていないのかもしれません。
が。
桂木桂馬、彼と出会って栞は少しでもそれに気づけたのではないでしょうか。カシラギとの論争を終えたあと、栞は「余計モヤモヤしただけだった」と言いました。モノローグですからこれはおそらく本心なんだろうなあ……栞はファースト攻略のときは歩みを止め、本の砦の中にいましたが。今回は自分から小説という目標を設置して、それを書き上げるために必死に自分と戦っています。歩を進めることはできている―――だとすれば、あとはどこに向かって歩くかどうかですよ。そしてまっすぐ歩けるかどうか。しかし栞は、どうもゴチャゴチャしたことに囚われて目線の位置を間違えていますね。宇宙でも見てますよきっと。

だからこそ―――桂馬くんはこう助言したのでしょうね。「ゴチャゴチャ考えてないで書けよ。書けばいいよ。お前なら書けるよ、誰よりも面白い話」。宇宙とか見てないで、裏側にいる倒錯変態男を見てないで、とりあえず進むことに集中すればいい。そんな簡単に言わないで、と桂馬くんの無責任さに小さく憤る栞でしたが、それは無責任とかではなくて、しっかりとした理論に伴った理屈なんですよ。
面白いよ。
お前が書く話は、面白いからと。
お前が書くお前の話は、面白いと。
それは単純すぎる理屈だったのかもしれません。栞はいつも、部屋で物語を進めるときも、図書館に篭城したときも、そして今、桂馬くんに思いを寄せているときも。ずっと内側の自分自身と対話してきました。それが「モノローグ」ですよ。外側に向ける自分と内側に居座る自分。そのどちらもが自分で、自分がそのどちらの自分とも同じだとすれば。栞がもっとも描ける世界はそこにあるのでしょう……栞が輝ける世界はそこにあるのでしょう。
そして。
そして栞はそれを、他の誰かに見せようともしています。砦を作って外の世界を拒絶していた栞が、それを打ち壊して、勇気をもって外へ歩き出した。そんな自分が持つ「他人に見てほしいもの」というものは、広大な宇宙戦争でもなく、変態男の人生でもなく、
汐宮栞。
その女の子の人生と、そこに広がる宇宙だったに違いません。

桂馬くんに教えられて、筆を進める栞。しかしそこにはもう彼の姿はない。それもそのはず―――彼からはもう、全てを貰っているから。積まれた無数の本から引っ張りだしてもらった。勇気をもらえた。そして外の世界へ足を踏み出せた。桂木桂馬があの篭城のときにいた人間だからこそ、勇気をくれた人間だからこそ、栞は一人で進んでいかなければならないのです。それは悲しいことかもしれませんが。
それを乗り越えるのが、勇気、ですよ。
一人で黙々と作業を続ける栞。果たして物語は完成するのか……次回、一人の少女の宇宙が爆ぜる、のか?
今週の悪魔退散!

地獄の定期報告会に参加するため、一時離脱するハクア。エルシィも忙しいし、ご飯も桂馬くん一人ですねー今夜は。誰か作りに行かないといけいんちゃうの?うーんそうだなあ、例えば、隣に住んでる幼なじみとか。うん。
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