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管理人:とれふる
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TINAMI
インタビューズ
神のみぞ知るセカイを人生の主軸、少年サンデーとアニメを人生の原動力としている人。
絵やSSもたまに書きますが、これは人生の潤滑油です。つまり、よくスベる。
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鮎川天理さんからの求婚もお待ちしています。

都条例も一刀両断!
今週の神のみぞ知るセカイは143話「ナイトinナイト」でした。結、マルス、そして女装桂馬くんに決着がつくであろう回でした。 いやーみんな強敵だぁ。
前回、結とのデートの中で攻められっぱなしだった桂馬くんですが、今回は周到に用意を重ねて、結に一矢報いたみたいですね。
結と入ったアドベンチャー施設で、ハクア扮する偽ヴィンテージにわざと襲われた桂馬くん。それを助けようと「思い」を燃やしたマルスは結の体をのっとって顕現しました。状態がカオス極まりないということで、結の再攻略自体はそれほど話数を積まずに終了しましたね。
もともと、結は桂馬くんに好意を向けていました。屈託のない笑顔で放たれるそれは、裏側に何か別の思惑をひめていて……なんてこともなく、そのまっすぐな思いのままだったんですね。だからこそ桂馬くんが苦労していた面もあるんですが、女神を顕現するためのエネルギーとしては十分だったようで。偽ヴィンテージと化したハクアを、現れたマルスは剣の一振りで退散させます。
マルス、かっこいい……!アトラクションの設定で、まさにナイトのごとき服装をしているマルスですが、ピッタリですねぇ。登場の仕方や攻撃も、まるでバトル漫画かといった感じのコマ割りとなっています。こういうものを見るたびに、自分はアルバと重ね合わせちゃったりもするんですが……マルスは出てきてもおかしくないキャラですな。意外とこういうところで、ボツになったアルバキャラとかを出していてくれてたりすれば嬉しい。って、こりゃただの妄想だ。
力を取り戻しきれていないディアナに体が不自由なウルカヌスと、戦力的には劣勢だった女神軍でしたが、マルスの加入によって戦局は大きく傾きそうですね。炎の影で登場するとか、演出面でも強いですよ、彼女は。
今回、一気に顕現から翼までの力を手に入れた結とマルス。
その思いの源を考えたとき、結は、やっぱり誰かを守りたいと思っていたのではないでしょうか。
初めて桂馬くんに攻略されたとき、親と家に縛られてばかりだった結は何もできずにいました。部活は親の鶴の一声でやめさせられ、やりたくないことをやらされていた。その中で自分「五位堂結」という存在は希薄で脆かったに違いありません。
ただ、ある日駆け魂の作用で桂馬くんと体が入れ替わります。入れ替わった桂木桂馬の体は身体的な縛りさえあれど、何にも抑圧されることない自由な世界に住んでいました。親の前ではできなかった音楽を桂馬くんの体ならば自由にできる。奏でたい音を、周りの誰に遮断されることもない。このままこの体でいたい―――攻略されていく中で、結はその思いを強めていきました。
結攻略は、非常にフィジカル要素が目立つ展開でした。トイレに困る結に対して風呂に困らない桂馬くん。容姿が結なのにゲームをしたり、容姿が桂馬くんなのにナヨナヨしていたり。結が世界から縛られないで生きていけたのも、それと同じ「フィジカル」だと。結はそう思っていました。
ただ、入れ替わった桂馬くんが自分の代わりに親や家族に囚われているのを見て、彼女の中の思いはくるりと転換しました。体とそこから生じる自由に依存していてはいけない。五位堂結の体は五位堂結のものであり、五位堂結がおくる生活もまた……五位堂結のものだから。そこに関するのはフィジカルな面ではなく、メンタルですよ。それに気づいた結は、攻略後に親という外圧から卒業して「男装」をするようになった。それがラクだから、それが好きだから。
結が男になりたがるのは、すなわち強くありたいと思う印です。親から守られているだけの存在ではなく、一人で立って歩いていけるようになりたい。それができた結は今度「誰かを守りたい」と……そう思ったのではないでしょうか。手を取ることなく一人で歩けるようになった。だから今度は、困っている誰かの手を取るような存在になりたい。結は少しずつ体を鍛えていると言っていましたが、今週の結はそれ以上にメンタル面でかっこよかったと思うのです。たとえアトラクションの仕掛けには驚いても、大事な人が危険な状態になったときは怖気つかずに挫けずに立ち向かっていく。偽ヴィンテージを装ったハクアが構えた剣を素手で掴みに行った結はきっと、そういう「他人を救える存在」になっていたのではないでしょうか。結は今度こそ、五位堂結のままで、桂木桂馬を抱えることができましたから。そこに、彼女の思いの果てがあったのかもしれません。
今週のDon't forget!
「お色気要因」ほど空しい言葉はありませんが、着々とそこに近づいてしまっているハクア。しかも捨てゼリフが「覚えときなさいよ!」ですよ。ドロンジョ様か。ちなみにこのセリフ、桂馬くんに対して「夜まで私の裸を脳裏に焼き付けておきなさいよ!」と言っているわけではありませんので、あしからず。
常日頃「もっと天理にサービスシーンを……」と言ってますが、頻発したらしたでこれまた困った事態になるかもしれませんね。なんにせよ、やっぱり桂馬くんのバディー化はあまりにも危険ですわ。引き立て役にしかなれませんもん!長年その位置にいながら、むしろ個性を増していくエルシィにはアッパレとしか言いようがありません。